トリノFC情報局

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【あけおメイテ】19/20シーズン トリノFC 前半戦の通信簿

あけおメイテ、ことよロッロということで2020年最初の記事では前半戦の振り返りをしていきたい。現在19試合を消化しているトーロは8勝3分8敗の8位に位置しており、やや期待外れといった印象だ。単純な比較をすると、今季は前半戦だけで昨季まるまる1シーズンの敗戦数(7敗)を超えていることになるし、順位の上でも一桁と二桁を行ったり来たり。欧州争いを序盤から繰り広げる予定も大幅に狂ってしまった。

 

言い訳をするのであれば予期せぬEL予選出場で急遽キャンプインを早めざるを得ず、挙げ句の果てにはウォルヴァーハンプトンというEL予選最強のチームと強度の高い試合を繰り広げたことで、フィジカル的にもメンタル的にも疲弊してしまったことが影響しているのは間違いない。実際ここに来て怪我人も続出しており、メディカルスタッフも大忙しといったところだ。ティフォージからはカイロ陣営の退陣とマッツァーリ解任が繰り返し要求される有様で、トーロを取り巻く雰囲気は極めてダークなものになっている。

 

さて、前置きはこの辺にして本題に入ろう。

 

監督 ワルテル・マッツァーリ 5.0

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やや遅れたとはいえ希望した新戦力も到着し、マイナス要素のない状態で臨んだ前半戦だったが結果を出せていない。プレシーズンで継続して試した3-4-2-1も最近になってようやく使い始めたし、時には4バックも使用したりと一貫性のなさが目立つ。また、メンバーを固定し過ぎる嫌いがありスカッド内のヒエラルキーは完全にマンネリ化。チーム内でのポジティブな競争は全く見られなくなってしまった。カイロは彼への変わらぬ信頼を強調しているもののティフォージからの信頼は完全に地に落ちており、今季末までとなっている契約が延長されることは無さそうな雰囲気だ。何より審判に罵声を浴びせまくるのはガラが悪過ぎる

 

4. リャンコ・ヴォイノヴィッチ 5.5

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セリエA 6試合出場

 

多過ぎる。とにかく怪我が多過ぎる。またかよ!と何回言わせれば気が済むのだろうか。自身最大の敵である負傷グセを克服しいざレギュラー奪取!と意気込んだ今季も主戦場は治療台の上。ピッチに立てばレギュラーに相応しいパフォーマンスを見せるのだが、ここまで稼働率が悪いと正直移籍の噂が出ても仕方ないように思う。問題が彼にあるのか、トーロのメディカルスタッフにあるのかは分からないが、もはや何かしらの対策が必要なレベルだ。関係ないけど奥さんがめっちゃ綺麗なので皆さんにはぜひ確認して欲しい。

 

5. アルマンド・イッツォ 6.5

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セリエA 19試合出場1得点

 

昨季ほどのバケモノぶりではないものの、基本的には一定のパフォーマンスを維持。負傷もせず全試合にフル出場している点は本当に凄イッツォアッズーリにも継続的に招集され、チームの不調とは裏腹に個人としてはイッツォイッツォ(一歩一歩)前へ進んでいる印象だ。ボールを相手ごと削り取るディフェンスはイタリアを代表するレベル。2年後のワールドカップでメンバー入りを果たすためにも、トーロの調子を押し上げるような活躍を期待したい。

 

7. サシャ・ルキッチ 6.0

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セリエA 13試合出場

 

完全にレギュラー奪取とはいっていないものの、忠実にタスクをこなすチームプレイヤーとして及第点のプレーぶり。メイテの不調を鑑みると、チーム内での序列は上がっていると言っていいだろう。対人守備にやや改善の余地があるものの、ボールを簡単に取られないテクニックや視野の広さはこれからの成長にも大きな期待が持てる。ややラフプレーが多い傾向があるが、その辺はたぶん背番号88が吹き込んだのだろう。あいつの罪は重い。

 

8. ダニエレ・バゼッリ 5.5

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セリエA 15試合出場2アシスト

 

中盤の構成力アップは彼のプレー次第と言っても過言ではないが、インパクトを残すには至らず。シーズン序盤は長短のパスを織り交ぜたゲームメイクとそのイケメンぶりで司令塔の役割を無難にこなしていたが、プレシーズンから続いた過度なプレータイムが祟り徐々にコンディションが低下。イケメンではあるが結果的に昨年末ついに負傷離脱してしまった。ただ守備での貢献度は依然として高い上イケメンなため、復帰後のパフォーマンスに期待したい。

 

9. アンドレア・ベロッティ 6.5

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セリエA 17試合出場9得点2アシスト

 

9ゴールの内訳はリゴーレが5つ。流れの中からは4ゴールのみという成績ではあるが、それでも今のトーロが"戦術ガッロ"なことに変わりはない。愛情のないロングボールも身体を張ってマイボールにし、時にはファウルを誘うプレーで味方を大いに助けている。ボールを持った時のワクワク感も戻ってきた印象があり、味方が彼にもっと良質なラストパスを供給できれば得点数もまだまだ伸びそう。サボらず相手を追いかけ回すチェイシングも非常に光っており、彼抜きのトーロは文字通り骨なしチキンのようなものだろう。だけに。IPPON!

 

10. イアゴ・ファルケ 5.0

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セリエA 4試合出場

 

ここまでピッチに立ったのはなんとたったの98分。背番号10を背負いトーロの攻撃陣を牽引する活躍が期待されたものの、恐るべき稼働率の悪さで完全に期待を裏切っている。現地メディアの調査によると、ここ約1年の彼はなんとほぼ1ヶ月に1度しかピッチに立っていない計算になるそう。移籍の噂も例年にも増して大きくなっており、不本意ながらもアゴ部活辞めるってよが全国で上映開始されそうな勢いだ。つまんね。

 

11. シモーネ・ザザ 5.5

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セリエA 13試合出場3得点1アシスト

 

調子は上がっている。確実に。だがまだベロッティの負担を軽減させるパフォーマンスには至っておらず、ティフォージからは依然として放出を望む声が聞こえる状況である。得点数の少なさに代表されるように攻撃面での貢献度の低さはあるものの、気持ちのこもったプレーは見せており個人的にはまだトーロで見たい選手だ。プレシーズンでは好調だったため、使い方次第では案外あっさり活躍しそうな気もするが。あと髪の毛剃らなかったらどうなるのかも見たい。

 

14. ケヴィン・ボニファーツィ 5.5

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セリエA 3試合出場1得点

 

開幕3試合では継続してスタメン起用されたが、その後突如としてベンチに降格。負傷離脱などもあったにせよ、そこからのカンピオナートでは1度もチャンスを与えられていない。コッパ・イタリアジェノア戦ではピッチに立ったが、マッツァーリからは完全にカップ戦要員の扱いを受けている。ハッキリ言って謎だ。関暁夫にはぜひこの謎の真相に迫って欲しい。ポテンシャルと能力を考えてもスタメンに値する選手なだけに、これからの期待を込めてこの点数とした。どうか移籍しないで...

 

15. クリスティアン・アンサルディ 7.5

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セリエA 13試合出場4得点2アシスト

 

2年前にトーロにやって来たが、ぶっちゃけインテルで成功できなかった理由が分からないほどだ。そんなレベルの選手であることに疑いの余地はない。今セリエAで最も危険なサイドバックウイングバックの1人だろう。得点も奪えてアシストも期待できる上、テクニックを活かした剥がしやビルドアップは常に高いレベルをキープしている。Instagramのストーリーは専ら宗教的な投稿ばかりなためちょっと引くが、それを差し引いても改めてトーロに来てくれてありがとう。

 

18. サミル・ウイカニ -

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セリエA 0試合出場

 

ケガニ、タラバガニ、ウイカニ!(ここで両手をハサミにして上に突き上げる)でお馴染み。控えキーパーとして加入したためここまで公式戦での出番はゼロとなっている。ぜひプレーしているところを見たいが、シリグが万全な限りゴールマウスに立つ可能性はなさそうだ。カニ食べたい。

 

20. シモーネ・エデラ 4.0

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セリエA 2試合出場

 

長いリハビリ期間を終えた後2度チャンスを与えられていることから、マッツァーリ的にはまだ可能性を捨て切れない部分もあるのだろう。ただ、今季初出場となったジェノア戦では2分間で2枚のカードを頂戴しソッコーでお役御免というスーパープレーで会場を沸かせている。プレーのクオリティは正直セリエAのレベルにあるとは言い難く、トーロで居場所があるとは考えにくいのが現実だ。2年前には将来性を感じさせるアグレッシブなパフォーマンスで高評価を得ていたが、この1年は完全に伸び悩んでいる。移籍という選択肢も視野に入れ、環境を変えた方が彼のためにもなるのではないだろうか?

 

21. アレハンドロ・ベレンゲル 6.5

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セリエA 12試合出場5得点

 

今トーロで最も旬な選手だろう。2年前の加入以降ウイングバックやウイング、メッザーラなど様々なポジションで起用されたが今季からは主にシャドーという新ロールを手にし徐々にレギュラーを奪取していった。好不調の波が激しいのが弱点だったが、根気強く使い続けたマッツァーリの指導もあってコンスタントに結果が出せる選手に。比較的小柄だが確かなスキルと機動力で前線のベロッティをサポートしている。ピッチ内でこそキャプテンをサポートしているが、ピッチ外ではイタリア人彼女の手厚いサポートを受けているようで、実に腹立たしい。

 

22. ヴィンチェンツォ・ミリコ 6.0

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セリエA 2試合出場

 

エデラと同じく出番はたったの2度だったが、正直意味が全く違う。カカーに憧れて22番を背負うこの若武者はトップチームでも居場所があることを短いプレータイムの中でも示している。プロ1年目にもかかわらずしっかりと周囲を見渡して冷静に判断するプレーも見受けられ、高いポテンシャルを秘めていることは誰の目にも明らかだ。その辺は敢えてSNSノロケまくった挙句の失恋を経験することでメンタルを鍛えたのだろう。意識高い。

 

23. スアリオ・メイテ 5.0

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セリエA 16試合出場2アシスト

 

昨年の今頃はポグバとモドリッチを足して2で割ったような選手とか言われていたが、今のプレーぶりではもはや両者に失礼だ。考えられないようなパスミスを繰り返すし、不用意なボールロストもかなり目立つ。夏に中盤を補強しなかっただけに、トーロとしても彼の低調はかなり計算外。ティフォージの心ないブーイングがミスを誘発しているとも考えられるため、もう一度温かい目で見てやるべきだろう。ちなみに、今季の不調は髪の毛が邪魔なだけ説は筆者の中で結構根強い。

 

24. シモーネ・ヴェルディ 5.5

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セリエA 17試合出場3アシスト

 

シーズン序盤は完全に"ニアンの再来"としてがっかりするようなプレーぶりだったが、ここ最近のパフォーマンスは上昇傾向にあり、ベロッティらとのコンビネーションを深めればより危険な存在になれる予感も。この調子で調子を上げていけば、初ゴールもそう遠くはないはずファルケが復帰した際もレギュラーを維持できるかで今季の成否が決まってきそうだ。隣でプレーするベレンゲルの好調に乗っかりたいところ。将来的には東京ヴェルディでプレーして欲しい。

 

25. アントニオ・ロザーティ -

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セリエA 0試合出場

 

とにかくキャラが好きすぎるので、残り1年の契約期間の中で試合に出ているところを見せて欲しい。ロッカールームの盛り上げ役としてはコンスタントなパフォーマンスを見せており、チームメイトたちも大いに助かっていることだろう。またクラブ公式Instagramを乗っ取ってふざけたストーリーをアップして欲しい。

 

27. ヴィットーリオ ・パリジーニ -

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セリエA 0試合出場

 

負傷離脱の期間が長かったとはいえ、全く出番が与えられないことに何ら不思議はない。序列では既にミリコに抜かれており、エデラと同じく現状トップチームで居場所はなさそうだ。あと車を運転しながらストーリーを撮影するのはシンプルに危ないのでやめて欲しい。ジェノア移籍が濃厚と報じられているが、果たしてどうなるか。

 

29. ロレンツォ・デ・シルヴェストリ 5.5

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セリエA 13試合出場

 

元から質より量で勝負するタイプではあるが、それにしても質が低すぎる。プレスを掛けられると簡単にロストするし、パスの精度も正直酷い。守備時の粘り強さは健在だが、正直全体的に能力面の衰えが隠し切れない印象だ。チームの不調と比例してパフォーマンスを落としている可能性もあるが、今季末までとなっている契約も延長の気配がない。ロザーティと同じくキャラは大好きな選手だが、このままいけば6月にサヨナラとなるだろう。

 

30. コフィ・ジジ 5.5

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セリエA 9試合出場

 

モレッティの引退後左センターバックのレギュラーを正式に引き継ぐと予想されたが、シーズン序盤はエンクル事件の影響で慣れない中央でのプレーを強いられ評価をやや落とした。その後はトーロ戦士の例に漏れずしっかり負傷離脱してしばらくプレーから遠ざかったが、ここに来て再びレギュラー争いに名乗り。まだトップフォームではない感もあるが、他のライバルにはない経験値を武器にポジション奪還を達成して欲しいところだ。最近気づいたが発音はジジというよりヂヂなのでは。

 

33. ニコラ・エンクル 7.0

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セリエA 13試合出場

 

まあなんというか色々あったが、ピッチに戻ってからのパフォーマンスぶりは流石の一言。彼の中でも何か吹っ切れたものがあるのだろう。大声を出してチームメイトに喝を入れる姿は、半年前まで移籍を希望しチームに背を向けていた男のそれとはとても思えない。ディフェンスリーダーとしてのコーチングはもちろん、クレバーかつ執拗なマーキングと極上のボールスキルでトーロの守備陣に安定をもたらしている。彼との契約は残り1年となっているが、なんとか延長を果たして欲しいものだ。とりあえずカイロはエンクルに謝れ。

 

34. オラ・アイナ 4.5

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セリエA 16試合出場1アシスト

 

メイテと同じく昨季に比べ劣化ぶりが酷い。何を取っても常にトーロの穴であり続け、攻守ともに散々な出来だったと言わざるを得ないだろう。年齢的にもまだまだこれからの選手なため、この苦境を逆にチャンスだと捉えてリスタートしてもらいたいところ。ただ、メイテ同様流石に現地のティフォージどももブーイングを浴びせ過ぎ。萎縮するに決まってんだろバカかよ。アイナには好き勝手言えるただのファンの声など無視して精進して欲しいと願うばかりだ。

 

36. グレイソン・ブレーメル 6.5

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セリエA 11試合出場1得点1アシスト

 

群雄割拠の左センターバックのポジション争いだが、今最もレギュラーに近いのはこの男だろう。今季既に2度の退場処分を喰らっており、その辺りのリスクマネジメントは未熟な印象だが、それを差し引いても見事なパフォーマンスを見せていると言えよう。若いながら完成されたフィジカルを躊躇なくぶつけてボールを奪い取る守備は、昨年よりも強度が増した印象。ビルドアップのパスも堅実で、左足も問題なく使える点はさすがブラジリアンといったところか。なんとなく着替えが遅いイメージがあるので、その辺のスピードは上げて欲しい。

 

39. サルヴァトーレ・シリグ 8.0

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セリエA 19試合出場

 

ここまでのトーロは合計で26失点を喫しているが、彼がいなければ間違いなくもう少し多くの失点数を記録していたしその超人的な反応は常にトーロの守備陣を鼓舞し続けた...などと評価するよりも、ただ一言気持ち悪いと言った方が分かりやすいだろう。試合を見ていても「止めた!!すげー!!!」より「え...?それ止めちゃうの...?(ドン引き)」みたいなリアクションの方が個人的には多かった。正直人間を辞めた可能性が高い。いてくれてありがとうよりも、いなかったらどうなってんだろ...という恐怖の方が強いくらいだ。後半戦は彼の仕事を減らすパフォーマンスを守備陣には求めたい。

 

88. トマス・リンコン 6.0

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16試合出場1得点2アシスト

 

中盤の選手では最も安定したプレーを見せた。汚れ役を買って出る献身性もさることながら、ベテランならではのプレーの堅実さも見事。闘争心剥き出しのチャージは相変わらず見る者を熱くさせる。彼にしては珍しく今季はまだ3枚しかカードを貰っていない点も評価に値するポイントだ。カウンター重視のサッカーを志向する上ではマッツァーリにとっても不可欠なピースと言える。しかし、加入1年目は線も細く完全なテクニシャンタイプだったルキッチをガチムチの世界に引き込もうとしている点は責任を感じて欲しい

 

93. ディエゴ・ラクサール 5.5

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セリエA 14試合出場1アシスト

 

同ポジションのアンサルディがほぼ完璧だったという事実はあるにせよ、ほとんどが途中出場という点はやや期待外れだ。合計プレータイムも19試合(1710分)でわずかに486分。アンサルディを休ませる駒のはずが、逆にアンサルディによって休ませられている。ただ出場した際のプレーは悪くなく、買取オプションが行使されるかどうかは後半戦の出来次第といったところだろう。トーロのフロントが2年近く前から追っていた選手なだけに、フィットすれば確実に重要な戦力となれるはず。次節からは巻き返しを期待したい。

 

【まとめ】全体的に期待外れ。及第点以下多し

 

シリグやベロッティらの個人能力頼みのサッカーでチームとしては大きく期待を裏切ったトーロだが、前半戦を折り返しての勝点は27。なんとこれ、昨季の現時点と同じ数字なのだそうだ。昨季はここから怒涛の無敗記録を打ち立て最後まで欧州争いを演じたわけだし、今季もぜひ再現を目指して欲しいところ。そのためにはここまで及第点以下の出来となっている選手たちの奮起が不可欠だ。指揮官マッツァーリを含め、後半戦は気持ちを切り替えて突っ走ってくれ!フォルツァトーロ!!

【トーロはどう動く?】冬のカルチョメルカート展望

さて、先日ズラタン・イブラヒモヴィッチミランへのセンセーショナルな帰還が公式発表された。外野からの意見ではあるが、勝者のメンタリティを持つ男として、そしてミラン最後のスクデットを知る男としてこの上ない補強な気がするし、ピッチ上ではもちろんロッカールーム内でもチームに与える影響は凄まじいことだろう。そういった意味で38歳という年齢はむしろ好ましいはず。彼らにとっては後半戦へ向けた素晴らしい補強だと感じた。

 

トーロも負けてはいられないミランと同様、ここまでのシーズンをうまくやっているとはとても言えない出来だからだ。後半戦への起爆剤として、冬メルカートでの立ち回りは非常に重要になってくる。そこで今回は現在出ているトーロに関する移籍関連の噂について見ていこうと思う。

 

獲得の噂

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この時期の報道は不確実な要素がかなり多く、信じられる情報は数少ないので、今回は噂ひとつひとつの信憑性についても個人的な見解を述べていく。

 

フアン・ジェズス 可能性 : 30%

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・元ブラジル代表

・28歳 

・ローマ所属 

 

昨年くらいからずっとターゲットとして報じられ続けている左利きのセンターバック。イマイチレギュラーが定まらない左センターバックの補強としては良いアイデアだ。ローマは彼の放出を容認しているものの、トーロにとって彼の年俸(€220万)はあまりに高く、また彼自身が昨年トリノ移籍を拒絶した経緯もあるため可能性はごくわずかだろう。

 

ルイス・アドビンクラ 可能性 : 55%

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・ペルー代表 

・29歳 

ラージョ・バジェカーノ所属

 

ロシアW杯にも出場した快速右サイドバック。グループステージのフランス戦ではなんと時速36kmにものぼるダッシュを繰り出し、あのクリスティアーノ・ロナウドを上回るスピードを記録している。所属するラージョは現在スペイン2部で14位に低迷しており、代理人がトーロを含むいくつかのクラブに売り込みを掛けたらしい。シーズン終了後の退団が濃厚となっているデ・シルヴェストリの後釜として獲得の可能性は低くないはず。価格も約€300万ほどと比較的お手頃だ。

 

ムサ・ワゲ 可能性 : 20%

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セネガル代表 

・21歳 

バルセロナ所属

 

こちらも昨年のW杯に出場した若き右サイドバックサンシーロで行われたチャンピオンズリーグインテル戦を視察していたトーロ幹部の目に留まったようだ。バルセロナは少なくとも夏までは非売品として見ているらしく獲得は困難だが、今季ここまでリーグ戦では1試合のみの出場となっているため、ドライローンでなら少しは可能性があるか。

 

セコ・フォファナ 可能性 : 10%

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コートジボワール代表

・24歳

ウディネーゼ所属

 

中盤補強の大本命。メイテが調子を落としている今、マッツァーリとしてはかなり欲しいタイプのプレイヤーだろう。一部報道によればウディネーゼパリジーエデラを欲しがっているらしく、トーロとしては両者を差し出すことでフォファナを迎え入れたいようだ。ただ、上記2名を差し出したところで彼の高額な移籍金がそこまで安くなるとも考えにくいし、競合相手も多い。いずれにせよ困難なオペレーションとなる。

 

ルフレッド・ダンカン 可能性 : 40%

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・ガーナ代表

・26歳

サッスオーロ所属

 

質と量を兼ね備えたガーナ人ダイナモ。駒数の少ないトーロの中盤を補強し得る候補として名前が挙がったが、フォファナより彼の方が可能性もあり狙い目なはずだ。彼も去年くらいから噂が出ていたが、サッスオーロの要求額が非常に高く実現しなかった経緯がある。しかし今季ダンカンはサッスオーロでのレギュラーポジションを失いかけており、昨年よりはチャンスがあるはず。ザザとのトレード案も噂されるがこちらはほぼ無いだろう。

 

ミラン・バデリ 可能性 : 50%

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クロアチア代表

・30歳

フィオレンティーナ所属(ラツィオからのローン)

 

クオリティ不足を露呈するトーロの中盤を救う新たな司令塔候補として噂が出ている。なんでもフィオレンティーナの監督交代により構想外になる可能性があるらしく、そうなった場合ローンを打ち切られるだろうとのこと。ラツィオの要求額も約€400万ほどと見られるため、新指揮官イアキーニの決断次第では1月からトリノに引っ越すかも?

 

ドルカン・トキョズ 可能性 : 10%

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・トルコ代表

・23歳

ベシクタシュ所属

 

センターハーフを本職とし、右サイドバックもこなせる運動量豊富なプレイヤー。今夏も彼の獲得を巡りミランフィオレンティーナなどが争奪戦を繰り広げていた。イタリアのみならず欧州5大リーグの強豪たちがこぞって関心を示す注目株だ。トーロとしてはリャイッチの移籍交渉で築いたベシクタシュとの友好な関係を活かし獲得に向かうと報じられているが、残念ながらトキョズは現在負傷中。復帰は来年2月を予定しているため、今冬はトルコに残るだろう。

 

ジャンルーカ・カプラーリ 可能性 : 20%
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・イタリア代表

・26歳

サンプドリア所属

 

負傷があまりにも多くほぼ幽霊部員のファルケの代役候補として名前が浮上。夏にも獲得が取り沙汰されていた、1.5列目を主戦場とするテクニシャンだ。相手バイタル付近でのアイデア不足を補う補強となり得る存在だが、トーロ移籍の噂を報じているメディアもまだひとつしかない上、サンプドリアの要求額も€1200万を下回ることはないと見られているため、信憑性にはやや疑問符が付く。個人的にはめちゃくちゃ好きな選手なのでぜひトーロで見たいが。また、同じサンプドリアからはガストン・ラミレスの噂もちらほら。

 

アンドレア・ペターニャ 可能性 : 5%

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・イタリア代表

・24歳

・SPAL所属

 

先日のトーロ戦でブレーメルを退場に追い込んだ上、挙げ句の果てには逆転弾を頭で叩き込んだミスタートラウマ。あくまでザザが移籍した場合ではあるが、トーロも獲得に動く可能性があるようだ。しかしSPALが残留への原動力である彼を冬に手放すことは考えにくく、争奪戦でのライバルも多い。残念ながら獲得はほぼ不可能だろう。

 

パトリック・クトローネ 可能性 : 10%
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・イタリア代表

・21歳

ウォルヴァーハンプトン所属

 

こちらもペターニャ同様ザザの去就次第。所属先のウォルヴァーハンプトンでイマイチフィットできておらず、早くもイタリア復帰の噂が出ている。ただ獲得へのライバルは多く、ポテンシャル充分のこの若手ストライカー獲得は困難を極めるだろう。ドライローンでなら可能性が出てくるが、いずれにせよ可能性はごくわずか。

 

ラグナル・アチェ 可能性 : 30%

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・U-21ドイツ代表

・21歳

スパルタ・ロッテルダム所属

 

アチェザザ次第といったところだが、現実的ではないペターニャやクトローネらと比べれば彼の方がトップターゲットだろう。スピードどフィジカル、テクニックの三拍子を完備するセンターフォワードだ。先月からバーヴァSDがスカウティングを続けているらしく、仮に加入することになればかなり期待が持てそう。もはやザザいても獲得しちゃおうよ。

 

移籍の噂

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トーロから去る選手もこの冬は少なくないかもしれない。出ている放出の噂についても同様に解説していこうと思う。

 

リャンコ・ヴォイノヴィッチ→ボローニャ? 可能性 : 30%

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今季こそはレギュラー奪取!とシーズンをスタートさせたはずがまたしても負傷の連続。レギュラー奪取どころかベンチ入りもままならない状況が続いている。そんなリャンコに熱視線を向けるのが恩師とも呼べるミハイロヴィッチボローニャだ。昨季も半年間過ごしたボローニャへの移籍は本人にとっても希望するところだろうが、リャンコは今年第一子が誕生しパパになったばかり。あまり頻繁に環境を変えるのは好ましくないかも?

アンドレア・ベロッティ→アトレティコ・マドリー? 可能性 : 5%

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€1億耳揃えて持って来い。

以上。

 

イアゴ・ファルケ→セビージャ? 可能性 : 20%

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一番の驚きは彼にも移籍の可能性があるということ。その理由は怪我の多さにある。今年ピッチに立った回数はペース換算するとなんと1ヶ月に1回を下回り、筆者も彼のプレーしているところを久しく見ていない。移籍金次第では母国復帰が実現する可能性は充分にあると言わざるを得ないだろう。市場評価も€1300万に低下しており、年齢などを鑑みるとクラブとしても今が売り時と判断するかもしれない。

 

シモーネ・ザザ→フィオレンティーナサッスオーロエスパニョール? 可能性 : 35%

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好不調の波が激しくマッツァーリの信頼を得られていない(という論調)ことで再び移籍の噂が。彼を欲しがるクラブは非常に多く、場合によっては争奪戦が巻き起こる可能性もある状況だ。昨年に比べればパフォーマンスは確実に上がっているし、個人的にはチームに残すべきとは思うが、現地のティフォージから彼を支持する声はあまり見られない。本人の希望が気になるところだ。

ケヴィン・ボニファーツィ→フィオレンティーナボローニャ? 可能性 : 45%

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リャンコと同じく、レギュラー争いへの参加が見込まれたものの負傷に阻まれてしまった。今夏SPALから買い戻したことが証明している通りクラブやティフォージからの期待も大きいが、キャピタルゲインの関係を踏まえると安くない移籍金でトリノにやって来たリャンコに比べプリマヴェーラ出身の彼が換金される可能性は小さくないだろう。

 

シモーネ・エデラ→ウディネーゼパルマボローニャ? 可能性 : 60%

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ローンにせよ完全にせよ退団は確実だ。珍しくチャンスをもらえたジェノア戦でも削りグセを遺憾なく発揮し、見事にレッドカードを頂戴する有様。元から低かったマッツァーリからの評価は地に落ちたと言ったところだろう。ボールを持った時の視野の狭さを克服できればまだトーロでも未来があるのだが。

 

ヴィンチェンツォ・ミリコ→キエーヴォ? 可能性 : 50%

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夏に決まりかけるも時間が足りず破談に終わっていたキエーヴォへのローンが再浮上。マッツァーリからあまりチャンスは貰えていないが、恐らくパリジーニやエデラより序列は高いため、彼らの去就次第では残りのシーズンもトーロに残ることになるかもしれない。個人的にはもっと積極的にピッチに立たせて欲しいのだが。

 

ヴィットーリオ・パリジーニ→ウディネーゼ? 可能性 : 50%

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負傷から戻ったばかりとはいえ、マッツァーリのプランに含まれているとは考えにくい。昨年も報じられたウディネーゼからの関心が今回のメルカートでも噂されるが、エデラと同じくほぼ戦力外となっているため新天地を求める可能性は比較的高いだろう。Instagramでも出場機会の少なさに不満を漏らすようなコメントをティフォージに返信していたため、マッツァーリとの関係は冷え切っているのかもしれない。

 

【まとめ】冬のチーム強化は難しい!

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新SDのバーヴァ就任以降、補強の遅さが目立った夏のトーロ。冬のメルカートは夏よりも期間が短く、彼にとっては難しい移籍ウィンドウになりそうだ。クオリティをもたらせる中盤の選手は確実に必要だし、トーロが後半戦巻き返せるかどうかは冬の補強の成否に懸かっていると言っても過言ではない。

 

ティフォージのカイロ体制に対する不信感を一掃するためにも、説得力のある冬の補強を願いたいところだ。

【契約延長か移籍か】エンクル事件のその後

今夏クラブと選手、ティフォージを混乱に陥れた"エンクル事件"から約3ヶ月が経過した。9月6日にクラブ公式を通して謝罪したエンクルはチーム練習にも復帰。昨季同様頼れるディフェンスリーダーとしてピッチにも帰って来ている。エンクル事件の詳細については以下の記事にまとめているので是非参照されたい。

 

【ひとりごと】"エンクル事件"について考える - トリノFC情報局

 

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エンクルの謝罪文

この論争を完璧に終わらせる時が来た。チームが昨季より良い結果を手にするためには、1つの目標に向かって団結する必要がある。ティフォージが我々を誇りに思えるように、そしてトリノFCの歴史に新たなページを描き出すために。だから僕は、この難しい夏の記憶を捨て去ることに決めた。僕はチームの中で自分自身を再建していく必要がある。そしてそのためにはまず、僕の行動について謝罪をしなければならない。申し訳なかった。だけど、自分の意図したことじゃないってことは分かって欲しい。フォルツァトーロ

 

ニコラ・エンクル

 

謝罪文を公開する前、エンクルはL'Équipeの*インタビューに対し「クラブが僕のステップアップの約束を反故にした」と語っており、クラブが彼のトランスファーリクエストを拒否したのは事実だったことが判明した。

*ちなみにこのインタビューはクラブが許可したものではなく、のちにエンクルは罰金を科せられている

 

エンクルには昨年セビージャ移籍の噂があったが、クラブはエンクルを非売品として判断していたため売却を拒否。ステップアップの約束が実際に存在したのであれば、話が違うと怒るエンクルの反応はごもっともである。

 

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エンクルとトーロの未来は?

 

エンクルとトーロの現行契約は2021年まで。残すところ約1年半となっているわけだが、クラブと選手側が契約延長で合意する可能性は極めて低いと言わざるを得ないだろう。

 

来年で30歳となるエンクルのキャリアを考えても、恐らく欧州カップ戦常連クラブへの再挑戦の機会は来年あたりが最後となるだろうし、何より今のトーロは結果が出ていない。対立したフロントとの関係が元通りになるとも考えにくいため、来年こそ新天地を求めて移籍することになりそうだ。

 

【まとめ】契約延長は望み薄。恐らく今季がラストシーズン

 

エンクルが今のスカッドからいなくなるなんて、想像しただけでも恐ろしい。期待の若手が控えてはいるものの、まだまだ未完成な駒ばかりだ。トーロは来夏、いや早ければ今冬にでも新たなディフェンスリーダー候補を探す必要があるかもしれない。

 

選手側の歩み寄りによってなんとか解決したエンクル事件。だが、どちらにせよサヨナラは近そうだ。

【不調はある意味必然的?】低迷するトーロの現在

5勝2分7敗の14位。悲しいかな、第14節終了時点でのトーロの戦績だ。モレッティが引退した以外は夏のメルカートで主力を1人も売却しなかった上、ヴェルディラクサールなどチーム力の引き上げが期待できる新戦力も獲得。リャンコボニファーツィなど成長目覚ましい若手もローンバックし、現地メディアの中にはトーロのチャンピオンズリーグ争い参戦を予想した媒体もあったほどだ。

 

しかしながらここまでのトーロは欧州争いどころか降格圏の方が近いという醜態を晒している。今季はまだまだ始まったばかりとはいえ、昨季の粘り強さは見る影もない。ホームではなんと2ヶ月も勝利がなく、挙げた得点もたったの6。チームとしてのポジティブな話題もほぼなく、状況はどう考えても最悪だ。

 

そこで今日は、お馴染みWhoscored.comからデータを拝借し現在のトーロを分析してみようと思う。様々な事象を"見える化"することでトーロの現状と課題、解決策を探っていこう。数字は多くを語る。不調の理由もそこに隠されているはずだ。


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攻撃面でのスタッツ

※順位はセリエA他チームとの比較。数字は第14節終了時点のもの

  • ポゼッション : 49.6%(12位)
  • 平均シュート数 : 11.1回(18位)
  • 平均枠内シュート数 : 3.8回(16位)

 

いきなりだが不調の原因はほぼこれだろう。ボールを保持できていない上、フィニッシュまでの到達率が完全に残留争いレベル。大枚を叩いて獲得したヴェルディの不振、ファルケの負傷離脱など運の悪さも相まって酷すぎる数字がデータに表れている。

 

  • 平均ドリブル数 : 17.4回(5位)
  • 成功 : 10.7回(5位)
  • 失敗 : 6.6回(6位)
  • 平均被ファウル : 14.4回(5位)

 

ドリブルが多いのは、それしか選択肢がないから。試合を見ていれば分かるがオフザボールの動きが非常に少ないトーロは、味方ボールホルダーへのサポートがないに等しい。パスという選択肢がない分、個での打開を試みざるを得ないのだ。だが闇雲に仕掛けるドリブルの成功率などたかが知れている。絶対数が多い分成功数も多いが、失敗数も同様に多い。

 

  • 平均ロングパス成功数 : 33回(5位)
  • 平均ロングパス失敗数 : 27.5回(5位)
  • 平均ショートパス成功数 : 269.3回(15位)
  • 平均ショートパス失敗数 : 51.2回(12位)

 

ロングパスは成功数も失敗数もともにリーグ上位。要するに中盤を省略し前線へ放り込む、数打ちゃ当たる戦法を採っているということだ。ポストプレーやキープ力に優れるベロッティ目掛けて蹴りまくっていることが、恥ずかしいくらい顕著に数字に出ている。上記の被ファウル数の多さもそのため。相手を背負ってボールを受けたベロッティがなんとか相手のファウルを誘ってくれた結果である。実際にベロッティ個人の被ファウル数は平均3回。これはセリエA全選手の中で現在3位の数字だ。

 

  • 平均タッチミス数 : 16.4回(3位)
  • 平均ボールロスト数 : 10.2回(5位)

 

ここに表れているのは、"なぜ数打ちゃ当たるロングパス戦法を採用しなければならないのか"。理由はシンプル。このデータの通り、サッカーが下手だからである。一部を除き、今のトーロの選手たちには短いパスをたくさん繋いでゴールに迫るなど無理な話。昨季はフィジカルのゴリ押しで誤魔化せていた、チームとしてのテクニックの乏しさに他クラブはもう気付いており、ミスを誘うための守備を敷かれてしまっている。ラグビーが通用するのは1シーズン限定だったというわけだ。

 

  • 空中戦の平均回数 : 37.1回(4位)
  • 勝利 : 19回(2位)
  • 敗北 : 18.1回(4位)

 

これに関して感想はただ一つ。ロングボールばっか蹴ってるんだしそりゃそうだ。

 

スタッツから分かる攻撃時の現状
  • ショートパスの精度の低さにより、ロングボールに頼り過ぎている
  • オフザボールの動きに乏しいため、ボールホルダーがドリブル突破を強いられる場面が多い
  • タッチミスや不用意なロストが多すぎる

 

守備面でのスタッツ

 

  • 平均タックル数 : 23.4回(16位)
  • 成功 : 15.8回(8位)
  • 被ドリブル突破 : 7.6回(17位)

 

タックル数は少ないにもかかわらず成功数はますまず。被ドリブル突破も少ない。昨季に引き続き、一対一の局面で負けていないことが分かる。だがそこからマイボールになることはあまりなく、カウンターに繋げることができた印象はない。なぜか?まあなんとなく分かるけど。

 

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  • 平均ファウル数 : 15.6回(1位)

 

やっぱり。

 

  • 平均インターセプト数 : 12.7回(1位)
  • 平均被シュート数 : 16.9回(5位)
  • 平均シュートブロック数 : 4.4回(5位)
  • 平均クロス阻止 : 1.4回(14位)
  • 平均パス阻止 : 7.4回(3位)
  • 平均クリア数 : 21.2回(6位)
  • 平均セーブ数(GK) : 4.1回(3位)

 

攻撃のクオリティの低さは守備陣にツケが回ってくる。守る時間が必然的に増えるからだ。今季ここまで守備陣の印象は昨季ほど良くないが、被シュート数の多さに表れている通り攻められる時間が多い中、シリグをはじめとした守備陣は良くやっている方だ。エンクル問題が解決してなかったらどうなっていたことか...考えただけでも恐ろしい。

 

スタッツから分かる守備時の現状
  • 攻撃陣の不甲斐なさにより必然的に守備の時間が多く、守備陣は完全にオーバーワーク
  • 昨季ほどバイタルエリアの締まりが良くなく、シュートを撃たせすぎている。シリグの能力ありきのディフェンス
  • 昨季に引き続きファウルが多過ぎる

 

 

【まとめ】一番の問題は技術面。もっとサッカー練習しろ!

 

先ほども述べた通り、トーロはとにかくサッカーが下手。それは昨季から分かっていたことではあるが、マッツァーリによるフィジカルを活かしたアグレッシブな戦術に他チームがうまく対応し切れていなかった昨季とは異なり、今季はもう弱点がバレバレなのである。ここまでの不調はある意味必然的だったと言わざるを得ないかもしれない。

 

解決策としては以下の3つが挙げられるだろう。

  • アクセントとしてボールスキルに優れた司令塔タイプの選手を獲得する
  • ショートパスの成功率を上げるため、またベロッティの孤立を防ぐため選手間の距離をコンパクトに保つ(今のトーロは間延びが酷い)
  • さっかーをもっとれんしゅうする

 

最もシンプルかつ効果的なのは3つ目で間違いない。ラグビーこそトーロ再浮上のカギだ。監督解任の噂や怪我人情報など、良い話題が何一つとして出ない最悪な時期ではあるが、昨季見せた不屈の魂で何とか盛り返して欲しいところ。ここからの巻き返しに期待したい。

 

【参加者募集!】セリエフットサル開催!

久々の更新となるが、今日はトーロの話題ではない。ミラニスタ仁礼さん(Twitter→@Jinrei_18)主催、来月東京で行われるセリエフットサルについてだ。

 

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色んなチームのティフォージとボールが蹴れる機会はかなり貴重なもの。それぞれクラブ間には様々な因縁があり、普段は煽り合ってばかりいるなんてこともあったりするだろう。だけど、今回はそれはナシ!今回は、コヴェルチャーノに集い次の試合に向けて準備をするアッズーリのように、クラブ間の垣根を超えてフットサルを楽しもう!という企画だ。

 

開催は11月9日(土)。空いてる!という方はどこのサポーター問わず是非参加してみて欲しい。参加申し込みや詳細は以下のリンクから。さあみんなで、レッツ、フットサル!

 

【東京都開催】11/9(土)セリエAフットサル - TwiPla

 

 

【19/20シーズン選手紹介】TORINO FC PRIMA SQUADRA

ELプレーオフで無念の敗退を喫し、今季も戦うコンペティションセリエAコッパ・イタリアの2つのみとなったトーロ。しかしチームとしてはマッツァーリが駒選びに困らないほどの選手層を形成することに成功した。現地のメディアがこぞってトーロの上位進出を予想しているのは、そこに理由がある。昨季から積み重ねた選手間の相互理解に加え、ラクサールやヴェルディなど新たにレギュラークラスになり得る選手も獲得した新生トリノFC今季にかかる期待は昨季以上だ。

 

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フォーメーション

基本布陣は昨季に引き続き3バック。3-4-2-1や3-5-2、3-4-1-2などを相手に応じて使い分ける戦い方が予想される。そこで強みになってくるのが中盤の選手たちの戦術的柔軟性だ。3センターや2センターを問わず、さらにはメディアーノからトレクァルティスタまで、トーロは中盤ならどこでもこなせる選手を複数抱えているのである。これがマッツァーリ・トーロの強さの秘密と言っても過言ではない。

 

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ワントップをツーシャドーが支える布陣。今季もこれが基本布陣になるはずだ。ヴェルディが加わった前線トリオは攻撃力が格段に増し、層にも厚みが。ただ、エンクル事件の影響でセンターバックの並びは不確定要素が多い。

 

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2トップの場合、連携が格段に向上したベロッティとザザがコンビを組む。メッザーラという新境地を開拓したベレンゲルのおかげで、中盤から前の選択肢はかなり多い。今季のバゼッリはレジスタでの起用が増えそう。

 

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昨季同様、相手が格上の場合はトレクァルティスタにメイテやルキッチが入り、相手司令塔の監視役に。また、全ての布陣に言えることだが両ウイングバックのポジション争いにも注目だ。

 

それではお待ちかね、選手の紹介。背番号順にいってみよう!(ちょっと長いよ)

 

TORINO FC PRIMA SQUADRA

 

4. リャンコ・ヴォイノヴィッチ

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1997年2月1日生まれ

U-23ブラジル代表

 

ボローニャでの半年ローンを終えてトリノに帰還。恵まれたフィジカルと闘争心を武器とするセンターバックで、近未来のディフェンスリーダーとして非常に期待が大きい。オリンピック世代のブラジル代表でも主力を張っており、来年は来日が濃厚だ。唯一とも言える不安要素は負傷の多さ。これさえ克服すれば将来的にはワールドクラスになり得る逸材なのは間違いない。今季はレギュラー確保を目指し先輩プレイヤーたちとのポジション争いに挑む。

 

5. アルマンド・イッツォ

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1992年3月2日生まれ

イタリア代表

 

アッズーリにも定着しつつある武闘派ディフェンソーレ。昨年加入した際は、過去の八百長事件関与疑惑が祟りティフォージからあまり歓迎されていなかったが、トーロの選手らしく闘争心を剥き出しにした守備であっという間にファンの心を鷲掴みにした。相手より先にボールに触れる技術に非常に長けており、激しさの中にも美しさのあるインターセプトは一見の価値あり。空中戦も非常に強く、競り負けることはあまり無い。セットプレーでは得点源としても計算できる。

 

7. サシャ・ルキッチ

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1996年8月13日生まれ

セルビア代表

 

3年前の加入当初は非常に線が細く、あくまでエレガントなゲームメイクを身上とするレジスタというプレースタイルだったが、マッツァーリの手によって"魔改造"を施され、運動量と球際の激しさを兼ね備えた戦えるチェントロカンピスタへと変貌を遂げた。3年前と比べ身体つきもゴツくなっており、見た目にも成長の跡が窺える。代表でも定位置を確立しつつあるため、ますますの成長が期待できるだろう。これと言った弱点のないオールマイティなプレイヤーだが、もう少し決定的な仕事ができるようになればトーロでもポジションを確保できるはずだ。

 

8. ダニエレ・バゼッリ

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1992年3月21日生まれ

イタリア代表

 

相手によってプレースタイルを変えることのできる器用な選手。与えられたタスクを忠実に遂行できる戦術眼が最大の長所だ。ピッチ広範囲をカバーできる運動量に加え足元の確かな技術を兼備しており、マッツァーリのトーロには欠かせない存在である。昨季は主にメッザーラやトレクァルティスタで起用されたが、今季からはアタランタ時代に経験したレジスタとしてのプレーが主な役割になりそう。既にこの役割でプレーした今季の公式戦ではいずれも見事なパフォーマンスを見せており、これを継続できればアッズーリへの復帰も視野に入ってくるはずだ。

 

9. アンドレア・ベロッティ

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1993年12月20日生まれ

イタリア代表

 

2シーズン前のスランプから抜け出した感のある、トーロの主将にして主砲。屈強なフィジカルを活かしたゴール前での仕事ぶりは迫力満点だ。得点チャンス以外にもポストプレーや前線からのチェイシングで貢献できる。パンチ力のあるシュートを遠目からでも放つことができ、ミドルレンジからでも枠を大きく外すことはほとんどない。難しい体勢からのシュートを決め切ることができる反面、意外と簡単なシュートを外してしまったりするという、なんともイタリアのストライカーらしい特徴も持っている。

 

10. イアゴ・ファルケ

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1990年1月4日生まれ

スペイン

 

今季から10番を背負うトーロの切り込み隊長。長らく右ウイングを主戦場としてきたが、昨季からはマッツァーリの手によりプレーエリアが中央寄りにコンバートされた。ゴールにより近い位置でプレーできるようになった結果、さらに危険な選手に進化。10番の数字に相応しくライン間でのボールの引き出しや単独でのドリブル突破、左足でのミドルシュートなど多彩な能力を遺憾なく発揮している。違いを作れる選手だが今季はレギュラーポジションが確約されているわけではなく、例年以上に結果が求められるシーズンになりそうだ。

 

11. シモーネ・ザザ

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1991年6月25日

イタリア代表

 

加入1年目の昨季は完全な期待外れに終わり、今夏のメルカートでは放出の噂が絶えなかったが、「必ず巻き返してみせる」という力強い決意とともに残留。今季はプレシーズンからEL予選、さらにはセリエA開幕戦とコンスタントにゴールを挙げておりその得点力を爆発させている。独特なリズムで切り込むドリブルや左足での正確かつ強烈なシュートがストロングポイント。さらに守備時にはファウルすれすれのタックルで相手ディフェンダーに激しいプレスを敢行するなど献身性もお見事。これでは筆者も手の平クルーせざるを得ない。

 

14. ケヴィン・ボニファーツィ

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1996年5月19日生まれ

U-23イタリア代表

 

トーロプリマヴェーラが育てたイッツォ二世。昨季ローン先のSPALで名を挙げ一度は買取オプションを行使されたが、その日の内にトーロが買い戻し条項を行使した。強烈なフィジカルコンタクトと機を見た正確な縦パスが持ち味で、今季はSPAL時代同様左チェントラーレでのレギュラー確保が期待される。EL予選や第2節アタランタ戦ではセットプレーから得点を挙げており、その辺りの得点力もイッツォに似てきた印象だ。一対一の対応や空中戦などはまだイッツォに及ばないが、特徴のよく似た先輩が同じチームにいることは彼のさらなる成長を助けるはずだ。

 

15. クリスティアン・アンサルディ

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1986年9月20日生まれ

元アルゼンチン代表

 

今月で33歳を迎えるベテランウイングバック両利きというアドバンテージを活かし、スラロームのようにスルスルと抜けていくドリブルが彼の真骨頂だ。左右どちらの足でも正確なクロスを配給することができる上、カットインしてのミドルシュートというパターンも持ち合わせている。年齢的な衰えは一切感じさせないが、今季はより若く強力な新加入選手も加わった。いくら彼と言えどもベンチ行きの可能性は否定できないだろう。ちなみに娘が2人と息子が1人おり、休日はほとんど家族と過ごす良き父親。

 

17. ウィルフリード・シンゴ

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2000年12月25日生まれ

コートジボワール

 

今季からトップに昇格を果たしたコートジボワール産ディフェンソーレ。昨季のプリマヴェーラでは1月の加入にもかかわらず、即座にスタメンを確保するなどポテンシャルの高さを見せつけた。アフリカ人らしく身体能力の高さを存分に活かした守備が持ち味で、自ら持ち上がることのできる足元の技術も素晴らしい。チーム最年少の1人ということもあり、チームディナーなどではいつもお兄さんたちにイジり倒されている。またプレシーズンのボルミオ合宿では、カラオケで声が小さすぎると話題になった。

 

18. サミル・ウイカ

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1988年7月5日生まれ

コソヴォ代表

 

今夏のメルカートでシリグの控えとして加入したポルティエーレ。昨季いっぱいで退団したイチャーソの後釜を務める。コソヴォ出身ではあるがキャリアのほとんどをセリエAで過ごしており、パレルモキエーヴォジェノアなどにも在籍した。安定感のあるタイプというよりはパフォーマンスにやや波があるタイプで、コンスタントな活躍は望み薄。ただ、調子が良い時のスーパーセーブぶりはシリグのそれにも劣らないため、控えとしては頼りになる存在と言えそうだ。

 

20. シモーネ・エデラ

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1997年1月9日生まれ

U-23イタリア代表

 

トーロ生え抜きのドリブラーレフティである。ボローニャでの半年ローンを終えリャンコと共にローンバックを果たしたが、そのローンは両者にとって完全に明暗が分かれる結果に。最後までスタメンで起用され続けたリャンコに対しエデラはほとんどベンチを温め、あまりにも実りの少ない修行となってしまった。さらに今季も肩の負傷で出遅れてしまい、ローンでの受け入れ先も見つからず。チェルチ二世と称されるだけあってポテンシャルは高いのだが、今季のチームに居場所があるかは正直怪しい。

 

21. アレハンドロ・ベレンゲル

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1995年7月4日生まれ

スペイン

 

2年前の加入以来順調な成長曲線を描くスペイン人サイドアタッカー。闇雲にドリブルで仕掛けていた加入当初とは変わり、最近は周囲とのコンビネーションで崩すパターンを多用するようになった。さらにここセリエAでは戦術眼も鍛えられているようで、本職の左ウイングだけでなくウイングバックやトレクァルティスタ、メッザーラなどでの起用にも柔軟に対応。テクニックを併せ持ったユーティリティプレイヤーとしてマッツァーリからの信頼を勝ち得ている。ただ、ポジション確保のためにはルキッチ同様もう少し決定的な仕事ができる選手になりたい。

 

22. ヴィンチェンツォ ・ミリコ

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2000年8月12日生まれ

U-19イタリア代表

 

セコンダプンタや左ウイングを主戦場とするスピード溢れるアタッカンテ。ロレンツォ ・インシーニェを彷彿させるプレースタイルを持ち、昨季のプリマヴェーラでは怪我の影響で22試合の出場に留まりながらも24得点を記録した。EL予選では途中出場ながらも3試合でピッチに立つなどマッツァーリからの評価も非常に高い。近未来のエース候補としてティフォージの期待を背負う存在だ。メルカート最終日にキエーヴォへのローンが決まりかけていたが、ヴェルディ獲得作業に追われていたトーロからの返答が遅れ、土壇場で破談。

 

23. スアリオ・メイテ

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1994年3月17日生まれ

フランス

 

巨大な体躯を活かし、中盤のフィルター役としてピンチの芽を摘むフランス人メディアーノ。空中戦地上戦問わずセカンドボールの回収に秀でており、相手を弾き飛ばしながらボールを奪うショルダーチャージは強烈さを極めている。フィジカルだけの選手かと思いきやそうではなく、足元の繊細なテクニックを用いて単独でプレスを掻い潜る場面も多い。課題としてはやや迫力不足の攻撃参加とファウルの多さ。マッツァーリからももう少しミドルシュートにチャレンジするよう要求されている。

 

24. シモーネ・ヴェルディ

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1992年7月12日生まれ

イタリア代表

 

マッツァーリが獲得を熱望し、6月から狙い続けてきた両利きのアタッカンテ。トーロ史上最高額となるトータル€2500万の移籍金で加入した。実は8シーズン前もトーロに在籍しており、ティフォージからは「おかえり」と暖かく迎え入れられている。両足ともに精度の高いキックが武器で、ボローニャ時代には1試合のうちに右足と左足で2つのフリーキックを決めたことでも有名。昨季のトーロに欠けていた創造性をチームにもたらせる存在として、期待は非常に大きい。ちなみに、背番号24を選んだのは「彼女の誕生日だから」だそう。調子に乗るな

 

25. アントニオ・ロザーティ

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1983年6月26日生まれ

イタリア

 

ナポリで一緒に仕事をした経験のあるマッツァーリの誘いを受け、第3キーパーという立場を了承した上で昨季トーロに加入。シーズン終了後に契約満了でお別れかと思われたが、真摯に練習に臨むプロフェッショナルな姿勢とロッカールームでのムードメーカーぶりでクラブからの厚い信頼を勝ち取り、1年の契約延長を果たした。ちなみにチームメイトからはイタリアを代表する往年のロックアーティスト、アドリアーノ・チェレンターノに似ているとイジられており、本人もよくモノマネをして見せている。

 

27. ヴィットーリオ・パリジー

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1996年3月25日生まれ

U-23イタリア代表

 

エデラやボニファーツィ同様プリマヴェーラからの生え抜きで、左ウイングを得意とするサイドアタッカー運動量が非常に豊富で、がむしゃらにプレーする姿勢は一定の評価を得ている。トーロへの愛を再三に渡って語っておりティフォージからも愛される存在だが、未だにトップチームで居場所を見つけられていない。さらに負傷箇所の手術の影響でシーズンスタートが遅れ、濃厚と思われたローン修行も決まらず。極め付けにヴェルディの加入やミリコの台頭などでその立場はさらに厳しいものになってしまった。契約も来年で満了となるため、今季が正念場か。

 

29. ロレンツォ ・デ・シルヴェストリ

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1988年5月23日生まれ

元イタリア代表

 

"ロッロ"の愛称で親しまれる右サイドのダイナモ。トーロ加入当初はその能力を燻らせていたが、マッツァーリ政権下ではウイングバックを任され完全復活した。トーロ戦士の例に漏れず強靭なフィジカルと無尽蔵のスタミナで勝負するタイプだ。対人に非常に強く、特に空中戦ではほぼ無敵。得点機会に関与することも多く、エリア内でのプレーはストライカーそのものだ。クロスの精度も年々上がっている印象で、今季はアシストにも期待がかかる。30代に入り学業にも精を出しており、今年3月には「スポーツクラブの競争ツールとしての戦略的マーケティング」に関する論文でローマ大学の経済学部を卒業した。

 

30. コフィ・ジジ

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1992年12月30日生まれ

コートジボワール

 

昨季はナントからのローンだったが、めでたく買取オプションを行使されてトーロに完全移籍。今季はセリエA2年目のシーズンを迎える。トーロ加入後は主に左チェントラーレで起用されてきたが、今季はエンクル事件の影響でリャンコと中央のポジションを争うことになりそうだ。スピードのあるアタッカーへの対応を得意とし、気の利いたカバーリングが持ち味足元の技術も確かなため、中央もソツなくこなせるだろう。平均年齢の若い守備陣をまとめる新リーダーとしてさらなる覚醒が待たれる。代表からは3年前の初招集以来遠ざかっているが、そこに復帰することが個人としての目標となるか。

 

33. ニコラ・エンクル

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1990年3月27日生まれ

カメルーン代表

 

トーロの守備陣では全ての能力が1人傑出しており、頼れるディフェンスリーダーとして欠かせない存在だったが、トランスファーリクエストを巡ってクラブと対立するという衝撃的な事件を起こしチームから孤立。「トーロの選手としてピッチに戻りたい」とのコメントを出したものの、正式な謝罪を求めるクラブとの関係には亀裂が生じたままだ。マッツァーリからも依然として干されており、今季ピッチに立つかどうかは不透明な状況である。ただ、復帰となれば大きな補強となるだけに、良い報せを待つ他ない。

 

34. オラ・アイナ

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1996年10月8日生まれ

ナイジェリア代表

 

買取オプション行使組の1人。昨季はセリエA初挑戦ながらも、左右のウイングバックの準レギュラーとして及第点以上のパフォーマンスを披露するなど、期待通りの活躍を見せた。プレミアリーグで磨かれた身体能力に加えトリッキーなドリブルと創造性を持ち合わせており、単独で局面を打開できる数少ないプレイヤー。年齢に見合わない落ち着いたプレーぶりにも定評があり、タレントの揃うナイジェリア代表でもポジションを確保している。左右どちらのサイドも高いレベルでこなせる器用さも大きな武器だ。今季は右ウイングバックのポジションを先輩デ・シルヴェストリと争う。

 

36. グレイソン・ブレーメル

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1997年3月18日生まれ

ブラジル

 

執拗なまでのマンマークとビルドアップ能力が特徴のブラジル人ディフェンソーレ。欧州初挑戦の昨季は出番が限られたが、指揮官マッツァーリからも一目置かれている存在で、急遽スタメン出場したトリノデルビーではユヴェントスを相手に堂々のプレーぶりを見せつけた。年代別の代表には未招集だが、そのポテンシャルは同胞のリャンコにも負けず劣らず。今季はボニファーツィとのハイレベルなレギュラー争いが予想されるが、若手同士切磋琢磨して成長していって欲しいところだ。

 

39. サルヴァトーレ・シリグ

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1987年1月12日生まれ

イタリア代表

 

押しも押されもせぬトーロの正守護神。驚異的な反射神経を持っており、エリア外からのシュートはどんなコースであっても基本的に無効化する。至近距離からのシュートにも非常に強く、彼の存在だけで勝点10ほどの価値があるのはもはや疑いようもない。ディフェンスの寄せが甘かったりすると大声で檄を飛ばしてチームを鼓舞。モレッティが引退した今季は精神的支柱としての役割も担うことになりそうだ。イタリアのキーパーらしく足元の技術には一抹の不安を抱えており、クリアリングやロングフィードは苦手。2試合に1回くらいのペースでクリアをほぼ真上に撃ち上げる。

 

88. トマス・リンコン

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1988年1月13日生まれ

ベネズエラ代表

 

ベネズエラ代表でキャプテンを務める"エル・ジェネラル(将軍)"。鋼のような肉体を躊躇なく相手にぶつけてボールを奪うファイターだ。ポジショニングや読みも非常に洗練されており、ボール奪取後も高い推進力を活かして攻めに転じるなど、複数のタスクを引き受けることができる。そのプレースタイルのせいで警告を受けることが非常に多いが、セリエA初挑戦の5年前から退場処分を受けたことは一度もない。だがほぼ1試合に1度のペースでカードを貰うため、4試合に1回はサスペンションで不在なのが玉に瑕。

 

90. ニコラ・ラウティ

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2000年4月15日生まれ

U-19イタリア代表

 

センターフォワードを主戦場とする若手ストライカー。昨季はプリマヴェーラで15得点を挙げ、ミリコやシンゴとともに今季よりトップチームに昇格した。フィジカルの強さを全面に押し出してゴールに向かうそのプレースタイルは主将ベロッティそっくりである。世代別代表にもコンスタントに招集されておりミリコとともに近未来のトーロを担う存在だが、今季は前線の層がかなり厚くトップデビューはまだ待つことになりそう。ひとまずは冬のメルカートでローン修行に出されることが濃厚だ。

 

93. ディエゴ・ラクサール

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1993年2月7日生まれ

ウルグアイ代表

 

2年前からトーロが動向を注視していた選手で、今季ようやく加入が実現。ミランからの買取オプション付ローンで獲得した。左サイド全域をカバーできる運動量と躍動感溢れる突破が持ち味。昨季ミランでの挑戦は失敗に終わったが、得意のウイングバックでプレーできるトーロではジェノア時代の輝きを取り戻すことができるはず。アンサルディとのレギュラー争いも非常に楽しみだ。9月現在ではアンサルディが負傷離脱中のため、早期のフィットが叶えばいきなりのスタメン定着もあり得る

 

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今季こそ欧州へ。戦力は揃っている

 

長くなったが、今季の目標を挙げて終わりにしよう。ズバリ、欧州カップ戦圏の6位以内だ。今季は監督交代などで過渡期を迎えている強豪チームも少なくないため、トーロのような成熟路線を行くチームにとっては大きなチャンス。新戦力が問題なくフィットすれば、今季の台風の目になれると筆者は確信している。唯一にして最大の不安点とも言えるエンクル問題を早急に解決し、目標へ向け一枚岩となりたい。

 

今季こそヨーロッパへ。Forza Toro!!

 

【ひとりごと】"エンクル事件"について考える

トーロのディフェンスリーダーであるニコラ・エンクルとクラブの関係に、明らかな亀裂が入ったのは8月24日。ホームで行われたELプレーオフウォルヴァーハンプトン戦1stレグの翌日だ。ワルテル・マッツァーリ体制のトーロは前日の試合の映像を選手とスタッフ全員で見返し、1つ1つのシーンを振り返りながらミーティングをするのだが、なんとエンクルはそのミーティングへの出席を拒否。さらにその2日後に行われたセリエA第1節サッスオーロ戦では自らマッツァーリにベンチ外を志願し、チームやティフォージを混乱に陥れた。

 

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Mi ha detto non c’era con la testa.

 

マッツァーリはエンクルがベンチ外を志願した理由についてこう述べている。直訳すると「彼は頭が無いと私に言った」。直訳だと意味が分からない。たしかにTestaという単語は頭という意味だが、「理性」や「落ち着き」というニュアンスも持つ。つまり、エンクルは「試合をできる精神状態に無かった」ということである。しかしなぜいきなりそのようなメンタル状態になったのか。

 

最も有力とされているのは、他クラブからの関心に心が揺らいでいたという理由だ。ウルブス戦1stレグを2-3で落とし、ELへの望みも薄くなった状況でメルカートの期間も残り1週間。欧州の舞台に立てるクラブに移籍するとしたら今しかない。そういった考えが彼の中で大きくなり、トーロのために戦うモチベーションを失ったのかもしれない。

 

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クラブがエンクルの移籍志願を反故にした説

 

移籍願望が噂されたエンクルだが、彼の獲得に興味を持っていたのはペトラーキのローマのみ。エンクル事件が明るみに出たその日、カイロはメディアを通じてローマに対しこう警告した。

 

ローマが我々の選手に接触した場合、その度に€90万の罰金を我々に支払う契約になっている。ローマが我々から選手を獲得することは不可能だ。

 

トーロとほぼ喧嘩別れのような状態で袂を別つことになったペトラーキだが、ローマのDS就任に際したこの契約はたしかに本当らしく、その日の内にローマもクラブ公式声明でこれに反応。

 

我々がトリノの選手にコンタクトを図ったという話は事実ではない。ASローマトリノのいかなる選手の獲得にも動いてはいない。

 

「獲得に動いていない」のは事実だろう。だが、恐らく獲得に動いていなかった」わけではないジャンルカ・ディ・マルツィオなどの有力記者からは、アルマンド・イッツォリャンコ・ヴォイノヴィッチなどへのローマからの関心はことごとく伝えられていたし、実はエンクルに関しても7月上旬ディ・マルツィオから報道が出ている。その際の報道内容は「ローマがエンクルについてトリノに問い合わせた。トリノの要求額は€3500万」。明らかに非売品であることの意思表示ではあるが。

 

カルチョ界のメディアの中では最も信憑性が高いメディアの1つであるSky Sportsのディ・マルツィオ。その彼によると、ローマはトリノの選手に明確な関心を示していたことになるのだ。この要求額€3500万が例の€90万込みでの移籍金なのかは定かではないが、エンクルの移籍希望報道が正しければ、恐らく7月上旬のこの時点でローマへの移籍を望んでいたはず。クラブにその旨を伝えていたとしても何ら不思議ではない。要するに、エンクルはトランスファーリクエストを提出したにも関わらず、カイロ会長によって蔑ろにされた可能性も否定はできないのである。

 

€90万の罰金の件は、エンクルを何が何でも残留させるための理由として使われただけなのかもしれない。ティフォージに宣言した「主力は売らない」という約束を守るためにも、彼らからの自分への支持を損なわないためにも。カイロ会長は強かな男である。これが事実だったとしても、別に不思議ではない。

 

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クラブのプロジェクトに確信を持てなくなった説

 

カイロ会長のコメント通り、エンクルがウルブス戦1stレグ終了後まで移籍希望を表明していなかったと仮定しよう。そうなった場合、この説が最も有力になってくるだろう。数々の有力選手を迎え入れてきた近年のトーロだが、彼らを説得する材料としてクラブが掲げているプロジェクトがある。実はその詳細はあまり語られておらず完全なる筆者の推測でしかないのだが、こちらにまとめてあるので是非参照されたい。

 

2年以内に欧州へ。トーロに今必要なのは「結果」 - トリノFC情報局

 

このような目標を掲げている中、ELプレーオフまでの補強はなんとゼロ。エンクルがクラブのプロジェクトに疑問を感じるのも無理はない。案の定ウルブスには力の差を見せつけられたわけで、タイミングとしてもクラブに怒りの矛先を向けたのは頷ける。ティフォージとしてもELプレーオフまでに補強を決めなかったことについては、クラブの方針に大きな疑問を感じた。

 

ただ、この説が正しいとなるとエンクルがチームに復帰する可能性はまだ残されている。ELプレーオフ終了後とはいえ、フロントは来季の欧州出場に向けた重要な補強を決めてきたからだ。主力も全員残留した。チームは確実に強くなっている。年々少しずつではあるが欧州の舞台は手が届く目標になってきている。トーロのプロジェクトが正しい方向に進んでいるかどうかは、あとはもうエンクルの去就次第と言っても過言ではないのだ。

 

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チームメイトたちの反応

 

ベロッティ :「彼がこのような選択をした事は残念だよ。クラブとの間に何があったのかは僕も知らないんだ。ただ、キャプテンとして彼にリスペクトを持った対応をするし、今まで通りトーロのチームメイトとして扱う」

 

バゼッリ :「何が起きたのか分からない。彼が考えを変えてくれることを祈っているし、今はそれを待つだけだ。彼はチームにとって重要な選手だし、僕らには彼を許す用意がある」

 

ボニファーツィ :「ニコラは難しい道を歩み始めた。クラブとチームに背を向けてね。だけど、彼はこれからも僕らの友であり続ける。あとは彼次第だ」

 

さて、今日はここまで。今回はトーロとエンクルの間に起きている事件について筆者の推測を記した。クラブやティフォージ、チームメイトたちを混乱させているエンクル事件の真相は未だ闇の中だが、クラブにとっても彼にとっても、事態が良い方向に向かうことを願ってやまない。彼が復帰すれば、それは今のトーロにとって大きな補強となる。ニコラ・エンクルがトーロの選手として再びピッチに立つ日は、果たして来るのだろうか。