トリノFC情報局

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【19/20シーズン選手紹介】TORINO FC PRIMA SQUADRA

ELプレーオフで無念の敗退を喫し、今季も戦うコンペティションセリエAコッパ・イタリアの2つのみとなったトーロ。しかしチームとしてはマッツァーリが駒選びに困らないほどの選手層を形成することに成功した。現地のメディアがこぞってトーロの上位進出を予想しているのは、そこに理由がある。昨季から積み重ねた選手間の相互理解に加え、ラクサールやヴェルディなど新たにレギュラークラスになり得る選手も獲得した新生トリノFC今季にかかる期待は昨季以上だ。

 

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フォーメーション

基本布陣は昨季に引き続き3バック。3-4-2-1や3-5-2、3-4-1-2などを相手に応じて使い分ける戦い方が予想される。そこで強みになってくるのが中盤の選手たちの戦術的柔軟性だ。3センターや2センターを問わず、さらにはメディアーノからトレクァルティスタまで、トーロは中盤ならどこでもこなせる選手を複数抱えているのである。これがマッツァーリ・トーロの強さの秘密と言っても過言ではない。

 

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ワントップをツーシャドーが支える布陣。今季もこれが基本布陣になるはずだ。ヴェルディが加わった前線トリオは攻撃力が格段に増し、層にも厚みが。ただ、エンクル事件の影響でセンターバックの並びは不確定要素が多い。

 

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2トップの場合、連携が格段に向上したベロッティとザザがコンビを組む。メッザーラという新境地を開拓したベレンゲルのおかげで、中盤から前の選択肢はかなり多い。今季のバゼッリはレジスタでの起用が増えそう。

 

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昨季同様、相手が格上の場合はトレクァルティスタにメイテやルキッチが入り、相手司令塔の監視役に。また、全ての布陣に言えることだが両ウイングバックのポジション争いにも注目だ。

 

それではお待ちかね、選手の紹介。背番号順にいってみよう!(ちょっと長いよ)

 

TORINO FC PRIMA SQUADRA

 

4. リャンコ・ヴォイノヴィッチ

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1997年2月1日生まれ

U-23ブラジル代表

 

ボローニャでの半年ローンを終えてトリノに帰還。恵まれたフィジカルと闘争心を武器とするセンターバックで、近未来のディフェンスリーダーとして非常に期待が大きい。オリンピック世代のブラジル代表でも主力を張っており、来年は来日が濃厚だ。唯一とも言える不安要素は負傷の多さ。これさえ克服すれば将来的にはワールドクラスになり得る逸材なのは間違いない。今季はレギュラー確保を目指し先輩プレイヤーたちとのポジション争いに挑む。

 

5. アルマンド・イッツォ

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1992年3月2日生まれ

イタリア代表

 

アッズーリにも定着しつつある武闘派ディフェンソーレ。昨年加入した際は、過去の八百長事件関与疑惑が祟りティフォージからあまり歓迎されていなかったが、トーロの選手らしく闘争心を剥き出しにした守備であっという間にファンの心を鷲掴みにした。相手より先にボールに触れる技術に非常に長けており、激しさの中にも美しさのあるインターセプトは一見の価値あり。空中戦も非常に強く、競り負けることはあまり無い。セットプレーでは得点源としても計算できる。

 

7. サシャ・ルキッチ

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1996年8月13日生まれ

セルビア代表

 

3年前の加入当初は非常に線が細く、あくまでエレガントなゲームメイクを身上とするレジスタというプレースタイルだったが、マッツァーリの手によって"魔改造"を施され、運動量と球際の激しさを兼ね備えた戦えるチェントロカンピスタへと変貌を遂げた。3年前と比べ身体つきもゴツくなっており、見た目にも成長の跡が窺える。代表でも定位置を確立しつつあるため、ますますの成長が期待できるだろう。これと言った弱点のないオールマイティなプレイヤーだが、もう少し決定的な仕事ができるようになればトーロでもポジションを確保できるはずだ。

 

8. ダニエレ・バゼッリ

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1992年3月21日生まれ

イタリア代表

 

相手によってプレースタイルを変えることのできる器用な選手。与えられたタスクを忠実に遂行できる戦術眼が最大の長所だ。ピッチ広範囲をカバーできる運動量に加え足元の確かな技術を兼備しており、マッツァーリのトーロには欠かせない存在である。昨季は主にメッザーラやトレクァルティスタで起用されたが、今季からはアタランタ時代に経験したレジスタとしてのプレーが主な役割になりそう。既にこの役割でプレーした今季の公式戦ではいずれも見事なパフォーマンスを見せており、これを継続できればアッズーリへの復帰も視野に入ってくるはずだ。

 

9. アンドレア・ベロッティ

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1993年12月20日生まれ

イタリア代表

 

2シーズン前のスランプから抜け出した感のある、トーロの主将にして主砲。屈強なフィジカルを活かしたゴール前での仕事ぶりは迫力満点だ。得点チャンス以外にもポストプレーや前線からのチェイシングで貢献できる。パンチ力のあるシュートを遠目からでも放つことができ、ミドルレンジからでも枠を大きく外すことはほとんどない。難しい体勢からのシュートを決め切ることができる反面、意外と簡単なシュートを外してしまったりするという、なんともイタリアのストライカーらしい特徴も持っている。

 

10. イアゴ・ファルケ

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1990年1月4日生まれ

スペイン

 

今季から10番を背負うトーロの切り込み隊長。長らく右ウイングを主戦場としてきたが、昨季からはマッツァーリの手によりプレーエリアが中央寄りにコンバートされた。ゴールにより近い位置でプレーできるようになった結果、さらに危険な選手に進化。10番の数字に相応しくライン間でのボールの引き出しや単独でのドリブル突破、左足でのミドルシュートなど多彩な能力を遺憾なく発揮している。違いを作れる選手だが今季はレギュラーポジションが確約されているわけではなく、例年以上に結果が求められるシーズンになりそうだ。

 

11. シモーネ・ザザ

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1991年6月25日

イタリア代表

 

加入1年目の昨季は完全な期待外れに終わり、今夏のメルカートでは放出の噂が絶えなかったが、「必ず巻き返してみせる」という力強い決意とともに残留。今季はプレシーズンからEL予選、さらにはセリエA開幕戦とコンスタントにゴールを挙げておりその得点力を爆発させている。独特なリズムで切り込むドリブルや左足での正確かつ強烈なシュートがストロングポイント。さらに守備時にはファウルすれすれのタックルで相手ディフェンダーに激しいプレスを敢行するなど献身性もお見事。これでは筆者も手の平クルーせざるを得ない。

 

14. ケヴィン・ボニファーツィ

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1996年5月19日生まれ

U-23イタリア代表

 

トーロプリマヴェーラが育てたイッツォ二世。昨季ローン先のSPALで名を挙げ一度は買取オプションを行使されたが、その日の内にトーロが買い戻し条項を行使した。強烈なフィジカルコンタクトと機を見た正確な縦パスが持ち味で、今季はSPAL時代同様左チェントラーレでのレギュラー確保が期待される。EL予選や第2節アタランタ戦ではセットプレーから得点を挙げており、その辺りの得点力もイッツォに似てきた印象だ。一対一の対応や空中戦などはまだイッツォに及ばないが、特徴のよく似た先輩が同じチームにいることは彼のさらなる成長を助けるはずだ。

 

15. クリスティアン・アンサルディ

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1986年9月20日生まれ

元アルゼンチン代表

 

今月で33歳を迎えるベテランウイングバック両利きというアドバンテージを活かし、スラロームのようにスルスルと抜けていくドリブルが彼の真骨頂だ。左右どちらの足でも正確なクロスを配給することができる上、カットインしてのミドルシュートというパターンも持ち合わせている。年齢的な衰えは一切感じさせないが、今季はより若く強力な新加入選手も加わった。いくら彼と言えどもベンチ行きの可能性は否定できないだろう。ちなみに娘が2人と息子が1人おり、休日はほとんど家族と過ごす良き父親。

 

17. ウィルフリード・シンゴ

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2000年12月25日生まれ

コートジボワール

 

今季からトップに昇格を果たしたコートジボワール産ディフェンソーレ。昨季のプリマヴェーラでは1月の加入にもかかわらず、即座にスタメンを確保するなどポテンシャルの高さを見せつけた。アフリカ人らしく身体能力の高さを存分に活かした守備が持ち味で、自ら持ち上がることのできる足元の技術も素晴らしい。チーム最年少の1人ということもあり、チームディナーなどではいつもお兄さんたちにイジり倒されている。またプレシーズンのボルミオ合宿では、カラオケで声が小さすぎると話題になった。

 

18. サミル・ウイカ

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1988年7月5日生まれ

コソヴォ代表

 

今夏のメルカートでシリグの控えとして加入したポルティエーレ。昨季いっぱいで退団したイチャーソの後釜を務める。コソヴォ出身ではあるがキャリアのほとんどをセリエAで過ごしており、パレルモキエーヴォジェノアなどにも在籍した。安定感のあるタイプというよりはパフォーマンスにやや波があるタイプで、コンスタントな活躍は望み薄。ただ、調子が良い時のスーパーセーブぶりはシリグのそれにも劣らないため、控えとしては頼りになる存在と言えそうだ。

 

20. シモーネ・エデラ

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1997年1月9日生まれ

U-23イタリア代表

 

トーロ生え抜きのドリブラーレフティである。ボローニャでの半年ローンを終えリャンコと共にローンバックを果たしたが、そのローンは両者にとって完全に明暗が分かれる結果に。最後までスタメンで起用され続けたリャンコに対しエデラはほとんどベンチを温め、あまりにも実りの少ない修行となってしまった。さらに今季も肩の負傷で出遅れてしまい、ローンでの受け入れ先も見つからず。チェルチ二世と称されるだけあってポテンシャルは高いのだが、今季のチームに居場所があるかは正直怪しい。

 

21. アレハンドロ・ベレンゲル

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1995年7月4日生まれ

スペイン

 

2年前の加入以来順調な成長曲線を描くスペイン人サイドアタッカー。闇雲にドリブルで仕掛けていた加入当初とは変わり、最近は周囲とのコンビネーションで崩すパターンを多用するようになった。さらにここセリエAでは戦術眼も鍛えられているようで、本職の左ウイングだけでなくウイングバックやトレクァルティスタ、メッザーラなどでの起用にも柔軟に対応。テクニックを併せ持ったユーティリティプレイヤーとしてマッツァーリからの信頼を勝ち得ている。ただ、ポジション確保のためにはルキッチ同様もう少し決定的な仕事ができる選手になりたい。

 

22. ヴィンチェンツォ ・ミリコ

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2000年8月12日生まれ

U-19イタリア代表

 

セコンダプンタや左ウイングを主戦場とするスピード溢れるアタッカンテ。ロレンツォ ・インシーニェを彷彿させるプレースタイルを持ち、昨季のプリマヴェーラでは怪我の影響で22試合の出場に留まりながらも24得点を記録した。EL予選では途中出場ながらも3試合でピッチに立つなどマッツァーリからの評価も非常に高い。近未来のエース候補としてティフォージの期待を背負う存在だ。メルカート最終日にキエーヴォへのローンが決まりかけていたが、ヴェルディ獲得作業に追われていたトーロからの返答が遅れ、土壇場で破談。

 

23. スアリオ・メイテ

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1994年3月17日生まれ

フランス

 

巨大な体躯を活かし、中盤のフィルター役としてピンチの芽を摘むフランス人メディアーノ。空中戦地上戦問わずセカンドボールの回収に秀でており、相手を弾き飛ばしながらボールを奪うショルダーチャージは強烈さを極めている。フィジカルだけの選手かと思いきやそうではなく、足元の繊細なテクニックを用いて単独でプレスを掻い潜る場面も多い。課題としてはやや迫力不足の攻撃参加とファウルの多さ。マッツァーリからももう少しミドルシュートにチャレンジするよう要求されている。

 

24. シモーネ・ヴェルディ

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1992年7月12日生まれ

イタリア代表

 

マッツァーリが獲得を熱望し、6月から狙い続けてきた両利きのアタッカンテ。トーロ史上最高額となるトータル€2500万の移籍金で加入した。実は8シーズン前もトーロに在籍しており、ティフォージからは「おかえり」と暖かく迎え入れられている。両足ともに精度の高いキックが武器で、ボローニャ時代には1試合のうちに右足と左足で2つのフリーキックを決めたことでも有名。昨季のトーロに欠けていた創造性をチームにもたらせる存在として、期待は非常に大きい。ちなみに、背番号24を選んだのは「彼女の誕生日だから」だそう。調子に乗るな

 

25. アントニオ・ロザーティ

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1983年6月26日生まれ

イタリア

 

ナポリで一緒に仕事をした経験のあるマッツァーリの誘いを受け、第3キーパーという立場を了承した上で昨季トーロに加入。シーズン終了後に契約満了でお別れかと思われたが、真摯に練習に臨むプロフェッショナルな姿勢とロッカールームでのムードメーカーぶりでクラブからの厚い信頼を勝ち取り、1年の契約延長を果たした。ちなみにチームメイトからはイタリアを代表する往年のロックアーティスト、アドリアーノ・チェレンターノに似ているとイジられており、本人もよくモノマネをして見せている。

 

27. ヴィットーリオ・パリジー

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1996年3月25日生まれ

U-23イタリア代表

 

エデラやボニファーツィ同様プリマヴェーラからの生え抜きで、左ウイングを得意とするサイドアタッカー運動量が非常に豊富で、がむしゃらにプレーする姿勢は一定の評価を得ている。トーロへの愛を再三に渡って語っておりティフォージからも愛される存在だが、未だにトップチームで居場所を見つけられていない。さらに負傷箇所の手術の影響でシーズンスタートが遅れ、濃厚と思われたローン修行も決まらず。極め付けにヴェルディの加入やミリコの台頭などでその立場はさらに厳しいものになってしまった。契約も来年で満了となるため、今季が正念場か。

 

29. ロレンツォ ・デ・シルヴェストリ

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1988年5月23日生まれ

元イタリア代表

 

"ロッロ"の愛称で親しまれる右サイドのダイナモ。トーロ加入当初はその能力を燻らせていたが、マッツァーリ政権下ではウイングバックを任され完全復活した。トーロ戦士の例に漏れず強靭なフィジカルと無尽蔵のスタミナで勝負するタイプだ。対人に非常に強く、特に空中戦ではほぼ無敵。得点機会に関与することも多く、エリア内でのプレーはストライカーそのものだ。クロスの精度も年々上がっている印象で、今季はアシストにも期待がかかる。30代に入り学業にも精を出しており、今年3月には「スポーツクラブの競争ツールとしての戦略的マーケティング」に関する論文でローマ大学の経済学部を卒業した。

 

30. コフィ・ジジ

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1992年12月30日生まれ

コートジボワール

 

昨季はナントからのローンだったが、めでたく買取オプションを行使されてトーロに完全移籍。今季はセリエA2年目のシーズンを迎える。トーロ加入後は主に左チェントラーレで起用されてきたが、今季はエンクル事件の影響でリャンコと中央のポジションを争うことになりそうだ。スピードのあるアタッカーへの対応を得意とし、気の利いたカバーリングが持ち味足元の技術も確かなため、中央もソツなくこなせるだろう。平均年齢の若い守備陣をまとめる新リーダーとしてさらなる覚醒が待たれる。代表からは3年前の初招集以来遠ざかっているが、そこに復帰することが個人としての目標となるか。

 

33. ニコラ・エンクル

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1990年3月27日生まれ

カメルーン代表

 

トーロの守備陣では全ての能力が1人傑出しており、頼れるディフェンスリーダーとして欠かせない存在だったが、トランスファーリクエストを巡ってクラブと対立するという衝撃的な事件を起こしチームから孤立。「トーロの選手としてピッチに戻りたい」とのコメントを出したものの、正式な謝罪を求めるクラブとの関係には亀裂が生じたままだ。マッツァーリからも依然として干されており、今季ピッチに立つかどうかは不透明な状況である。ただ、復帰となれば大きな補強となるだけに、良い報せを待つ他ない。

 

34. オラ・アイナ

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1996年10月8日生まれ

ナイジェリア代表

 

買取オプション行使組の1人。昨季はセリエA初挑戦ながらも、左右のウイングバックの準レギュラーとして及第点以上のパフォーマンスを披露するなど、期待通りの活躍を見せた。プレミアリーグで磨かれた身体能力に加えトリッキーなドリブルと創造性を持ち合わせており、単独で局面を打開できる数少ないプレイヤー。年齢に見合わない落ち着いたプレーぶりにも定評があり、タレントの揃うナイジェリア代表でもポジションを確保している。左右どちらのサイドも高いレベルでこなせる器用さも大きな武器だ。今季は右ウイングバックのポジションを先輩デ・シルヴェストリと争う。

 

36. グレイソン・ブレーメル

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1997年3月18日生まれ

ブラジル

 

執拗なまでのマンマークとビルドアップ能力が特徴のブラジル人ディフェンソーレ。欧州初挑戦の昨季は出番が限られたが、指揮官マッツァーリからも一目置かれている存在で、急遽スタメン出場したトリノデルビーではユヴェントスを相手に堂々のプレーぶりを見せつけた。年代別の代表には未招集だが、そのポテンシャルは同胞のリャンコにも負けず劣らず。今季はボニファーツィとのハイレベルなレギュラー争いが予想されるが、若手同士切磋琢磨して成長していって欲しいところだ。

 

39. サルヴァトーレ・シリグ

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1987年1月12日生まれ

イタリア代表

 

押しも押されもせぬトーロの正守護神。驚異的な反射神経を持っており、エリア外からのシュートはどんなコースであっても基本的に無効化する。至近距離からのシュートにも非常に強く、彼の存在だけで勝点10ほどの価値があるのはもはや疑いようもない。ディフェンスの寄せが甘かったりすると大声で檄を飛ばしてチームを鼓舞。モレッティが引退した今季は精神的支柱としての役割も担うことになりそうだ。イタリアのキーパーらしく足元の技術には一抹の不安を抱えており、クリアリングやロングフィードは苦手。2試合に1回くらいのペースでクリアをほぼ真上に撃ち上げる。

 

88. トマス・リンコン

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1988年1月13日生まれ

ベネズエラ代表

 

ベネズエラ代表でキャプテンを務める"エル・ジェネラル(将軍)"。鋼のような肉体を躊躇なく相手にぶつけてボールを奪うファイターだ。ポジショニングや読みも非常に洗練されており、ボール奪取後も高い推進力を活かして攻めに転じるなど、複数のタスクを引き受けることができる。そのプレースタイルのせいで警告を受けることが非常に多いが、セリエA初挑戦の5年前から退場処分を受けたことは一度もない。だがほぼ1試合に1度のペースでカードを貰うため、4試合に1回はサスペンションで不在なのが玉に瑕。

 

90. ニコラ・ラウティ

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2000年4月15日生まれ

U-19イタリア代表

 

センターフォワードを主戦場とする若手ストライカー。昨季はプリマヴェーラで15得点を挙げ、ミリコやシンゴとともに今季よりトップチームに昇格した。フィジカルの強さを全面に押し出してゴールに向かうそのプレースタイルは主将ベロッティそっくりである。世代別代表にもコンスタントに招集されておりミリコとともに近未来のトーロを担う存在だが、今季は前線の層がかなり厚くトップデビューはまだ待つことになりそう。ひとまずは冬のメルカートでローン修行に出されることが濃厚だ。

 

93. ディエゴ・ラクサール

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1993年2月7日生まれ

ウルグアイ代表

 

2年前からトーロが動向を注視していた選手で、今季ようやく加入が実現。ミランからの買取オプション付ローンで獲得した。左サイド全域をカバーできる運動量と躍動感溢れる突破が持ち味。昨季ミランでの挑戦は失敗に終わったが、得意のウイングバックでプレーできるトーロではジェノア時代の輝きを取り戻すことができるはず。アンサルディとのレギュラー争いも非常に楽しみだ。9月現在ではアンサルディが負傷離脱中のため、早期のフィットが叶えばいきなりのスタメン定着もあり得る

 

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今季こそ欧州へ。戦力は揃っている

 

長くなったが、今季の目標を挙げて終わりにしよう。ズバリ、欧州カップ戦圏の6位以内だ。今季は監督交代などで過渡期を迎えている強豪チームも少なくないため、トーロのような成熟路線を行くチームにとっては大きなチャンス。新戦力が問題なくフィットすれば、今季の台風の目になれると筆者は確信している。唯一にして最大の不安点とも言えるエンクル問題を早急に解決し、目標へ向け一枚岩となりたい。

 

今季こそヨーロッパへ。Forza Toro!!