トリノFC情報局

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評価を高めるブレーメル。契約延長の意図とは?

新生トリノの3バックにおいて中央でプレーしディフェンスリーダーとして今季評価を高めているグレイソン・ブレーメル。現時点で欧州5大リーグ全クラブのセンターバックの中でも空中戦勝数、インターセプト成功数ともにベスト5に入るなど驚異的なパフォーマンスを披露する彼は、セリエAのみならず欧州中にその名を轟かせている。

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加入当時の指揮官ワルテル・マッツァーリは「私が育てた!」とコメントしているが実際その通りではある

ブレーメルがトリノに加わったのは2018年の7月。センターバックの補強を画策していたトリノは、当時サントスに所属していたルーカス・ヴェリッシモ(現ベンフィカ)をトップターゲットとして狙っていたが最後までクラブ間合意を見出せず、当時のジャンルーカ・ペトラーキSDが彼の代替案としてアトレチコ・ミネイロから€500万の移籍金で連れて来たのがこのブレーメルだ。加入直後からブラジル代表監督が招集に興味を示すなど将来が約束された選手として加入したブレーメルは、アンフィールドで行われたプレシーズンマッチリヴァプール戦において対峙したサディオ・マネを完封するなど、欧州初挑戦ながらも即戦力として計算できる選手である事を証明。セリエAでも第1節ローマ戦から途中出場を果たし、以降準レギュラー的な立場でセリエAの水にみるみる馴染んでいった。その後監督交代が何度も起きたトリノにおいて居場所を失う事なく順調に成長を遂げたブレーメルは、ニコラ・エンクルの退団により今季からディフェンスリーダーに。アグレッシブな守備戦術を敷くイヴァン・ユリッチの監督就任によるシナジーも相まって現在に至る。

 

 

プレースタイル

 

彼のストロングポイントはなんと言っても強靭なフィジカルを活かした積極果敢なハードチャージと鋭い出足から繰り出されるインターセプト。マンツーマンディフェンスにおいては必要不可欠な能力ではあるが、試合後帰宅時まで一緒について行かんばかりに相手センターフォワードを執拗に追っかけ回すマンマークの粘り強さはストーカーの資質すら感じさせる。セットプレー時には得点源としても機能し、トリノでのセリエA出場100試合のうち12ゴールをセットプレーから記録している。

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ちなみにブレーメルと同時期にトリノに加入した"フォワード"のシモーネ・ザザは101試合出場20得点(^ω^)

 

敢えてブレーメルの弱点に触れるならば、ビルドアップ時の組み立ての丁寧さだろう。前任者エンクルはグラウンダーの速いボールを散らす能力に秀でていたが、ブレーメルの縦パスには言うなれば「愛がない」事が多い。トラップの難しいイレギュラーなボールを蹴り出す事が散見されるのだ。受け手となるヨシップ・ブレカロをはじめとするアタッカー陣のボールスキルでカバーされているためあまり目立たないが、セレソン選出を目標としていくならここが改善すべき点となるだろう。

 

人気銘柄となったブレーメルの将来は?

 

先日トリノとの契約を2024年まで延長したブレーメル。元々の契約は来年までだったのだから、正直なところこの意図としてはクラブに移籍金を残すためとしての意味合いが強い。つまりクラブも彼の退団をある程度覚悟しているという事だ。

 

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噂される主な移籍先候補

インテル デ・フライの後釜候補として興味を示しているとの報道

ミラン 頭数の少ないセンターバックの補強候補としてリストアップ

ユヴェントス マンドラーゴラの保有権を交渉に利用する意向との噂だが絶対売らねえ

リヴァプール 4年前の対戦時から注目していた可能性大

バイエルン 既にトリノ接触したとの噂も

トッテナム イタリア方面に強い強化部の存在が影響か

 

トリノとしては移籍金約€4000万を要求する姿勢を見せており、今後の動向が注目される。本人も現在はトリノでのプレーに集中したいと語っており、退団となる運命だとしてもいちサポーターとしては彼のプレーを今後も楽しみたいところだ。