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【トーロはどう動く?】冬のカルチョメルカート展望

さて、先日ズラタン・イブラヒモヴィッチミランへのセンセーショナルな帰還が公式発表された。外野からの意見ではあるが、勝者のメンタリティを持つ男として、そしてミラン最後のスクデットを知る男としてこの上ない補強な気がするし、ピッチ上ではもちろんロッカールーム内でもチームに与える影響は凄まじいことだろう。そういった意味で38歳という年齢はむしろ好ましいはず。彼らにとっては後半戦へ向けた素晴らしい補強だと感じた。

 

トーロも負けてはいられないミランと同様、ここまでのシーズンをうまくやっているとはとても言えない出来だからだ。後半戦への起爆剤として、冬メルカートでの立ち回りは非常に重要になってくる。そこで今回は現在出ているトーロに関する移籍関連の噂について見ていこうと思う。

 

獲得の噂

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この時期の報道は不確実な要素がかなり多く、信じられる情報は数少ないので、今回は噂ひとつひとつの信憑性についても個人的な見解を述べていく。

 

フアン・ジェズス 可能性 : 30%

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・元ブラジル代表

・28歳 

・ローマ所属 

 

昨年くらいからずっとターゲットとして報じられ続けている左利きのセンターバック。イマイチレギュラーが定まらない左センターバックの補強としては良いアイデアだ。ローマは彼の放出を容認しているものの、トーロにとって彼の年俸(€220万)はあまりに高く、また彼自身が昨年トリノ移籍を拒絶した経緯もあるため可能性はごくわずかだろう。

 

ルイス・アドビンクラ 可能性 : 55%

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・ペルー代表 

・29歳 

ラージョ・バジェカーノ所属

 

ロシアW杯にも出場した快速右サイドバック。グループステージのフランス戦ではなんと時速36kmにものぼるダッシュを繰り出し、あのクリスティアーノ・ロナウドを上回るスピードを記録している。所属するラージョは現在スペイン2部で14位に低迷しており、代理人がトーロを含むいくつかのクラブに売り込みを掛けたらしい。シーズン終了後の退団が濃厚となっているデ・シルヴェストリの後釜として獲得の可能性は低くないはず。価格も約€300万ほどと比較的お手頃だ。

 

ムサ・ワゲ 可能性 : 20%

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セネガル代表 

・21歳 

バルセロナ所属

 

こちらも昨年のW杯に出場した若き右サイドバックサンシーロで行われたチャンピオンズリーグインテル戦を視察していたトーロ幹部の目に留まったようだ。バルセロナは少なくとも夏までは非売品として見ているらしく獲得は困難だが、今季ここまでリーグ戦では1試合のみの出場となっているため、ドライローンでなら少しは可能性があるか。

 

セコ・フォファナ 可能性 : 10%

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コートジボワール代表

・24歳

ウディネーゼ所属

 

中盤補強の大本命。メイテが調子を落としている今、マッツァーリとしてはかなり欲しいタイプのプレイヤーだろう。一部報道によればウディネーゼパリジーエデラを欲しがっているらしく、トーロとしては両者を差し出すことでフォファナを迎え入れたいようだ。ただ、上記2名を差し出したところで彼の高額な移籍金がそこまで安くなるとも考えにくいし、競合相手も多い。いずれにせよ困難なオペレーションとなる。

 

ルフレッド・ダンカン 可能性 : 40%

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・ガーナ代表

・26歳

サッスオーロ所属

 

質と量を兼ね備えたガーナ人ダイナモ。駒数の少ないトーロの中盤を補強し得る候補として名前が挙がったが、フォファナより彼の方が可能性もあり狙い目なはずだ。彼も去年くらいから噂が出ていたが、サッスオーロの要求額が非常に高く実現しなかった経緯がある。しかし今季ダンカンはサッスオーロでのレギュラーポジションを失いかけており、昨年よりはチャンスがあるはず。ザザとのトレード案も噂されるがこちらはほぼ無いだろう。

 

ミラン・バデリ 可能性 : 50%

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クロアチア代表

・30歳

フィオレンティーナ所属(ラツィオからのローン)

 

クオリティ不足を露呈するトーロの中盤を救う新たな司令塔候補として噂が出ている。なんでもフィオレンティーナの監督交代により構想外になる可能性があるらしく、そうなった場合ローンを打ち切られるだろうとのこと。ラツィオの要求額も約€400万ほどと見られるため、新指揮官イアキーニの決断次第では1月からトリノに引っ越すかも?

 

ドルカン・トキョズ 可能性 : 10%

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・トルコ代表

・23歳

ベシクタシュ所属

 

センターハーフを本職とし、右サイドバックもこなせる運動量豊富なプレイヤー。今夏も彼の獲得を巡りミランフィオレンティーナなどが争奪戦を繰り広げていた。イタリアのみならず欧州5大リーグの強豪たちがこぞって関心を示す注目株だ。トーロとしてはリャイッチの移籍交渉で築いたベシクタシュとの友好な関係を活かし獲得に向かうと報じられているが、残念ながらトキョズは現在負傷中。復帰は来年2月を予定しているため、今冬はトルコに残るだろう。

 

ジャンルーカ・カプラーリ 可能性 : 20%
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・イタリア代表

・26歳

サンプドリア所属

 

負傷があまりにも多くほぼ幽霊部員のファルケの代役候補として名前が浮上。夏にも獲得が取り沙汰されていた、1.5列目を主戦場とするテクニシャンだ。相手バイタル付近でのアイデア不足を補う補強となり得る存在だが、トーロ移籍の噂を報じているメディアもまだひとつしかない上、サンプドリアの要求額も€1200万を下回ることはないと見られているため、信憑性にはやや疑問符が付く。個人的にはめちゃくちゃ好きな選手なのでぜひトーロで見たいが。また、同じサンプドリアからはガストン・ラミレスの噂もちらほら。

 

アンドレア・ペターニャ 可能性 : 5%

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・イタリア代表

・24歳

・SPAL所属

 

先日のトーロ戦でブレーメルを退場に追い込んだ上、挙げ句の果てには逆転弾を頭で叩き込んだミスタートラウマ。あくまでザザが移籍した場合ではあるが、トーロも獲得に動く可能性があるようだ。しかしSPALが残留への原動力である彼を冬に手放すことは考えにくく、争奪戦でのライバルも多い。残念ながら獲得はほぼ不可能だろう。

 

パトリック・クトローネ 可能性 : 10%
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・イタリア代表

・21歳

ウォルヴァーハンプトン所属

 

こちらもペターニャ同様ザザの去就次第。所属先のウォルヴァーハンプトンでイマイチフィットできておらず、早くもイタリア復帰の噂が出ている。ただ獲得へのライバルは多く、ポテンシャル充分のこの若手ストライカー獲得は困難を極めるだろう。ドライローンでなら可能性が出てくるが、いずれにせよ可能性はごくわずか。

 

ラグナル・アチェ 可能性 : 30%

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・U-21ドイツ代表

・21歳

スパルタ・ロッテルダム所属

 

アチェザザ次第といったところだが、現実的ではないペターニャやクトローネらと比べれば彼の方がトップターゲットだろう。スピードどフィジカル、テクニックの三拍子を完備するセンターフォワードだ。先月からバーヴァSDがスカウティングを続けているらしく、仮に加入することになればかなり期待が持てそう。もはやザザいても獲得しちゃおうよ。

 

移籍の噂

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トーロから去る選手もこの冬は少なくないかもしれない。出ている放出の噂についても同様に解説していこうと思う。

 

リャンコ・ヴォイノヴィッチ→ボローニャ? 可能性 : 30%

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今季こそはレギュラー奪取!とシーズンをスタートさせたはずがまたしても負傷の連続。レギュラー奪取どころかベンチ入りもままならない状況が続いている。そんなリャンコに熱視線を向けるのが恩師とも呼べるミハイロヴィッチボローニャだ。昨季も半年間過ごしたボローニャへの移籍は本人にとっても希望するところだろうが、リャンコは今年第一子が誕生しパパになったばかり。あまり頻繁に環境を変えるのは好ましくないかも?

アンドレア・ベロッティ→アトレティコ・マドリー? 可能性 : 5%

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€1億耳揃えて持って来い。

以上。

 

イアゴ・ファルケ→セビージャ? 可能性 : 20%

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一番の驚きは彼にも移籍の可能性があるということ。その理由は怪我の多さにある。今年ピッチに立った回数はペース換算するとなんと1ヶ月に1回を下回り、筆者も彼のプレーしているところを久しく見ていない。移籍金次第では母国復帰が実現する可能性は充分にあると言わざるを得ないだろう。市場評価も€1300万に低下しており、年齢などを鑑みるとクラブとしても今が売り時と判断するかもしれない。

 

シモーネ・ザザ→フィオレンティーナサッスオーロエスパニョール? 可能性 : 35%

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好不調の波が激しくマッツァーリの信頼を得られていない(という論調)ことで再び移籍の噂が。彼を欲しがるクラブは非常に多く、場合によっては争奪戦が巻き起こる可能性もある状況だ。昨年に比べればパフォーマンスは確実に上がっているし、個人的にはチームに残すべきとは思うが、現地のティフォージから彼を支持する声はあまり見られない。本人の希望が気になるところだ。

ケヴィン・ボニファーツィ→フィオレンティーナボローニャ? 可能性 : 45%

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リャンコと同じく、レギュラー争いへの参加が見込まれたものの負傷に阻まれてしまった。今夏SPALから買い戻したことが証明している通りクラブやティフォージからの期待も大きいが、キャピタルゲインの関係を踏まえると安くない移籍金でトリノにやって来たリャンコに比べプリマヴェーラ出身の彼が換金される可能性は小さくないだろう。

 

シモーネ・エデラ→ウディネーゼパルマボローニャ? 可能性 : 60%

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ローンにせよ完全にせよ退団は確実だ。珍しくチャンスをもらえたジェノア戦でも削りグセを遺憾なく発揮し、見事にレッドカードを頂戴する有様。元から低かったマッツァーリからの評価は地に落ちたと言ったところだろう。ボールを持った時の視野の狭さを克服できればまだトーロでも未来があるのだが。

 

ヴィンチェンツォ・ミリコ→キエーヴォ? 可能性 : 50%

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夏に決まりかけるも時間が足りず破談に終わっていたキエーヴォへのローンが再浮上。マッツァーリからあまりチャンスは貰えていないが、恐らくパリジーニやエデラより序列は高いため、彼らの去就次第では残りのシーズンもトーロに残ることになるかもしれない。個人的にはもっと積極的にピッチに立たせて欲しいのだが。

 

ヴィットーリオ・パリジーニ→ウディネーゼ? 可能性 : 50%

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負傷から戻ったばかりとはいえ、マッツァーリのプランに含まれているとは考えにくい。昨年も報じられたウディネーゼからの関心が今回のメルカートでも噂されるが、エデラと同じくほぼ戦力外となっているため新天地を求める可能性は比較的高いだろう。Instagramでも出場機会の少なさに不満を漏らすようなコメントをティフォージに返信していたため、マッツァーリとの関係は冷え切っているのかもしれない。

 

【まとめ】冬のチーム強化は難しい!

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新SDのバーヴァ就任以降、補強の遅さが目立った夏のトーロ。冬のメルカートは夏よりも期間が短く、彼にとっては難しい移籍ウィンドウになりそうだ。クオリティをもたらせる中盤の選手は確実に必要だし、トーロが後半戦巻き返せるかどうかは冬の補強の成否に懸かっていると言っても過言ではない。

 

ティフォージのカイロ体制に対する不信感を一掃するためにも、説得力のある冬の補強を願いたいところだ。