トリノFC情報局

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【契約延長か移籍か】エンクル事件のその後

今夏クラブと選手、ティフォージを混乱に陥れた"エンクル事件"から約3ヶ月が経過した。9月6日にクラブ公式を通して謝罪したエンクルはチーム練習にも復帰。昨季同様頼れるディフェンスリーダーとしてピッチにも帰って来ている。エンクル事件の詳細については以下の記事にまとめているので是非参照されたい。

 

【ひとりごと】"エンクル事件"について考える - トリノFC情報局

 

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エンクルの謝罪文

この論争を完璧に終わらせる時が来た。チームが昨季より良い結果を手にするためには、1つの目標に向かって団結する必要がある。ティフォージが我々を誇りに思えるように、そしてトリノFCの歴史に新たなページを描き出すために。だから僕は、この難しい夏の記憶を捨て去ることに決めた。僕はチームの中で自分自身を再建していく必要がある。そしてそのためにはまず、僕の行動について謝罪をしなければならない。申し訳なかった。だけど、自分の意図したことじゃないってことは分かって欲しい。フォルツァトーロ

 

ニコラ・エンクル

 

謝罪文を公開する前、エンクルはL'Équipeの*インタビューに対し「クラブが僕のステップアップの約束を反故にした」と語っており、クラブが彼のトランスファーリクエストを拒否したのは事実だったことが判明した。

*ちなみにこのインタビューはクラブが許可したものではなく、のちにエンクルは罰金を科せられている

 

エンクルには昨年セビージャ移籍の噂があったが、クラブはエンクルを非売品として判断していたため売却を拒否。ステップアップの約束が実際に存在したのであれば、話が違うと怒るエンクルの反応はごもっともである。

 

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エンクルとトーロの未来は?

 

エンクルとトーロの現行契約は2021年まで。残すところ約1年半となっているわけだが、クラブと選手側が契約延長で合意する可能性は極めて低いと言わざるを得ないだろう。

 

来年で30歳となるエンクルのキャリアを考えても、恐らく欧州カップ戦常連クラブへの再挑戦の機会は来年あたりが最後となるだろうし、何より今のトーロは結果が出ていない。対立したフロントとの関係が元通りになるとも考えにくいため、来年こそ新天地を求めて移籍することになりそうだ。

 

【まとめ】契約延長は望み薄。恐らく今季がラストシーズン

 

エンクルが今のスカッドからいなくなるなんて、想像しただけでも恐ろしい。期待の若手が控えてはいるものの、まだまだ未完成な駒ばかりだ。トーロは来夏、いや早ければ今冬にでも新たなディフェンスリーダー候補を探す必要があるかもしれない。

 

選手側の歩み寄りによってなんとか解決したエンクル事件。だが、どちらにせよサヨナラは近そうだ。

【不調はある意味必然的?】低迷するトーロの現在

5勝2分7敗の14位。悲しいかな、第14節終了時点でのトーロの戦績だ。モレッティが引退した以外は夏のメルカートで主力を1人も売却しなかった上、ヴェルディラクサールなどチーム力の引き上げが期待できる新戦力も獲得。リャンコボニファーツィなど成長目覚ましい若手もローンバックし、現地メディアの中にはトーロのチャンピオンズリーグ争い参戦を予想した媒体もあったほどだ。

 

しかしながらここまでのトーロは欧州争いどころか降格圏の方が近いという醜態を晒している。今季はまだまだ始まったばかりとはいえ、昨季の粘り強さは見る影もない。ホームではなんと2ヶ月も勝利がなく、挙げた得点もたったの6。チームとしてのポジティブな話題もほぼなく、状況はどう考えても最悪だ。

 

そこで今日は、お馴染みWhoscored.comからデータを拝借し現在のトーロを分析してみようと思う。様々な事象を"見える化"することでトーロの現状と課題、解決策を探っていこう。数字は多くを語る。不調の理由もそこに隠されているはずだ。


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攻撃面でのスタッツ

※順位はセリエA他チームとの比較。数字は第14節終了時点のもの

  • ポゼッション : 49.6%(12位)
  • 平均シュート数 : 11.1回(18位)
  • 平均枠内シュート数 : 3.8回(16位)

 

いきなりだが不調の原因はほぼこれだろう。ボールを保持できていない上、フィニッシュまでの到達率が完全に残留争いレベル。大枚を叩いて獲得したヴェルディの不振、ファルケの負傷離脱など運の悪さも相まって酷すぎる数字がデータに表れている。

 

  • 平均ドリブル数 : 17.4回(5位)
  • 成功 : 10.7回(5位)
  • 失敗 : 6.6回(6位)
  • 平均被ファウル : 14.4回(5位)

 

ドリブルが多いのは、それしか選択肢がないから。試合を見ていれば分かるがオフザボールの動きが非常に少ないトーロは、味方ボールホルダーへのサポートがないに等しい。パスという選択肢がない分、個での打開を試みざるを得ないのだ。だが闇雲に仕掛けるドリブルの成功率などたかが知れている。絶対数が多い分成功数も多いが、失敗数も同様に多い。

 

  • 平均ロングパス成功数 : 33回(5位)
  • 平均ロングパス失敗数 : 27.5回(5位)
  • 平均ショートパス成功数 : 269.3回(15位)
  • 平均ショートパス失敗数 : 51.2回(12位)

 

ロングパスは成功数も失敗数もともにリーグ上位。要するに中盤を省略し前線へ放り込む、数打ちゃ当たる戦法を採っているということだ。ポストプレーやキープ力に優れるベロッティ目掛けて蹴りまくっていることが、恥ずかしいくらい顕著に数字に出ている。上記の被ファウル数の多さもそのため。相手を背負ってボールを受けたベロッティがなんとか相手のファウルを誘ってくれた結果である。実際にベロッティ個人の被ファウル数は平均3回。これはセリエA全選手の中で現在3位の数字だ。

 

  • 平均タッチミス数 : 16.4回(3位)
  • 平均ボールロスト数 : 10.2回(5位)

 

ここに表れているのは、"なぜ数打ちゃ当たるロングパス戦法を採用しなければならないのか"。理由はシンプル。このデータの通り、サッカーが下手だからである。一部を除き、今のトーロの選手たちには短いパスをたくさん繋いでゴールに迫るなど無理な話。昨季はフィジカルのゴリ押しで誤魔化せていた、チームとしてのテクニックの乏しさに他クラブはもう気付いており、ミスを誘うための守備を敷かれてしまっている。ラグビーが通用するのは1シーズン限定だったというわけだ。

 

  • 空中戦の平均回数 : 37.1回(4位)
  • 勝利 : 19回(2位)
  • 敗北 : 18.1回(4位)

 

これに関して感想はただ一つ。ロングボールばっか蹴ってるんだしそりゃそうだ。

 

スタッツから分かる攻撃時の現状
  • ショートパスの精度の低さにより、ロングボールに頼り過ぎている
  • オフザボールの動きに乏しいため、ボールホルダーがドリブル突破を強いられる場面が多い
  • タッチミスや不用意なロストが多すぎる

 

守備面でのスタッツ

 

  • 平均タックル数 : 23.4回(16位)
  • 成功 : 15.8回(8位)
  • 被ドリブル突破 : 7.6回(17位)

 

タックル数は少ないにもかかわらず成功数はますまず。被ドリブル突破も少ない。昨季に引き続き、一対一の局面で負けていないことが分かる。だがそこからマイボールになることはあまりなく、カウンターに繋げることができた印象はない。なぜか?まあなんとなく分かるけど。

 

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  • 平均ファウル数 : 15.6回(1位)

 

やっぱり。

 

  • 平均インターセプト数 : 12.7回(1位)
  • 平均被シュート数 : 16.9回(5位)
  • 平均シュートブロック数 : 4.4回(5位)
  • 平均クロス阻止 : 1.4回(14位)
  • 平均パス阻止 : 7.4回(3位)
  • 平均クリア数 : 21.2回(6位)
  • 平均セーブ数(GK) : 4.1回(3位)

 

攻撃のクオリティの低さは守備陣にツケが回ってくる。守る時間が必然的に増えるからだ。今季ここまで守備陣の印象は昨季ほど良くないが、被シュート数の多さに表れている通り攻められる時間が多い中、シリグをはじめとした守備陣は良くやっている方だ。エンクル問題が解決してなかったらどうなっていたことか...考えただけでも恐ろしい。

 

スタッツから分かる守備時の現状
  • 攻撃陣の不甲斐なさにより必然的に守備の時間が多く、守備陣は完全にオーバーワーク
  • 昨季ほどバイタルエリアの締まりが良くなく、シュートを撃たせすぎている。シリグの能力ありきのディフェンス
  • 昨季に引き続きファウルが多過ぎる

 

 

【まとめ】一番の問題は技術面。もっとサッカー練習しろ!

 

先ほども述べた通り、トーロはとにかくサッカーが下手。それは昨季から分かっていたことではあるが、マッツァーリによるフィジカルを活かしたアグレッシブな戦術に他チームがうまく対応し切れていなかった昨季とは異なり、今季はもう弱点がバレバレなのである。ここまでの不調はある意味必然的だったと言わざるを得ないかもしれない。

 

解決策としては以下の3つが挙げられるだろう。

  • アクセントとしてボールスキルに優れた司令塔タイプの選手を獲得する
  • ショートパスの成功率を上げるため、またベロッティの孤立を防ぐため選手間の距離をコンパクトに保つ(今のトーロは間延びが酷い)
  • さっかーをもっとれんしゅうする

 

最もシンプルかつ効果的なのは3つ目で間違いない。ラグビーこそトーロ再浮上のカギだ。監督解任の噂や怪我人情報など、良い話題が何一つとして出ない最悪な時期ではあるが、昨季見せた不屈の魂で何とか盛り返して欲しいところ。ここからの巻き返しに期待したい。

 

【参加者募集!】セリエフットサル開催!

久々の更新となるが、今日はトーロの話題ではない。ミラニスタ仁礼さん(Twitter→@Jinrei_18)主催、来月東京で行われるセリエフットサルについてだ。

 

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色んなチームのティフォージとボールが蹴れる機会はかなり貴重なもの。それぞれクラブ間には様々な因縁があり、普段は煽り合ってばかりいるなんてこともあったりするだろう。だけど、今回はそれはナシ!今回は、コヴェルチャーノに集い次の試合に向けて準備をするアッズーリのように、クラブ間の垣根を超えてフットサルを楽しもう!という企画だ。

 

開催は11月9日(土)。空いてる!という方はどこのサポーター問わず是非参加してみて欲しい。参加申し込みや詳細は以下のリンクから。さあみんなで、レッツ、フットサル!

 

【東京都開催】11/9(土)セリエAフットサル - TwiPla

 

 

【19/20シーズン選手紹介】TORINO FC PRIMA SQUADRA

ELプレーオフで無念の敗退を喫し、今季も戦うコンペティションセリエAコッパ・イタリアの2つのみとなったトーロ。しかしチームとしてはマッツァーリが駒選びに困らないほどの選手層を形成することに成功した。現地のメディアがこぞってトーロの上位進出を予想しているのは、そこに理由がある。昨季から積み重ねた選手間の相互理解に加え、ラクサールやヴェルディなど新たにレギュラークラスになり得る選手も獲得した新生トリノFC今季にかかる期待は昨季以上だ。

 

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フォーメーション

基本布陣は昨季に引き続き3バック。3-4-2-1や3-5-2、3-4-1-2などを相手に応じて使い分ける戦い方が予想される。そこで強みになってくるのが中盤の選手たちの戦術的柔軟性だ。3センターや2センターを問わず、さらにはメディアーノからトレクァルティスタまで、トーロは中盤ならどこでもこなせる選手を複数抱えているのである。これがマッツァーリ・トーロの強さの秘密と言っても過言ではない。

 

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ワントップをツーシャドーが支える布陣。今季もこれが基本布陣になるはずだ。ヴェルディが加わった前線トリオは攻撃力が格段に増し、層にも厚みが。ただ、エンクル事件の影響でセンターバックの並びは不確定要素が多い。

 

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2トップの場合、連携が格段に向上したベロッティとザザがコンビを組む。メッザーラという新境地を開拓したベレンゲルのおかげで、中盤から前の選択肢はかなり多い。今季のバゼッリはレジスタでの起用が増えそう。

 

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昨季同様、相手が格上の場合はトレクァルティスタにメイテやルキッチが入り、相手司令塔の監視役に。また、全ての布陣に言えることだが両ウイングバックのポジション争いにも注目だ。

 

それではお待ちかね、選手の紹介。背番号順にいってみよう!(ちょっと長いよ)

 

TORINO FC PRIMA SQUADRA

 

4. リャンコ・ヴォイノヴィッチ

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1997年2月1日生まれ

U-23ブラジル代表

 

ボローニャでの半年ローンを終えてトリノに帰還。恵まれたフィジカルと闘争心を武器とするセンターバックで、近未来のディフェンスリーダーとして非常に期待が大きい。オリンピック世代のブラジル代表でも主力を張っており、来年は来日が濃厚だ。唯一とも言える不安要素は負傷の多さ。これさえ克服すれば将来的にはワールドクラスになり得る逸材なのは間違いない。今季はレギュラー確保を目指し先輩プレイヤーたちとのポジション争いに挑む。

 

5. アルマンド・イッツォ

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1992年3月2日生まれ

イタリア代表

 

アッズーリにも定着しつつある武闘派ディフェンソーレ。昨年加入した際は、過去の八百長事件関与疑惑が祟りティフォージからあまり歓迎されていなかったが、トーロの選手らしく闘争心を剥き出しにした守備であっという間にファンの心を鷲掴みにした。相手より先にボールに触れる技術に非常に長けており、激しさの中にも美しさのあるインターセプトは一見の価値あり。空中戦も非常に強く、競り負けることはあまり無い。セットプレーでは得点源としても計算できる。

 

7. サシャ・ルキッチ

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1996年8月13日生まれ

セルビア代表

 

3年前の加入当初は非常に線が細く、あくまでエレガントなゲームメイクを身上とするレジスタというプレースタイルだったが、マッツァーリの手によって"魔改造"を施され、運動量と球際の激しさを兼ね備えた戦えるチェントロカンピスタへと変貌を遂げた。3年前と比べ身体つきもゴツくなっており、見た目にも成長の跡が窺える。代表でも定位置を確立しつつあるため、ますますの成長が期待できるだろう。これと言った弱点のないオールマイティなプレイヤーだが、もう少し決定的な仕事ができるようになればトーロでもポジションを確保できるはずだ。

 

8. ダニエレ・バゼッリ

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1992年3月21日生まれ

イタリア代表

 

相手によってプレースタイルを変えることのできる器用な選手。与えられたタスクを忠実に遂行できる戦術眼が最大の長所だ。ピッチ広範囲をカバーできる運動量に加え足元の確かな技術を兼備しており、マッツァーリのトーロには欠かせない存在である。昨季は主にメッザーラやトレクァルティスタで起用されたが、今季からはアタランタ時代に経験したレジスタとしてのプレーが主な役割になりそう。既にこの役割でプレーした今季の公式戦ではいずれも見事なパフォーマンスを見せており、これを継続できればアッズーリへの復帰も視野に入ってくるはずだ。

 

9. アンドレア・ベロッティ

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1993年12月20日生まれ

イタリア代表

 

2シーズン前のスランプから抜け出した感のある、トーロの主将にして主砲。屈強なフィジカルを活かしたゴール前での仕事ぶりは迫力満点だ。得点チャンス以外にもポストプレーや前線からのチェイシングで貢献できる。パンチ力のあるシュートを遠目からでも放つことができ、ミドルレンジからでも枠を大きく外すことはほとんどない。難しい体勢からのシュートを決め切ることができる反面、意外と簡単なシュートを外してしまったりするという、なんともイタリアのストライカーらしい特徴も持っている。

 

10. イアゴ・ファルケ

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1990年1月4日生まれ

スペイン

 

今季から10番を背負うトーロの切り込み隊長。長らく右ウイングを主戦場としてきたが、昨季からはマッツァーリの手によりプレーエリアが中央寄りにコンバートされた。ゴールにより近い位置でプレーできるようになった結果、さらに危険な選手に進化。10番の数字に相応しくライン間でのボールの引き出しや単独でのドリブル突破、左足でのミドルシュートなど多彩な能力を遺憾なく発揮している。違いを作れる選手だが今季はレギュラーポジションが確約されているわけではなく、例年以上に結果が求められるシーズンになりそうだ。

 

11. シモーネ・ザザ

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1991年6月25日

イタリア代表

 

加入1年目の昨季は完全な期待外れに終わり、今夏のメルカートでは放出の噂が絶えなかったが、「必ず巻き返してみせる」という力強い決意とともに残留。今季はプレシーズンからEL予選、さらにはセリエA開幕戦とコンスタントにゴールを挙げておりその得点力を爆発させている。独特なリズムで切り込むドリブルや左足での正確かつ強烈なシュートがストロングポイント。さらに守備時にはファウルすれすれのタックルで相手ディフェンダーに激しいプレスを敢行するなど献身性もお見事。これでは筆者も手の平クルーせざるを得ない。

 

14. ケヴィン・ボニファーツィ

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1996年5月19日生まれ

U-23イタリア代表

 

トーロプリマヴェーラが育てたイッツォ二世。昨季ローン先のSPALで名を挙げ一度は買取オプションを行使されたが、その日の内にトーロが買い戻し条項を行使した。強烈なフィジカルコンタクトと機を見た正確な縦パスが持ち味で、今季はSPAL時代同様左チェントラーレでのレギュラー確保が期待される。EL予選や第2節アタランタ戦ではセットプレーから得点を挙げており、その辺りの得点力もイッツォに似てきた印象だ。一対一の対応や空中戦などはまだイッツォに及ばないが、特徴のよく似た先輩が同じチームにいることは彼のさらなる成長を助けるはずだ。

 

15. クリスティアン・アンサルディ

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1986年9月20日生まれ

元アルゼンチン代表

 

今月で33歳を迎えるベテランウイングバック両利きというアドバンテージを活かし、スラロームのようにスルスルと抜けていくドリブルが彼の真骨頂だ。左右どちらの足でも正確なクロスを配給することができる上、カットインしてのミドルシュートというパターンも持ち合わせている。年齢的な衰えは一切感じさせないが、今季はより若く強力な新加入選手も加わった。いくら彼と言えどもベンチ行きの可能性は否定できないだろう。ちなみに娘が2人と息子が1人おり、休日はほとんど家族と過ごす良き父親。

 

17. ウィルフリード・シンゴ

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2000年12月25日生まれ

コートジボワール

 

今季からトップに昇格を果たしたコートジボワール産ディフェンソーレ。昨季のプリマヴェーラでは1月の加入にもかかわらず、即座にスタメンを確保するなどポテンシャルの高さを見せつけた。アフリカ人らしく身体能力の高さを存分に活かした守備が持ち味で、自ら持ち上がることのできる足元の技術も素晴らしい。チーム最年少の1人ということもあり、チームディナーなどではいつもお兄さんたちにイジり倒されている。またプレシーズンのボルミオ合宿では、カラオケで声が小さすぎると話題になった。

 

18. サミル・ウイカ

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1988年7月5日生まれ

コソヴォ代表

 

今夏のメルカートでシリグの控えとして加入したポルティエーレ。昨季いっぱいで退団したイチャーソの後釜を務める。コソヴォ出身ではあるがキャリアのほとんどをセリエAで過ごしており、パレルモキエーヴォジェノアなどにも在籍した。安定感のあるタイプというよりはパフォーマンスにやや波があるタイプで、コンスタントな活躍は望み薄。ただ、調子が良い時のスーパーセーブぶりはシリグのそれにも劣らないため、控えとしては頼りになる存在と言えそうだ。

 

20. シモーネ・エデラ

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1997年1月9日生まれ

U-23イタリア代表

 

トーロ生え抜きのドリブラーレフティである。ボローニャでの半年ローンを終えリャンコと共にローンバックを果たしたが、そのローンは両者にとって完全に明暗が分かれる結果に。最後までスタメンで起用され続けたリャンコに対しエデラはほとんどベンチを温め、あまりにも実りの少ない修行となってしまった。さらに今季も肩の負傷で出遅れてしまい、ローンでの受け入れ先も見つからず。チェルチ二世と称されるだけあってポテンシャルは高いのだが、今季のチームに居場所があるかは正直怪しい。

 

21. アレハンドロ・ベレンゲル

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1995年7月4日生まれ

スペイン

 

2年前の加入以来順調な成長曲線を描くスペイン人サイドアタッカー。闇雲にドリブルで仕掛けていた加入当初とは変わり、最近は周囲とのコンビネーションで崩すパターンを多用するようになった。さらにここセリエAでは戦術眼も鍛えられているようで、本職の左ウイングだけでなくウイングバックやトレクァルティスタ、メッザーラなどでの起用にも柔軟に対応。テクニックを併せ持ったユーティリティプレイヤーとしてマッツァーリからの信頼を勝ち得ている。ただ、ポジション確保のためにはルキッチ同様もう少し決定的な仕事ができる選手になりたい。

 

22. ヴィンチェンツォ ・ミリコ

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2000年8月12日生まれ

U-19イタリア代表

 

セコンダプンタや左ウイングを主戦場とするスピード溢れるアタッカンテ。ロレンツォ ・インシーニェを彷彿させるプレースタイルを持ち、昨季のプリマヴェーラでは怪我の影響で22試合の出場に留まりながらも24得点を記録した。EL予選では途中出場ながらも3試合でピッチに立つなどマッツァーリからの評価も非常に高い。近未来のエース候補としてティフォージの期待を背負う存在だ。メルカート最終日にキエーヴォへのローンが決まりかけていたが、ヴェルディ獲得作業に追われていたトーロからの返答が遅れ、土壇場で破談。

 

23. スアリオ・メイテ

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1994年3月17日生まれ

フランス

 

巨大な体躯を活かし、中盤のフィルター役としてピンチの芽を摘むフランス人メディアーノ。空中戦地上戦問わずセカンドボールの回収に秀でており、相手を弾き飛ばしながらボールを奪うショルダーチャージは強烈さを極めている。フィジカルだけの選手かと思いきやそうではなく、足元の繊細なテクニックを用いて単独でプレスを掻い潜る場面も多い。課題としてはやや迫力不足の攻撃参加とファウルの多さ。マッツァーリからももう少しミドルシュートにチャレンジするよう要求されている。

 

24. シモーネ・ヴェルディ

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1992年7月12日生まれ

イタリア代表

 

マッツァーリが獲得を熱望し、6月から狙い続けてきた両利きのアタッカンテ。トーロ史上最高額となるトータル€2500万の移籍金で加入した。実は8シーズン前もトーロに在籍しており、ティフォージからは「おかえり」と暖かく迎え入れられている。両足ともに精度の高いキックが武器で、ボローニャ時代には1試合のうちに右足と左足で2つのフリーキックを決めたことでも有名。昨季のトーロに欠けていた創造性をチームにもたらせる存在として、期待は非常に大きい。ちなみに、背番号24を選んだのは「彼女の誕生日だから」だそう。調子に乗るな

 

25. アントニオ・ロザーティ

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1983年6月26日生まれ

イタリア

 

ナポリで一緒に仕事をした経験のあるマッツァーリの誘いを受け、第3キーパーという立場を了承した上で昨季トーロに加入。シーズン終了後に契約満了でお別れかと思われたが、真摯に練習に臨むプロフェッショナルな姿勢とロッカールームでのムードメーカーぶりでクラブからの厚い信頼を勝ち取り、1年の契約延長を果たした。ちなみにチームメイトからはイタリアを代表する往年のロックアーティスト、アドリアーノ・チェレンターノに似ているとイジられており、本人もよくモノマネをして見せている。

 

27. ヴィットーリオ・パリジー

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1996年3月25日生まれ

U-23イタリア代表

 

エデラやボニファーツィ同様プリマヴェーラからの生え抜きで、左ウイングを得意とするサイドアタッカー運動量が非常に豊富で、がむしゃらにプレーする姿勢は一定の評価を得ている。トーロへの愛を再三に渡って語っておりティフォージからも愛される存在だが、未だにトップチームで居場所を見つけられていない。さらに負傷箇所の手術の影響でシーズンスタートが遅れ、濃厚と思われたローン修行も決まらず。極め付けにヴェルディの加入やミリコの台頭などでその立場はさらに厳しいものになってしまった。契約も来年で満了となるため、今季が正念場か。

 

29. ロレンツォ ・デ・シルヴェストリ

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1988年5月23日生まれ

元イタリア代表

 

"ロッロ"の愛称で親しまれる右サイドのダイナモ。トーロ加入当初はその能力を燻らせていたが、マッツァーリ政権下ではウイングバックを任され完全復活した。トーロ戦士の例に漏れず強靭なフィジカルと無尽蔵のスタミナで勝負するタイプだ。対人に非常に強く、特に空中戦ではほぼ無敵。得点機会に関与することも多く、エリア内でのプレーはストライカーそのものだ。クロスの精度も年々上がっている印象で、今季はアシストにも期待がかかる。30代に入り学業にも精を出しており、今年3月には「スポーツクラブの競争ツールとしての戦略的マーケティング」に関する論文でローマ大学の経済学部を卒業した。

 

30. コフィ・ジジ

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1992年12月30日生まれ

コートジボワール

 

昨季はナントからのローンだったが、めでたく買取オプションを行使されてトーロに完全移籍。今季はセリエA2年目のシーズンを迎える。トーロ加入後は主に左チェントラーレで起用されてきたが、今季はエンクル事件の影響でリャンコと中央のポジションを争うことになりそうだ。スピードのあるアタッカーへの対応を得意とし、気の利いたカバーリングが持ち味足元の技術も確かなため、中央もソツなくこなせるだろう。平均年齢の若い守備陣をまとめる新リーダーとしてさらなる覚醒が待たれる。代表からは3年前の初招集以来遠ざかっているが、そこに復帰することが個人としての目標となるか。

 

33. ニコラ・エンクル

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1990年3月27日生まれ

カメルーン代表

 

トーロの守備陣では全ての能力が1人傑出しており、頼れるディフェンスリーダーとして欠かせない存在だったが、トランスファーリクエストを巡ってクラブと対立するという衝撃的な事件を起こしチームから孤立。「トーロの選手としてピッチに戻りたい」とのコメントを出したものの、正式な謝罪を求めるクラブとの関係には亀裂が生じたままだ。マッツァーリからも依然として干されており、今季ピッチに立つかどうかは不透明な状況である。ただ、復帰となれば大きな補強となるだけに、良い報せを待つ他ない。

 

34. オラ・アイナ

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1996年10月8日生まれ

ナイジェリア代表

 

買取オプション行使組の1人。昨季はセリエA初挑戦ながらも、左右のウイングバックの準レギュラーとして及第点以上のパフォーマンスを披露するなど、期待通りの活躍を見せた。プレミアリーグで磨かれた身体能力に加えトリッキーなドリブルと創造性を持ち合わせており、単独で局面を打開できる数少ないプレイヤー。年齢に見合わない落ち着いたプレーぶりにも定評があり、タレントの揃うナイジェリア代表でもポジションを確保している。左右どちらのサイドも高いレベルでこなせる器用さも大きな武器だ。今季は右ウイングバックのポジションを先輩デ・シルヴェストリと争う。

 

36. グレイソン・ブレーメル

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1997年3月18日生まれ

ブラジル

 

執拗なまでのマンマークとビルドアップ能力が特徴のブラジル人ディフェンソーレ。欧州初挑戦の昨季は出番が限られたが、指揮官マッツァーリからも一目置かれている存在で、急遽スタメン出場したトリノデルビーではユヴェントスを相手に堂々のプレーぶりを見せつけた。年代別の代表には未招集だが、そのポテンシャルは同胞のリャンコにも負けず劣らず。今季はボニファーツィとのハイレベルなレギュラー争いが予想されるが、若手同士切磋琢磨して成長していって欲しいところだ。

 

39. サルヴァトーレ・シリグ

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1987年1月12日生まれ

イタリア代表

 

押しも押されもせぬトーロの正守護神。驚異的な反射神経を持っており、エリア外からのシュートはどんなコースであっても基本的に無効化する。至近距離からのシュートにも非常に強く、彼の存在だけで勝点10ほどの価値があるのはもはや疑いようもない。ディフェンスの寄せが甘かったりすると大声で檄を飛ばしてチームを鼓舞。モレッティが引退した今季は精神的支柱としての役割も担うことになりそうだ。イタリアのキーパーらしく足元の技術には一抹の不安を抱えており、クリアリングやロングフィードは苦手。2試合に1回くらいのペースでクリアをほぼ真上に撃ち上げる。

 

88. トマス・リンコン

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1988年1月13日生まれ

ベネズエラ代表

 

ベネズエラ代表でキャプテンを務める"エル・ジェネラル(将軍)"。鋼のような肉体を躊躇なく相手にぶつけてボールを奪うファイターだ。ポジショニングや読みも非常に洗練されており、ボール奪取後も高い推進力を活かして攻めに転じるなど、複数のタスクを引き受けることができる。そのプレースタイルのせいで警告を受けることが非常に多いが、セリエA初挑戦の5年前から退場処分を受けたことは一度もない。だがほぼ1試合に1度のペースでカードを貰うため、4試合に1回はサスペンションで不在なのが玉に瑕。

 

90. ニコラ・ラウティ

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2000年4月15日生まれ

U-19イタリア代表

 

センターフォワードを主戦場とする若手ストライカー。昨季はプリマヴェーラで15得点を挙げ、ミリコやシンゴとともに今季よりトップチームに昇格した。フィジカルの強さを全面に押し出してゴールに向かうそのプレースタイルは主将ベロッティそっくりである。世代別代表にもコンスタントに招集されておりミリコとともに近未来のトーロを担う存在だが、今季は前線の層がかなり厚くトップデビューはまだ待つことになりそう。ひとまずは冬のメルカートでローン修行に出されることが濃厚だ。

 

93. ディエゴ・ラクサール

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1993年2月7日生まれ

ウルグアイ代表

 

2年前からトーロが動向を注視していた選手で、今季ようやく加入が実現。ミランからの買取オプション付ローンで獲得した。左サイド全域をカバーできる運動量と躍動感溢れる突破が持ち味。昨季ミランでの挑戦は失敗に終わったが、得意のウイングバックでプレーできるトーロではジェノア時代の輝きを取り戻すことができるはず。アンサルディとのレギュラー争いも非常に楽しみだ。9月現在ではアンサルディが負傷離脱中のため、早期のフィットが叶えばいきなりのスタメン定着もあり得る

 

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今季こそ欧州へ。戦力は揃っている

 

長くなったが、今季の目標を挙げて終わりにしよう。ズバリ、欧州カップ戦圏の6位以内だ。今季は監督交代などで過渡期を迎えている強豪チームも少なくないため、トーロのような成熟路線を行くチームにとっては大きなチャンス。新戦力が問題なくフィットすれば、今季の台風の目になれると筆者は確信している。唯一にして最大の不安点とも言えるエンクル問題を早急に解決し、目標へ向け一枚岩となりたい。

 

今季こそヨーロッパへ。Forza Toro!!

 

【ひとりごと】"エンクル事件"について考える

トーロのディフェンスリーダーであるニコラ・エンクルとクラブの関係に、明らかな亀裂が入ったのは8月24日。ホームで行われたELプレーオフウォルヴァーハンプトン戦1stレグの翌日だ。ワルテル・マッツァーリ体制のトーロは前日の試合の映像を選手とスタッフ全員で見返し、1つ1つのシーンを振り返りながらミーティングをするのだが、なんとエンクルはそのミーティングへの出席を拒否。さらにその2日後に行われたセリエA第1節サッスオーロ戦では自らマッツァーリにベンチ外を志願し、チームやティフォージを混乱に陥れた。

 

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Mi ha detto non c’era con la testa.

 

マッツァーリはエンクルがベンチ外を志願した理由についてこう述べている。直訳すると「彼は頭が無いと私に言った」。直訳だと意味が分からない。たしかにTestaという単語は頭という意味だが、「理性」や「落ち着き」というニュアンスも持つ。つまり、エンクルは「試合をできる精神状態に無かった」ということである。しかしなぜいきなりそのようなメンタル状態になったのか。

 

最も有力とされているのは、他クラブからの関心に心が揺らいでいたという理由だ。ウルブス戦1stレグを2-3で落とし、ELへの望みも薄くなった状況でメルカートの期間も残り1週間。欧州の舞台に立てるクラブに移籍するとしたら今しかない。そういった考えが彼の中で大きくなり、トーロのために戦うモチベーションを失ったのかもしれない。

 

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クラブがエンクルの移籍志願を反故にした説

 

移籍願望が噂されたエンクルだが、彼の獲得に興味を持っていたのはペトラーキのローマのみ。エンクル事件が明るみに出たその日、カイロはメディアを通じてローマに対しこう警告した。

 

ローマが我々の選手に接触した場合、その度に€90万の罰金を我々に支払う契約になっている。ローマが我々から選手を獲得することは不可能だ。

 

トーロとほぼ喧嘩別れのような状態で袂を別つことになったペトラーキだが、ローマのDS就任に際したこの契約はたしかに本当らしく、その日の内にローマもクラブ公式声明でこれに反応。

 

我々がトリノの選手にコンタクトを図ったという話は事実ではない。ASローマトリノのいかなる選手の獲得にも動いてはいない。

 

「獲得に動いていない」のは事実だろう。だが、恐らく獲得に動いていなかった」わけではないジャンルカ・ディ・マルツィオなどの有力記者からは、アルマンド・イッツォリャンコ・ヴォイノヴィッチなどへのローマからの関心はことごとく伝えられていたし、実はエンクルに関しても7月上旬ディ・マルツィオから報道が出ている。その際の報道内容は「ローマがエンクルについてトリノに問い合わせた。トリノの要求額は€3500万」。明らかに非売品であることの意思表示ではあるが。

 

カルチョ界のメディアの中では最も信憑性が高いメディアの1つであるSky Sportsのディ・マルツィオ。その彼によると、ローマはトリノの選手に明確な関心を示していたことになるのだ。この要求額€3500万が例の€90万込みでの移籍金なのかは定かではないが、エンクルの移籍希望報道が正しければ、恐らく7月上旬のこの時点でローマへの移籍を望んでいたはず。クラブにその旨を伝えていたとしても何ら不思議ではない。要するに、エンクルはトランスファーリクエストを提出したにも関わらず、カイロ会長によって蔑ろにされた可能性も否定はできないのである。

 

€90万の罰金の件は、エンクルを何が何でも残留させるための理由として使われただけなのかもしれない。ティフォージに宣言した「主力は売らない」という約束を守るためにも、彼らからの自分への支持を損なわないためにも。カイロ会長は強かな男である。これが事実だったとしても、別に不思議ではない。

 

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クラブのプロジェクトに確信を持てなくなった説

 

カイロ会長のコメント通り、エンクルがウルブス戦1stレグ終了後まで移籍希望を表明していなかったと仮定しよう。そうなった場合、この説が最も有力になってくるだろう。数々の有力選手を迎え入れてきた近年のトーロだが、彼らを説得する材料としてクラブが掲げているプロジェクトがある。実はその詳細はあまり語られておらず完全なる筆者の推測でしかないのだが、こちらにまとめてあるので是非参照されたい。

 

2年以内に欧州へ。トーロに今必要なのは「結果」 - トリノFC情報局

 

このような目標を掲げている中、ELプレーオフまでの補強はなんとゼロ。エンクルがクラブのプロジェクトに疑問を感じるのも無理はない。案の定ウルブスには力の差を見せつけられたわけで、タイミングとしてもクラブに怒りの矛先を向けたのは頷ける。ティフォージとしてもELプレーオフまでに補強を決めなかったことについては、クラブの方針に大きな疑問を感じた。

 

ただ、この説が正しいとなるとエンクルがチームに復帰する可能性はまだ残されている。ELプレーオフ終了後とはいえ、フロントは来季の欧州出場に向けた重要な補強を決めてきたからだ。主力も全員残留した。チームは確実に強くなっている。年々少しずつではあるが欧州の舞台は手が届く目標になってきている。トーロのプロジェクトが正しい方向に進んでいるかどうかは、あとはもうエンクルの去就次第と言っても過言ではないのだ。

 

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チームメイトたちの反応

 

ベロッティ :「彼がこのような選択をした事は残念だよ。クラブとの間に何があったのかは僕も知らないんだ。ただ、キャプテンとして彼にリスペクトを持った対応をするし、今まで通りトーロのチームメイトとして扱う」

 

バゼッリ :「何が起きたのか分からない。彼が考えを変えてくれることを祈っているし、今はそれを待つだけだ。彼はチームにとって重要な選手だし、僕らには彼を許す用意がある」

 

ボニファーツィ :「ニコラは難しい道を歩み始めた。クラブとチームに背を向けてね。だけど、彼はこれからも僕らの友であり続ける。あとは彼次第だ」

 

さて、今日はここまで。今回はトーロとエンクルの間に起きている事件について筆者の推測を記した。クラブやティフォージ、チームメイトたちを混乱させているエンクル事件の真相は未だ闇の中だが、クラブにとっても彼にとっても、事態が良い方向に向かうことを願ってやまない。彼が復帰すれば、それは今のトーロにとって大きな補強となる。ニコラ・エンクルがトーロの選手として再びピッチに立つ日は、果たして来るのだろうか。

【セリエA開幕&メルカート閉幕!】最近のトリノFCまとめ

この1ヶ月はトーロにとって色んなことがあった。目標として掲げていたヨーロッパリーグ出場はウォルヴァーハンプトンに阻まれ、結局今季も出場はお預け。言い訳をするなら補強がゼロだった上さらにはイアゴ・ファルケを負傷で欠いており、満身創痍で臨んだ2連戦ではあった。2戦とも相手の狙いは明白で、ラインを低く保ちトーロを自陣深くまで誘い込み、そこでボールを奪ってのロングカウンターでトーロは何度も苦しめられることに。ポジティブな要素も数多く見られはしたが、負けてしまっては意味がない。

 

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そして、この敗戦に追い討ちをかけるように守備の要ニコラ・エンクルがクラブと対立。エンクルはチームミーティングへの出席も拒否した上開幕戦でも出場を拒否するなど、明らかに何かあったとしか思えない豹変ぶりを見せている。Instagramではクラブ公式アカウントとチームメイトほぼ全員のフォローを外している上、自らを批判するティフォージからの数々のコメントにいいね!を連発。カイロ会長の「謝罪すればチームに戻す」との声明にも反応する素振りを見せておらず、もはやクラブとの関係は修復不可能な印象だ。彼とクラブの間にいったい何があったのか。真相が分かり次第またお伝えしようと思う。

 

ちなみに筆者は食事をする時、嫌いなものから食べ好きなものは後に残しておく派である。それは記事を書く時も同じ。悪いニュースはここまでにしよう。

 

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さて、セリエAが今季も開幕した。我らがトーロはここまで開幕2連勝を飾るなど上々の滑り出しを見せており、この上ないスタートダッシュを切ることに成功。激闘の末のEL予選敗退やエンクルの出場拒否などの影響で心身ともにダメージが予想された中、昨季と同様フィジカルを活かしたゴリゴリサッカーで勝点6を手にしている。スコアこそどちらの試合も僅差だったが、サッスオーロアタランタという難敵から勝利を収めたトーロの戦いぶりは称賛に値するだろう。クリスティアン・アンサルディシモーネ・ザザを負傷離脱で少しの間欠くことになりそうだが、それも後述の頼れる新戦力たちがきっと穴を埋めてくれるはずだ。

 

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話題をメルカートに移そう。ここ約2ヶ月もの間補強がゼロだったトーロだが、最後の週に3人の新戦力が到着している。まず今季最初の補強はディエゴ・ラクサールウルグアイ代表の左ウイングバックで、€1150万での買取オプションが付いた有償ローン(€50万)でミランから獲得した。前述の通りアンサルディが負傷で1ヶ月近く離脱するため、早期のフィットが求められるだろう。ミランでは左サイドバックという不慣れなポジションで起用されたこともあり活躍することはできなかったが、本来のウイングバックでプレーするトーロでなら真価を発揮できるはずジェノア時代のような躍動感溢れるプレーを期待したい。

 

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2人目はサミル・ウイカコソヴォ代表のポルティエーレだ。トーロと1年契約を交わした彼は、今季サルヴァトーレ・シリグのバックアッパーを務めることになる。今夏前所属のリゼスポルを退団後フリーとなっていたウイカニだが、セリエAでの豊富な実績を買われトーロへの入団が決まった。安定感に関しては凡庸だが、当たればスーパーセーブを連発するタイプ。シリグ不在時は代役としてピッチに立つことになるだろう。ちなみにパレルモ時代に主将アンドレア・ベロッティとチームメイトだったことがある。

 

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そして3人目。2ヶ月追い続けた両利きのアタッカーがついにトリノに帰ってきた。メルカートが閉まる3分前に取引が完了しギリギリのところでサインを交わしたシモーネ・ヴェルディは、トーロの攻撃陣を牽引する活躍が期待されている。移籍形態は買取義務の付いたローン。€300万のローン料に加え、1年後€2000万の買取料+ボーナス€200万がナポリに支払われる。デ・ラウレンティス会長による€2500万の要求額を完全に飲んだ形ではあるが、攻撃にクオリティをプラスしたいトーロには必要不可欠な補強。できればEL予選の前に来て欲しかったが、来季のヨーロッパリーグ出場に向けた補強だと思えば控えめに言っても最&高である。

 

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最後に今夏のメルカートの主な取引ざっとおさらいして終わりにしよう。

 

IN

GK

サミル・ウイカニ ← フリートランスファー

 

DF

クリスティアン・アンサルディ ← インテル(買取義務発動。€250万)

リャンコ・ヴォイノヴィッチ ← ボローニャ(ローンバック)

ケヴィン・ボニファーツィ ← SPAL(ローンバック。一度はSPALが€1000万の買取オプションを行使したが、それに対しトリノが€1100万で買い戻しオプションを行使)

コフィ・ジジ ← ナント(買取オプション行使。€400万)

オラ・アイナ ← チェルシー(買取オプション行使。€1000万)

ディエゴ・ラクサール ← ミラン(買取オプション付ローン。ローン料:€50万、買取オプション:€1150万)

 

FW

シモーネ・ザザ ← バレンシア(買取義務発動。€1200万)

シモーネ・ヴェルディナポリ(買取義務付ローン。ローン料:€300万、買取料€2000万+ボーナス€200万)

シモーネ・エデラ ← ボローニャ(ローンバック)

 

(いやFW全員シモーネでわろた)

 

支出合計 : 約€3300万

 

OUT

GK

ヴァンヤ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ → スタンダール・リエージュ(買取オプション付ローン。買取オプション:€350万)

 

DF

エミリアーノ・モレッティ → 引退。現在トーロでチームマネジャーとして奮闘中

ダニーロ・アヴェラール → コリンチャンス(買取オプション行使。€200万)

 

MF

サムエル・グスタフソン → クレモネーゼ(完全移籍。詳細不明)

 

FW

ヴィタリ・ダマシュカン → フォルトゥナ・シッタート(買取オプション付ローン。詳細不明)

アデム・リャイッチ → ベシクタシュ(買取義務発動。€650万)

エムバイェ・ニアン → レンヌ(買取オプション行使。€1500万。よっしゃ!!!!)

ルーカス・ボジェ → レディング(買取オプション付ローン。詳細不明)

 

収入合計 : 約€2400万

 

収支合計 : −€900万

 

買い取るべきローン加入の選手たちを全員買い取り、余剰戦力の整理もしながら結局ラクサールやヴェルディ獲得にも成功。動きはだいぶ遅かったが、マッシモ・バーヴァが新DSとして迎えた最初のメルカートだったことを鑑みれば、個人的に70点は付けていいという感想だ。バーヴァおつかれ!

 

さて、今回はここまで。次回は今季の選手紹介をやっていこうと思うので乞うご期待!以上あざっした!

【牛×狼】彼を知り己を知れば百戦殆からず

 

トーロにとって、考えうる中で最悪の相手を引き当ててしまった。いや、それはあちらも同じ感想だろう。セリエA vs. プレミアリーグ昨季の7位同士の対決だ。

 

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今月5日、ELプレーオフの抽選会が開かれ、トリノ対シャフティオール・ソリゴルスクの勝者はピュニク対ウォルヴァーハンプトンの勝者と激突することが決まった。順当に行けば、トーロはウルブスを倒さなければEL本戦に出場することができない。案の定、トーロはシャフティオール戦を2戦合計6-1、ウルブスはピュニク戦を2戦合計8-0で勝利しプレーオフへと駒を進めた。

 

海外の強豪と公式戦で対戦するなんて、トーロにとってはいつぶりのことなんだろうか。前回のEL出場の時だからもう5年近く前の話だろう。ウルブスは今夏イタリアからパトリック・クトローネが移籍したし有名な選手も多い。だが、近年プレミアリーグをそこまで見ていない筆者はどんなチームなのか詳しくは知らないのだ。

 

彼を知り己を知れば百戦殆からず。味方や敵について熟知していれば、何度戦っても危うい戦いにはならないことを説いた孫子の言葉である。それだ!孫子グラッツェ

 

プレミアリーグは上位から下位チームまで、はたまた2部のチームまでファンが非常に多い。当然ウルブスレベルのクラブともなれば日本にもサポーターがたくさんいる様子。トリノ対ウルブスの一戦に向け"敵をよく知る"ため、今回は週刊ウルブスRickyさんにお話を伺った。

 

 

週刊ウルブス – Barclays English Premier League

 

 

ー本企画への参加をご快諾頂きありがとうございます。まずはトリノFCを引き当てた感想をお願いします。


「怖すぎる」という言葉に尽きます。(笑) 昨季はオリンピコにて難敵ラツィオに素晴らしい試合をしてシーズンを終えていますし、今季開幕までの入りも非常にいいです。FFP問題の末ミランから出場権を譲り受けたとはいえ強豪クラブの一つに変わりありません。こちら側はどうしても勝たなければならないので、新加入選手も含め総力をあげて戦います!

 


ーウルブスサポーターさんからも難敵として捉えて頂いているようで嬉しいです(笑) 次はウルブスについてお伺いしますね。まず基本フォーメーションからお願いします。


ウルブスは3-5-2あるいは3-4-1-2を貴重としたフォーメーションです。昨シーズンの初頭は3-4-3のウィング付きで戦っていたのですが、既存のメンバーでは1試合を効率よく戦う事ができないことが分かり変更しました。

 

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基本布陣はトーロと同じ3バック


ゴールキーパーは皆さんご存知ルイ・パトリシオです。説明は要りませんね(笑)最終ラインは左からウィリー・ボリー、コナー・コーディー、ライアン・ベネット。彼らは対人能力に非常に優れていますが、一方でスピードとテクニックを併せ持った選手には非常に脆いです。コーディーロングフィードの精度が非常に高く注目です!


ミッドフィルダーは左からジョニー、ルベン・ネベス、ジョアン・モウチーニョ、レアンデル・デンドンカー、マット・ドーハティ。ウィングを置かなくなったため両サイドハーフはどんどん攻め上がる様になりました。ドーハティはクロスの上げ手として、また受け手としても機能する非常に珍しい選手で、真ん中のネベスとモウチーニョポルト時代から師弟関係にあり非常に似たプレースタイルを持っています。この二人はチームの心臓で、非常に重要な存在ですね。デンドンカーは中盤の守備を牽引する選手ですが、敵陣ゴール前では何故か彼の前にボールがこぼれ落ちる頻度が高く、見ていてとても不思議なんですよ。(笑)


フォワードはディオゴ・ジョタとラウール・ヒメネスヒメネスは得点感覚に優れており昨季は12ゴールをマークしています。ジョタはスピードに乗っていてもボールコントロールを失わないため非常に厄介な選手で、要所要所に凄まじいセンスを感じますね。

 

リザーブのメンバーにはモーガン・ギブス=ホワイトや新加入ペドロ・ネトという将来有望で面白いプレーをする選手が控えてます。

 


モウチーニョやネベスの中盤はテクニカルな印象があって怖いですね。ミランから加入したパトリック・クトローネはどのような立ち位置が予想されますか?


チーム内におけるヒメネスとジョタの役割は非常に重要です。なぜなら、攻撃の中心を担っているのはまさしく彼らだから。スタメンから外すことはできません。その中で、クトローネは試合終盤で途中出場という立ち位置が今後予想されています。

 

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今季ミランからウルブスに加入したパトリック・クトローネ


ただ、プレミアリーグに挑戦してすぐに得点を獲れる選手というのは滅多にいません。彼の場合は21歳と若く、「フィリッポ・インザーギ二世」と言われる様にストライカーとしてのポテンシャルも非常に高いです。ですから、もちろん今季の活躍は大いに期待しているものの、時間をかけてじっくり成長して欲しいというのがチームおよびサポーターの願いですね。

 


ー10番を託されたことからもクラブからの期待の大きさが窺えますし楽しみです!話をチームに戻しましょう。チームとして、ウルブスの強みと弱みを教えて下さい。


強みと言えるのはカウンターの鋭さです。これは主にヒメネスとジョタのワンツーで相手をどんどん置き去りにし、手薄になった守備陣にドリブルで仕掛けてゴールに持ち込むというもの。プレミアのどの強豪クラブもこの形で幾度も危機的状況を経験しているため、初対戦では非常に対応が難しいのではないでしょうか。

 

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ウルブスの鋭いカウンターには要警戒だ


弱みはポゼッション重視の相手に主導権を握られやすいということです。私が思っていることなのですが、ボール奪取の狙いがはっきりしないため単調な守備になってしまっているのではないかと。無敵のエアバトルはチームの長所として挙げられるものの一つであることから、苦しい状況下では自陣でがっちり固めて守り、クロスに備えるというのが傾向として見られます。

 


ーなるほど、トリノもカウンター主体のチームなので、対戦時はかなりスピーディーな展開になりそうですね。ところで、Rickyさんイチオシの選手は誰ですか?


べロッティのカウンターには非常に恐怖感を覚えております...(笑) そういった意味で、私はコナー・コーディーを挙げたいと思います。ウルブスのキャプテンを任されていることからも分かる通りチームの精神的支柱として機能していて、特にべロッティのような推進力のある選手に対して唯一対応できるのが彼ではないかと考えています。取り分けこのトリノ戦に関しては活躍が期待される選手ではないかと。

 

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ウルブスの主将コナー・コーディー

 

両陣アグレッシブな選手が多く最後の最後まで試合がオープンな展開になることは考えにくいです。そこで、彼の正確なロングフィードは後方からのバックアップの手段として非常に効果的ではないでしょうか。

 


コーディーvs.ベロッティの主将対決にも注目ですね!ちなみにRickyさんはセリエAのチームにはどんな印象をお持ちですか?


各チームに今までに無いようなアイデンティティが形成されつつあると感じております。実は、現在トリノの指揮官を務めているワルテル・マッツァーリ監督が2007年サンプドリアに在籍していたちょうどその頃からそう感じていました。

 

中でも強烈だったのが2011-12シーズンのナポリです。3-4-2-1とかつては典型だったフォーメーションに、前線3人には自由にプレーさせ他の選手には綿密な指示を与えるという独特な戦法。結果的にCLのラウンド16で当時最強と言われていたチェルシーと互角な戦いを繰り広げました。

 

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マッツァーリが監督を務めていた当時のナポリ

 

代々受け継がれる優れた面を残しつつ新たな要素をそこに追加し、独自の手法で戦うチームが増えてきている点は非常に好感が持てます。

 


ー今マッツァーリが作り上げているトリノも彼が一時代を築いたナポリの戦術をベースに、現代サッカーで最重視されるトランジションをエッセンスとして加えたチームです。そういった観点で見るプレミアリーグはここ10年でどんな変化を遂げているとお考えですか?


外国の大規模投資家がプレミア各クラブのオーナーシップを買収し、過去と比較しても異常にメンバーの質が高いチームが増えてきました。レベルの高い選手が集まるチームでは、より難易度の高い戦術が可能になり急速に力を付けているクラブも少なくありません。

 

ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズもその中の1つで、近年は3部に所属していたこともありましたが、中国の復星(フォスン)グループがウルブスの株式の大半を購入したことでチームの体制が一気に変化しました。結果的に優秀な選手やスタッフをスカウトし今では1部リーグ7位に入るまでのチームに成長しています。

 


ー経営や戦術、様々なことがここ10年で変わりましたよね。プレミア各クラブの資金力には嫉妬すら覚えるレベルです(笑) さて、この質問で最後にしましょう。ズバリ、トリノ戦のスコア予想をお願いします!!


非常に難しいです...。あくまで主観混じりに予想させてください(笑) 私はウルブスのホームの試合が3-1、トリノのホームの試合が1-1になるのではないかと考えています。ウルブスは昨季リーグ上位のビッグクラブ相手に互角の試合を繰り広げました。一方で下位の相手には簡単に黒星を許してしまうという隙があるクラブですが、強い相手に対して集中して戦えるのがウルブスだと考え、このスコアを予想します。

 


ープレミアの7位vs.セリエAの7位なので予想は難しいですよね(笑)このカードは結構注目を集めているイメージなので、お互い良い試合にしましょう!今日はありがとうございました!

 

フットボールにおいて、歴史的に見るとイングランドとイタリアは因縁の関係にあり、それぞれの独特な文化的側面が窺えそうですね!良い試合になることを期待しております。こちらこそありがとうございました!

 

 

いかがだっただろうか。一つ一つの質問に対し非常に丁寧に答えて下さったRickyさんにはこの場を借りて改めて感謝したい。我々はあくまで1人のファンに過ぎないのだが、事前に相手チームの情報を仕入れてから観戦することで、その試合は何倍にも面白くなる。トリノとウルブスのカードが見どころ満載ということが、読んで下さったあなたにもお分かり頂けたと思う。ヴェルディ間に合え!

 

そんなトーロ対ウルブスのスケジュール(日本時間)は以下の通り。

 

1stレグ(ホーム) 8月23日(金) AM4:00キックオフ

2ndレグ(アウェイ) 8月30日(金) AM3:45キックオフ

 

土曜日の早朝なら見たかもとか言わずに、そこのあなたも、トリノ対ウルブスをLive on DAZN(ない)