トリノFC情報局

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【ロングインタビュー】アンサルディ :「これほど結束したチームは初めて」

 

先日アップした記事の通り、ボルミオでの合宿で汗を流しているトーロ。昨日からはバカンスを早めに切り上げたルキッチがチームに合流している。数日以内にリンコンも到着するそうで、非常に頼もしい。メルカートについてはEL予選の初戦が迫っているにもかかわらず補強が一向に進まない現状はあるが、主力たちは軒並み残留が濃厚なので差し引きイーブンと言ったところか。

 

そんな中、クリスティアン・アンサルディがトレーニングの合間にToro Newsのインタビューに応えたようだ。アンサルディは25日のEL予選2回戦で対戦することが濃厚なデブレツェニについても語っている。

 

デブレツェニは予選1回戦のクケシ戦1stレグを3-0で勝利

 

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ー今季最初の親善試合(ボルミエーゼ戦)では好印象だったけど、それは何が理由?

 

今の僕はとてもコンディションが良い。去年とは違って、今年は合宿が始まる前も家でトレーニングしてたからね。だから始まる前から準備万端だったのさ。ここまで順調だし、神に感謝しているよ。

 

ーこの時期に力を入れてトレーニングしないと、シーズン中苦労するリスクもあるよね。

 

僕たちはハードワークしている。昨日のボルミエーゼ戦は合宿開始早々の試合だったからみんながフィジカル的に仕上がってるわけではなかったけど、有益なトレーニングが積めたと思う。

 

ー昨日のデブレツェニとクケシの試合は見た?どんな印象?

 

フィジカルが最後はモノを言うという印象だね。前半はクケシが主導権を握っていたけど、後半はフィジカル的に勝るデブレツェニが盛り返した。彼らはEL予選のために1ヶ月半を準備に費やしている。僕らより多くの時間をトレーニングに使っているんだ。もちろんそれが不安材料というわけではないけどね。僕らは自分たちのことだけを考える必要がある。まずはホームでの1stレグを勝利したい。

 

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ー昨季、順位の上ではEL出場を逃していたわけだけど、それについてはどう思う?

 

僕には「自分たちはうまくやった」という確信があった。Instagramでもあるファンに「トーロの歴史をまた作れたかもしれない」って返信したしね。本当にやれると信じていたよ。でもその後ミランが出場権を剥奪され、神が僕らにチャンスをくれた。これをモノにするかどうかは僕ら次第だね。

 

ーついにヨーロッパが近付いてきたね。

 

僕らはヨーロッパのために毎シーズン戦ってきた。今年はチャンスが巡ってきたし、これを無駄にしたくはない。僕らにとって、ヨーロッパリーグは挑戦であり目標としていた舞台。できるだけ長く留まりたいね。

 

ー昨季、君はヨーロッパリーグだけでなく"チャンピオンズリーグ"のワードも口にしていたよね。

 

僕は神を信仰している。神に対し忠実な信仰心があれば、目標に辿り着くことができると信じている。トーロが今ヨーロッパリーグに向けて準備をしているのはただの偶然じゃない。それに値することをしてきたからだよ。僕はこのチームを信じている。チームメイトたちがどんどん自信を手にしていくのを見てきた。エンポリでの敗北はあったけど、時にはそんなこともあるよ。

 

ー17/18シーズンと比べ、昨季は何が変わったのだろう?

 

見ればわかる通り、醸し出す雰囲気が変わったね。目標に対する意識が変わったんだ。監督のおかげだよ。彼は僕らのリーダーであり、選手たちはみんな彼を信じて付いて行っているよ。

 

ー昨季後半戦からトーロは一気にギアチェンジしたイメージだけど、それは何が要因だと思う?

 

選手たちが相互理解を深めたことが理由じゃないかな。ジジやメイテ、イッツォなど昨夏何人かの新戦力がトーロに来た。一緒にやる中でお互いのことを深く理解していったし、グループとしても成熟していった。そしてそれが結果となって現れたんだよ。今年はそれを続けるだけだし、その点においては昨年より簡単だと思っているよ。

 

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ー今のトーロの改善点はどこだろう?

 

全てのチームに対し同じメンタルで試合に臨まなければならない。昨季ミランインテルアタランタ戦で見せたような闘争心をね。下位のチーム相手に僕らは集中力を欠く傾向にある。これは改善すべきところだ。これは間違いなくメンタルの問題。チームはいつも同じなんだからね。対ビッグクラブでの良いパフォーマンスを維持できた時期もあったんだし、僕らはこれに慣れる必要がある。そして僕らにはやれると確信しているよ。

 

トリノインテルから君を買い取った。トリノには長く留まりそう?

 

ここで僕は幸せだ。ほぼ完璧なくらいにね。サッカー選手にとって、自分に合った場所を見つけるのは大事なこと。僕はここで見つけることができた。家族みんながトリノでの生活を気に入っていることも一つの理由だよ。サッカー選手は僕らにとっては仕事だし、何が起きるかは分からない。だけど僕にとってトリノはパーフェクトだ。ここに来た最初の日から言っているように、僕はチームの助けになりたいし全ての試合でピッチに何かを残したいと思っている。

 

ートーロは今3-4-3や3-4-1-2にシフトチェンジしているところだよね。ウイングバックの役割はどう違うの?

 

僕らは対戦相手に応じて戦い方を変える。僕にとって中盤が4人だとか5人だとかはあまり関係ないよ。重要なのは監督がその都度何を要求するかだね。

 

ー昨季より上に行きたい気持ちはある?

 

毎日成長を続けていたいよ。これは人間としても当然の欲求だ。

 

ークオリティの面でチームに足りないものは何だと思う?

 

チームとしての成熟が弱点を補ってくれると思うよ。チームが毎日のように成長していくのを僕は肌で感じている。今年は僕にとってプロ14年目だけど、これほど結束の固いチームは初めてだよ。みんないいヤツだし、家族同然さ。

 

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ファルケが10番を着けるのかはロッカールームのみんなで決めたこと?

 

その通りだ。彼はずっとあの数字を望んでいたし、彼にはその資格があるとみんな思っているよ。

 

ー合宿での同部屋は誰?

 

ベレンゲル。彼は成長を続けている若者だし、自信を手にし始めている。これは彼にとっては非常に重要なことだ。スピードとクオリティのある選手だし、継続性を身に付ければさらに素晴らしい選手であることを示せるはずだ。彼はチームに違いをもたらせる選手だよ。ベレンゲルが左ウイングバックに?もちろん歓迎だよ。僕らはお互いスペイン語を話すし色々とアドバイスもできるだろう。まあ僕は右サイドもできるんだけど(笑)

 

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ーザザはどんな人?

 

彼は素晴らしい男だ。信じてくれ(笑) 人間としても最高さ。彼がトーロに来ると知った時は本当に嬉しかったよ。彼のことは良く知っているし、正直悪く言う言葉が見つからない。アタッカーたちは他のポジションより多くのプレッシャーの中でプレーしている。たくさんのゴールを要求されるからね。でも、彼はチームのためにハードワークできる選手。ベロッティと同じようにね。チームは全員が常に同じ方向を向いて前に進む必要があるけど、彼はそれを良く知っている。彼がクラブに残ってくれれば嬉しいよ。

 

アンサルディと他選手の関係性が垣間見えるインタビューだったため、筆者も非常に楽しく訳すことができた。様々なクラブを渡り歩いてきたからこそ見えるものも彼にはあるのだろう。もうベテランと呼べる年齢だが、トーロにとっては欠かすことのできないキープレーヤー。ヨーロッパリーグでもあのスラロームのようなドリブルですいすいと相手を抜き去って欲しい。

 

今回触れなければならない話題はもう一つある。

 

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昨日、トーロの前指揮官でボローニャの監督を務めるシニシャ・ミハイロヴィッチが記者会見を開き、白血病を患っていることを告白したのだ。

 

彼の性格を考えれば、哀れみの眼差しを向けられることは好まないはず。病を「倒すべき相手」と称し戦いに挑むミハのために、暗くなるのではなく全力でエールを送りたいと思う。

 

Forza Sinisa!!!!!!!!!!!

Siamo tutti sempre con te!!!!!!!!!!!