トリノFC情報局

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【セリエA開幕&メルカート閉幕!】最近のトリノFCまとめ

この1ヶ月はトーロにとって色んなことがあった。目標として掲げていたヨーロッパリーグ出場はウォルヴァーハンプトンに阻まれ、結局今季も出場はお預け。言い訳をするなら補強がゼロだった上さらにはイアゴ・ファルケを負傷で欠いており、満身創痍で臨んだ2連戦ではあった。2戦とも相手の狙いは明白で、ラインを低く保ちトーロを自陣深くまで誘い込み、そこでボールを奪ってのロングカウンターでトーロは何度も苦しめられることに。ポジティブな要素も数多く見られはしたが、負けてしまっては意味がない。

 

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そして、この敗戦に追い討ちをかけるように守備の要ニコラ・エンクルがクラブと対立。エンクルはチームミーティングへの出席も拒否した上開幕戦でも出場を拒否するなど、明らかに何かあったとしか思えない豹変ぶりを見せている。Instagramではクラブ公式アカウントとチームメイトほぼ全員のフォローを外している上、自らを批判するティフォージからの数々のコメントにいいね!を連発。カイロ会長の「謝罪すればチームに戻す」との声明にも反応する素振りを見せておらず、もはやクラブとの関係は修復不可能な印象だ。彼とクラブの間にいったい何があったのか。真相が分かり次第またお伝えしようと思う。

 

ちなみに筆者は食事をする時、嫌いなものから食べ好きなものは後に残しておく派である。それは記事を書く時も同じ。悪いニュースはここまでにしよう。

 

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さて、セリエAが今季も開幕した。我らがトーロはここまで開幕2連勝を飾るなど上々の滑り出しを見せており、この上ないスタートダッシュを切ることに成功。激闘の末のEL予選敗退やエンクルの出場拒否などの影響で心身ともにダメージが予想された中、昨季と同様フィジカルを活かしたゴリゴリサッカーで勝点6を手にしている。スコアこそどちらの試合も僅差だったが、サッスオーロアタランタという難敵から勝利を収めたトーロの戦いぶりは称賛に値するだろう。クリスティアン・アンサルディシモーネ・ザザを負傷離脱で少しの間欠くことになりそうだが、それも後述の頼れる新戦力たちがきっと穴を埋めてくれるはずだ。

 

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話題をメルカートに移そう。ここ約2ヶ月もの間補強がゼロだったトーロだが、最後の週に3人の新戦力が到着している。まず今季最初の補強はディエゴ・ラクサールウルグアイ代表の左ウイングバックで、€1150万での買取オプションが付いた有償ローン(€50万)でミランから獲得した。前述の通りアンサルディが負傷で1ヶ月近く離脱するため、早期のフィットが求められるだろう。ミランでは左サイドバックという不慣れなポジションで起用されたこともあり活躍することはできなかったが、本来のウイングバックでプレーするトーロでなら真価を発揮できるはずジェノア時代のような躍動感溢れるプレーを期待したい。

 

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2人目はサミル・ウイカコソヴォ代表のポルティエーレだ。トーロと1年契約を交わした彼は、今季サルヴァトーレ・シリグのバックアッパーを務めることになる。今夏前所属のリゼスポルを退団後フリーとなっていたウイカニだが、セリエAでの豊富な実績を買われトーロへの入団が決まった。安定感に関しては凡庸だが、当たればスーパーセーブを連発するタイプ。シリグ不在時は代役としてピッチに立つことになるだろう。ちなみにパレルモ時代に主将アンドレア・ベロッティとチームメイトだったことがある。

 

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そして3人目。2ヶ月追い続けた両利きのアタッカーがついにトリノに帰ってきた。メルカートが閉まる3分前に取引が完了しギリギリのところでサインを交わしたシモーネ・ヴェルディは、トーロの攻撃陣を牽引する活躍が期待されている。移籍形態は買取義務の付いたローン。€300万のローン料に加え、1年後€2000万の買取料+ボーナス€200万がナポリに支払われる。デ・ラウレンティス会長による€2500万の要求額を完全に飲んだ形ではあるが、攻撃にクオリティをプラスしたいトーロには必要不可欠な補強。できればEL予選の前に来て欲しかったが、来季のヨーロッパリーグ出場に向けた補強だと思えば控えめに言っても最&高である。

 

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最後に今夏のメルカートの主な取引ざっとおさらいして終わりにしよう。

 

IN

GK

サミル・ウイカニ ← フリートランスファー

 

DF

クリスティアン・アンサルディ ← インテル(買取義務発動。€250万)

リャンコ・ヴォイノヴィッチ ← ボローニャ(ローンバック)

ケヴィン・ボニファーツィ ← SPAL(ローンバック。一度はSPALが€1000万の買取オプションを行使したが、それに対しトリノが€1100万で買い戻しオプションを行使)

コフィ・ジジ ← ナント(買取オプション行使。€400万)

オラ・アイナ ← チェルシー(買取オプション行使。€1000万)

ディエゴ・ラクサール ← ミラン(買取オプション付ローン。ローン料:€50万、買取オプション:€1150万)

 

FW

シモーネ・ザザ ← バレンシア(買取義務発動。€1200万)

シモーネ・ヴェルディナポリ(買取義務付ローン。ローン料:€300万、買取料€2000万+ボーナス€200万)

シモーネ・エデラ ← ボローニャ(ローンバック)

 

(いやFW全員シモーネでわろた)

 

支出合計 : 約€3300万

 

OUT

GK

ヴァンヤ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチ → スタンダール・リエージュ(買取オプション付ローン。買取オプション:€350万)

 

DF

エミリアーノ・モレッティ → 引退。現在トーロでチームマネジャーとして奮闘中

ダニーロ・アヴェラール → コリンチャンス(買取オプション行使。€200万)

 

MF

サムエル・グスタフソン → クレモネーゼ(完全移籍。詳細不明)

 

FW

ヴィタリ・ダマシュカン → フォルトゥナ・シッタート(買取オプション付ローン。詳細不明)

アデム・リャイッチ → ベシクタシュ(買取義務発動。€650万)

エムバイェ・ニアン → レンヌ(買取オプション行使。€1500万。よっしゃ!!!!)

ルーカス・ボジェ → レディング(買取オプション付ローン。詳細不明)

 

収入合計 : 約€2400万

 

収支合計 : −€900万

 

買い取るべきローン加入の選手たちを全員買い取り、余剰戦力の整理もしながら結局ラクサールやヴェルディ獲得にも成功。動きはだいぶ遅かったが、マッシモ・バーヴァが新DSとして迎えた最初のメルカートだったことを鑑みれば、個人的に70点は付けていいという感想だ。バーヴァおつかれ!

 

さて、今回はここまで。次回は今季の選手紹介をやっていこうと思うので乞うご期待!以上あざっした!