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【トーロと学ぼう】イタリア語のポジション表記入門!

イタリア語には様々なポジション表記の仕方が存在する。筆者もその全てを把握しているわけではないが、大体は理解しているつもりだ。そこで今回はトーロのフォーメーションを題材としイタリア語のポジション表記や意味などを解説していく。

 

フォーメーション / La formazione

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フォーメーションやシステムに関しては日本語と大差ない。4-3-3であればQuattro-Tre-Tre、3-5-2であればTre-Cinque-Dueという風に数字をそのまま読む。「4バック」はDifesa a quattro、「中盤3センター」ならCentrocampo a treというように「ポジション a 人数」と表現する。「3トップ」は不規則で、Tridente(トリデンテ)と表記する場合が多い。

 

ゴールキーパー / Portiere, Estremo difensore

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ゴールキーパーには一般的に2つの表現が使われる。Portiere(ポルティエーレ)とEstremo difensore(エストレモ・ディフェンソーレ)だ。Portiereは「門」を意味するPorta(ポルタ)という単語から派生した表現で、「門番」といったイメージの単語。もう1つのEstremo difensoreは直訳すると「究極のディフェンダー」となり、ディフェンダーのさらに後ろにいるディフェンダー、つまりキーパーを指す。

 

ディフェンダー / Difensore

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ディフェンダーには大きく分けて2種類。サイドバックセンターバック である。前者はTerzino(テルツィーノ)、後者はDifensore centrale(ディフェンソーレ・チェントラーレ)と表記するのが一般的だ。Difensore centraleは単語通りそのままの意味なので問題はないが、Terzinoはイタリア語で「3番目」を意味するTerzo(テルツォ)という単語が語源で、サイドバックが後ろから数えて3番目に位置するポジションなことから生まれた表現。こういった語源などの背景も知っておくと楽しいかもしれない。ちなみに右サイドバックTerzino destro(テルツィーノ・デストロ)、左サイドバックTerzino sinistro(テルツィーノ・シニストロ)となる。

 

ウイングバック / Esterno

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日本ではウイングバックディフェンダーと中盤どちらでカウントするか微妙なところだが、イタリアでは中盤のポジションとしてカウントする。トーロはウイングバックを置くチームなため、この表現はサポーターとして必須のもの。右はEsterno destro(エステルノ・デストロ)、左がEsterno sinistro(エステルノ・シニストロ)である。ウイングバックサイドハーフを引っくるめて「サイド」と表現する場合はFascia(ファッシャ)が使われる。

 

例) Mohamed Fares sarebbe un rinforzo ideale per la fascia sinistra del toro.

訳 : モハメド・ファレスはトーロの左サイドに理想的な補強となるだろう

 

ミッドフィールダー / Centrocampista

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最もややこしいのは中盤センターだ。戦術の国イタリアらしく位置や役割によって表現が変わるので、全てを網羅するのはなかなか難しいかもしれない。中盤の選手全体を指す大雑把な表記としてはCentrocampista(チェントロカンピスタ)が使われる。Campo(カンポ。ピッチの意)のCentro(チェントロ。中央の意)に位置する選手という意味である。

 

アンカーはMediano(メディアーノ)、インサイドハーフMezzala(メッザーラ)。Medianoが「真ん中の、ハーフの」を意味するのに対しMezzalaの原型は実は略語。Mezzo(メッツォ。半分の意)とala(アーラ。翼の意)を繋ぎ合わせた言葉である。直訳すればハーフウイングと言ったところか。

 

トップ下はTrequartista(トレクァルティスタ)。直訳すると「4分の3の人」となり、これはイタリア語で「4分の3」を意味するTre quarto(トレ・クアルト)が語源。ピッチを横に4分割したときに3番目のゾーンがプレーエリアとなることが由来らしい。トーロも採用しているワントップツーシャドーの布陣での「シャドー」もイタリア語ではTrequartistaに当たる。

 

おまけとしてプレースタイルを表す表記もいくつか紹介しよう。

 

  • Regista(レジスタ)...少し深い位置からのゲームメイクを得意とする選手のこと。指揮者の意味を持つ。アンドレア・ピルロの代名詞でもあった。現代サッカーではジョルジーニョなんかを除きほぼ絶滅したと言っていいだろう。サンドロ・トナーリやマルセロ・ブロゾヴィッチはちょっと違う気がする。

 

  • Incontrista(インコントリスタ)...激しいディフェンスでピンチの芽を摘む選手。近年は戦術の進歩とともに後述のクルソーレとの境界線が曖昧になってきた印象を受ける。トーロで言えばトマス・リンコン

 

  • Incursore(インクルソーレ)...襲撃者の意味を持つ。かっけえ。機を見たゴール前への飛び出しや攻撃参加でチャンスに絡むプレーを得意とする選手。ジャコモ・ボナヴェントゥーラやロレンツォ・ペッレグリーニはこのカテゴリーかもしれない。

 

 

 

他にも当然あるだろうが残念ながらこれだけしか知らない。すまそ。

 

フォワード / Attaccante

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フォワードも布陣によって表現が変わるポジション。ワントップましくはスリートップならセンターフォワードを表すCentravanti(チェントラヴァンティ)、そしてウイングは先程も出たAla(アーラ)が使われる。より細かく役割などに言及する場合はストライカータイプの選手はPrima punta(プリマ・プンタ)、セカンドトップ型であればSeconda punta (セコンダ・プンタ)が一般的。

 

その他

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  • Allenatore(アッレナトーレ)...監督のこと。All.と省略し表記される場合もしばしば。トーロの来季のアッレナトーレは果たして誰に...?

 

  • Titolare(ティトラーレ)...スタメンの意味。

例) Ecco gli undici titolari del toro!
訳 : トーロの11人のスタメンはこちら!

 

  • Panchina(パンキーナ)...ベンチの意味。セリエAでは年間最優秀監督にPanchina d'oro(パンキーナ・ドーロ。直訳すると"黄金のベンチ")と呼ばれる賞が授与される。昨季はジャンピエロ・ガスペリーニが受賞した。

 

 

さて、今日はここまで。筆者もイタリア語を勉強中の身なため、温かい目で読んで下さったそこのあなたに感謝したい。今回はほぼ何も調べずにただただ書き殴ったが、現地のサッカー記事なんかを読んでいると今回紹介したような表現は山ほど出て来る。ぜひ本記事と照らし合わせて現地の記事を読んでみて欲しい。

 

有識者の方の訂正やご指摘お待ちしております。

カイロ :「ヴァニャーティにはイライラした」

2020年5月23日(土)@スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ


カイロ
: ミラノの自宅で数ヶ月を過ごしたが、やっと我々のスタジアムに戻ってくることができた。とても喜ばしいことだよ。ここに来るのは3月7日に行われた親善試合のアレッサンドリア戦以来だ。既にCOVID-19の影響で状況は悪くなり始めていた時期だったが、私は私自身に約束していた。"チームに会うため必ずトリノに帰って来る"とね。

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今日はダヴィデ・ヴァニャーティを紹介できる事を嬉しく思う。正直に言うと、彼にはイライラさせられていたよ。4年前、アルフレッド・ゴミスの移籍交渉のため我々は会談を行ない、ジャンルーカ・ペトラーキがダヴィデとの交渉に臨んだが、"SPALのDSは頑固。非常にハードな交渉になっている"と私に報告してきたよ(笑) 結局その時点でゴミスの取引は成立しなかったね。

 

最初私はダヴィデ・ヴァニャーティという男が嫌いだったんだ(笑) だが、お陰で移籍交渉において私を苦労させた人間、つまり有能な人材を見つけることができたと今は思っている。その後はケヴィン・ボニファーツィやミルコ・ヴァルディフィオーリの取引を共に成立させ、お互いを知るようになったんだ。我々の良い関係はそこから生まれたと思う。来季のクラブをどう運営していくかを考えた時、彼の顔が最初に浮かんだよ。だから彼に連絡を取ったんだ。まだ42歳と若くハングリーで、野心ある男だが同時に謙虚でもある。仕事に対しての姿勢も適切だ。彼を迎え入れることができて本当に嬉しいよ。

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ヴァニャーティ : まず最初に、環境を変えたいという私の願いを受け入れてくれたSPALに感謝したい。カイロ会長の言葉は光栄だ。私にとってこの役職を任されるのは名誉なことであり、同時に責任を感じる。トリノに来てからの数日間、私のことを知ってもらうため、そしてクラブのことを知るために仕事に没頭したよ。

 

このクラブの人々が素晴らしい仕事をしてきたのは知っている。彼らと共に働くことで、より素晴らしい結果を出す事ができると信じているよ。今週は色々な事を知るための一週間だった。選手たち、コーチングスタッフ、フィジオたちと話をしたよ。カンピオナートが再開されるとしても、我々には既にその準備ができていると思う。

 

トリノで働くにあたり、あなたのアイデアとプランはどのようなものでしょうか?

 

(ヴァニャーティ)先ほども述べた通り、ここに来てからの日々はクラブの人々に私のアイデアや情熱を理解してもらうための時間に費やした。このクラブにある全てのリソースを使って何かを作り上げていきたいと考えている。カンピオナートの再開に向け、選手たちには再び気を引き締めるよう話したよ。まずはセリエA残留のことを第一に考えなければならない。勝点を稼ぐには、名誉あるグラナータのユニフォームを着るだけでは不十分だ。私は監督を信じている。日々報道で様々な名前を目にするが、これはクラブの状況を良くするものではない。モレノ・ロンゴは現状考え得る指揮官の中ではベストな人物だ。我々は選手や監督たちのそばにいる必要がある。

 

ーカイロ会長、今日はロックダウン以降2度目のトレーニングでした。選手たちには何と声を掛けましたか?

 

(カイロ)選手たちとは電話などで連絡を取ったが、直接は会っていない。また来週トリノに帰って来るから、その時会うつもりだ。今日は私の代わりにダヴィデが彼らと話してくれた。今日はチーム練習初日だったが、ダヴィデ曰く彼らはとても意欲に満ち溢れているそうだ。我々は再びコンパクトなチームにならなければならない。今季は今のところたった27ポイントしか獲得していないのだからね。現時点で他チームより1試合少ない状況ではあるが、ここまであまりにも多くの勝点を無駄にしてしまった。勝利への貪欲さと渇望を持ち、ここからリスタートする必要がある。

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先ほど監督についてダヴィデが言及したが、私も同じ考えだ。モレノを新監督に選んだのは2月で、その後すぐ不運が全てをストップしてしまった。彼にはまだ仕事をする時間すら与えられていないし、最大限のサポートがある事をここで言っておきたい。新聞で目にする名前は全て完全な妄想だが、スポーツ紙にとってはニュースがない困難な時期な事だということは理解できる。時には想像力を働かせて記事を書く事も必要だろう。だが我々はモレノと共におり、良い形でシーズンを終え次に繋げる事だけを考えているよ。私はこのチームの可能性を信じている。

 

ーカイロ会長、カンピオナートは再開されると思いますか?

 

(カイロ)我々は明確な方向性と共にチームトレーニングを再開した。ただ、再開については政府の決定を待つ必要があるだろう。カンピオナートの再開後、仮に再中断を強いられた場合の対応はまだ決まってはいないようだしね。この点においては早急な決断が求められると思う。プレーオフ&プレーアウトの可能性を示唆する記事も読んだが、リーグ戦のレギュレーションを変えることには反対だ。どうなるか状況を見ていこう。

 

メルカートの計画はいつ開始する予定ですか?

 

(カイロ)通常なら、5月下旬はDSがメルカートでの戦略を立てどのように動くかを決める時期だ。この時期にダヴィデをクラブに迎え入れられたのは非常に大きい。これはSPALのおかげでもある。今は彼にとって選手やクラブを良く知るための時間だ。この時間を有効活用し新たなシーズンに備えたい。

 

(ヴァニャーティ)今はどのクラブも経済的に苦しい時期だ。そんな状況でどのくらいの資金がメルカートに投入できるか疑問視されるのは自然な事だろう。その点を鑑みると、他クラブとの選手のトレードという案は有効な解決策になり得る。また、まだ見ぬ才能を発掘する優れたスカウト能力も不可欠だ。この困難を乗り切るにはそういった創造性が求められる。どのような形でメルカートにアプローチするかはこれから判断していくが、"トリノという美しい街の歴史あるクラブ"という点で我々は有利に立ち回れると思う。

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ーヴァニャーティDS、ロンゴ監督が来季も指揮を取る可能性はありますか?

 

(ヴァニャーティ)スポーツにおいてこういった議論は毎日のように為されている。給料を支払うオーナーはクラブに不可欠。だがその他の労働者は、その全員がクラブの信頼を得るために働く必要があると思う。我々は全ての可能性に対しオープンだ。時間をかけて評価していく。最終的には結果で判断する事になるだろう。

 

ー現在の順位については不安視していますか?

 

(ヴァニャーティ)Noだ。我々には強いスカッドがある。このチームが昨季見せた強さが偶然などではないのは、誰の目にも明らかだ。トーロと対戦するチームは、常に我々に恐れを抱くはず。そのメンタリティを持てと選手たちにも話したよ。私はチームの近くに居たい。選手たちは彼らの本当の価値をまだ見せてはいないのだからね。

 

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アンドレア・ベロッティとは話をしましたか?

 

(ヴァニャーティ)彼は私にトーロへの愛着と選手としての価値を見せてくれた。今日の練習を見た限り、既にフィジカルコンディションは良さそうだよ。

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ーカイロ会長、今季いっぱいで契約満了を迎える選手たちの状況を教えて下さい。

 

(カイロ)クリスティアン・アンサルディとロレンツォ・デ・シルヴェストリとは素晴らしい関係を築いている。今はダヴィデが彼らの代理人と話し合いをしているところ。然るべきタイミングで彼らとの契約延長を試みるつもりだ。

 

【伝説を紐解く】Solo il fato li vinse.

時は遡ること約70年前。1940年代後半、当時のイタリアで文句なしの最強チームだったクラブをご存知だろうか。ユヴェントスでもミランでもインテルでもない。我らがトーロだ。彼らはグランデ・トリノと呼ばれ、尊敬と畏怖の眼差しを向けられた。

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グランデ・トリノの選手たち

 

しかし"グランデ・トリノ"とは何か。一体どんなチームだったのだろうか。約70年の歳月が過ぎた今彼らを知るには、データから目を背けるわけにはいかない。まずは彼らの遺した数字から見ていこう。

 

  • 5 - 42/43シーズンからセリエA5連覇を達成
  • 6年9ヶ月 - 43年1月31日から49年10月23日までホーム戦不敗神話を継続
  • 125 - たった1シーズンの間に125ゴールを記録(47/48シーズン)
  • 10 - 当時アッズーリのスタメン11人中10人がトーロの選手

 

彼らがなぜグランデと呼ばれるようになったかはこれらの数字で充分にお分かり頂けたはず。目を疑うようなデータだ。筆者も正直半信半疑で何度も確認した。これがイタリアサッカーの歴史に名を残すグランデ・トリノである。"Solo il fato li vinse(運命だけが彼らに勝つことができた)."全く持ってその通りである。

 

伝説たち

 

次はグランデ・トリノ最後のシーズンとなった1948/1949の主力メンバーを紹介したい。今から71年も前の話だ。当然実際に見たわけではないし、監督はどんな人だったか、どんな選手たちだったのかはもはや文章でしか残っていない。しかし伝説を語り継ぐのはサポーターの役目だ。筆者は今回、僭越ながらもその役目を果たしたい。

 

グランデ・トリノが採用していたフォーメーションはWMと呼ばれ当時最先端だった布陣だ。フィールドプレーヤー10人の点を結ぶとWMの文字が浮かび上がるためそう呼ばれるようになった。

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48/49シーズンの基本フォーメーション

 

この時代のサッカーは攻撃のW、守備のMと完全に攻守分業型だったが、40年代後半のグランデ・トリノメディアーノの2人が攻撃にも顔を出し、メッザーラの2人が守備にも貢献する戦術を採用。後述のエウゼビオカスティリアーノの得点数からもそれは明らかだ。3バックの左右を務めたアルド・バラリンとヴィルジリオ・マローゾも積極的に攻撃に参加するなど、チームとして非常に攻撃的なサッカーを志向していたことが見て取れる。

 

レスリー・リーヴスリー

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イングランド国籍

享年37

在任期間1948年〜1949年


グランデ・トリノ最後の指揮官。現役時代はマンチェスター・ユナイテッドなどでサイドバックとして活躍した選手だった。1939年に現役を引退してから指導者の道に進み、47年にプリマヴェーラの指揮官としてトーロに入団。翌年にはトップチーム指揮官に内部昇格し、オリンピックのイタリア代表監督も務めた。事故の直前にはお隣ユヴェントスからオファーを受け取っていたそうだ。

 

ヴァレーリオ・バチガルーポ
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イタリア代表(5試合出場)

享年25

在籍期間1945年〜1949年(137試合出場)

 

ゴール前で最後の砦となったグランデ・トリノの守護神。トーロでのデビュー戦は45年10月14日に行われたユヴェントスとのデルビーだった。プロ・ヴェルチェッリのホームスタジアムに今も名前が残るストライカー、シルヴィオ・ピオラに得点を許し負けはしたもののその試合からレギュラーを獲得した。身長は176cmとGKとしてはかなり小柄な部類に入るが、リゴーレをストップする事にかけて右に出る者は居なかったそう。アッズーリの正GKとして5キャップを刻んだ。

 

アルド・バラリン 

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イタリア代表(9試合出場)

享年27

在籍期間1945年〜1949年(149試合出場4得点)

 

トーロでは3バックの右を担当。攻守両面において最高の働きを見せられる器用な選手だったという。弟のディーノ・バラリンもトーロに第3GKとして所属しており、2人ともスペルガの悲劇で命を落とした。グランデ・トリノに名を連ねたバラリン兄弟の偉業を称え、彼らの出生地であるキオッジャの自治体は市営スタジアムに「スタディオ・アルド・エ・ディーノ・バラリン」と名前を付けた。

 

マリオ・リガモンティ

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イタリア代表(3試合出場)

享年26

在籍期間1945年〜1949年(140試合出場1得点)


3バックの中央でプレーしたブレッシャ出身の勇猛果敢なディフェンソーレ。プリマヴェーラ時代にトーロがブレッシャから獲得し、そのまま45年にプロデビューを果たした。アッズーリには47年5月11日に行われたハンガリー戦で初キャップを記録したが、なんとその試合ではユヴェントス所属のGKルチーディオ・センティメンティ以外全員がトーロの選手だったそうだ。現在ブレッシャがホームスタジアムとして使用するスタディオ ・マリオ・リガモンティの名前は彼の功績を称えてのもの。

 

ヴィルジリオ・マローゾ

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イタリア代表(7試合出場1得点)

享年23

在籍期間1945年〜1949年(103試合出場1得点)


トーロでは3バックの左を務めた。若くしてイタリアサッカーの歴史において最高の左サイドバックのひとりとして数えられ、ヨーロッパでも屈指のプレーヤーとして名高い選手だったらしい。非常にテクニカルな選手で、攻撃参加するサイドバックとしては先駆者的存在であった。グランデ・トリノのメンバーの中では末っ子だったため、「チット(小さな子の意)」と呼ばれ親しまれていたそうだ。49年2月27日に行われたポルトガル戦において、アッズーリの選手として最初で最後のゴールを決めた。

 

ジュゼッペ・グレーザル 

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イタリア代表(8試合出場1得点)

享年30

在籍期間1945年〜1949年(123試合出場16得点)


グランデ・トリノの司令塔。ダブルボランチの右を主に担当した。両利きであり、優れたテクニックとプレービジョンで当時イタリア屈指のゲームメイカーだったプレーヤーだ。相手選手の激しいプレッシャーを難なくいなす優れた反射神経から、愛称は「ガゼッラ(ガゼル)」。出身地トリエステには彼の名を冠したスタディオ ・ジュゼッペ・グレーザルがある。

 

エウゼビオカスティリアーノ 

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イタリア代表(7試合出場1得点)

享年28

在籍期間1945年〜1949年(115試合36得点)


グレーザルと欧州屈指のコンビを組んだメディアーノ。もともとメッザーラとしてプレーしていたが、晩年はやや下り目で起用されていた。上記のスタッツからも分かる通り非常に得点力に優れた選手で、トーロ加入1年目のシーズンには中盤の選手ながら公式戦20得点を記録。機を見た飛び出しからゴールを狙うチェントロカンピスタというプレースタイルは当時革新的であった。

 

エツィオ・ロイク

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イタリア代表(9試合出場4得点)

享年29

在籍期間1942年〜1949年(176試合出場70得点)

 

フィウマーナでプロデビューを果たし、ミランヴェネツィアなどで大暴れした後42年にグランデ・トリノの一員となった。トーロではWMフォーメーションの右メッザーラに当たるポジションでプレー。身長は178cmとそこまで上背は無いがフィジカルコンタクトに優れた選手だったらしく、ファイナルサードでの迫力あるプレーが持ち味だった。愛称は「エレファンテ(象)」。

 

ヴァレンティーノ・マッツォーラ

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イタリア代表(12試合出場4得点)

享年30

在籍期間1942年〜1949年(195試合出場118得点)


グランデ・トリノの偉大なるカピターノにして象徴的存在。42年にロイクと共にヴェネツィアから加入した。彼がいかに偉大な選手だったかはトーロで195試合に出場し118得点を記録していることからも一目瞭然だろう。異常なまでの運動能力を備えていたと語られており、イタリアサッカーの歴史において「最も完全な選手」のひとりとして名高い。本職のメッザーラのみならずディフェンスラインやウイングなど様々なポジションでプレーしていたらしく、サッカーIQが飛び抜けて高かった事が窺える。ちなみに試合中、カピターノである彼がユニフォームの袖をまくるのはチームにエンジンを掛ける合図だったそうだ。インテルのレジェンドであるサンドロ・マッツォーラは彼の息子。


ロメオ・メンティ

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イタリア代表(7試合出場5得点)

享年29

在籍期間1941年〜1949年(131試合出場54得点)


グランデ・トリノの右ウイング。16歳の時ヴィチェンツァでデビューし、41年にトーロに加入した。その後ミランやユーヴェ・スタビア、フィオレンティーナへのローンを経験し46年に復帰。そこからは右ウイングとして不動のポジションをモノに。アッズーリのデビュー戦は47年4月27日のスイス戦だったが、なんとこの試合でハットトリックを記録する活躍を見せている。彼の生前の功績を称えヴィチェンツァ、カステッランマーレ・ディ・スタビア、ネレト、そしてモンティキエーリのスタジアムに彼の名前が付いた。

 

グリエルモ・ガベット

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イタリア代表(6試合出場5得点)

享年33

在籍期間1941年〜1949年(219試合出場122得点)


3トップの中央でゴールを量産したストライカー。トーロに加入する前はユヴェントスでプレーしており、トリノの両チームでスクデットを経験した数少ない選手のひとりである。ユヴェントスでは通算102ゴールで歴代11位、トーロでは122ゴールで歴代4位とトリノの街を代表するゴールマシーンであった。足元のテクニックに絶対的な自信を持っており、ドリブル突破が持ち味だったそう。アクロバティックなゴールも数多く決めており、アッズーリでもエースとして君臨した。

 

フランコ・オッソラ

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イタリア国籍

享年27

在籍期間1939年〜1949年(176試合出場86得点)


17歳の時ヴァレーゼでデビューし、翌年トーロに引き抜かれた。アッズーリへの選出経験は無かったもののトーロでは通算86得点を記録しており、クラブ歴代9位のゴール数を誇っている。ポジションは主に左ウイング。キープ力に優れたアタッカンテだったらしく、彼からボールを奪えるディフェンダーはそう居なかったという。彼のデビューしたクラブであるヴァレーゼは現在スタディオ ・フランコ・オッソラをホームスタジアムとして使用中。

 

グランデトリノが遺したもの

 

1949年5月4日、リスボンで行われたベンフィカとの親善試合を終えてイタリアに帰国したグランデ・トリノ彼らを悲劇が襲った。間も無くカゼッレ空港に到着するというところで、悪天候による視界不良が原因で機体はコントロールを誤る。そして機体は体勢を立て直すことも叶わず、トリノの丘陵地スペルガに墜落してしまったのである。

 

セリエA5連覇を目前にし、グランデ・トリノは突如としてこの世から去った。負傷などの影響で遠征メンバーから外れていた数名の選手は生存したが、残っていた公式戦4試合はプリマヴェーラの選手を中心に戦わざるを得なかった

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事故発生直後の現場の様子。トーロの選手・スタッフを含む乗員乗客全員が死亡した

 

トーロとの試合を残していたフィオレンティーナジェノアサンプドリアパレルモの4チームはグランデ・トリノに敬意を表する意味を込め、トーロと同じくプリマヴェーラをピッチに送り込み試合に臨んだそうだが、いずれにせよカンピオーネたちを失ったショックは若き雄牛たちに伝染していてもおかしくはない。メンタル的にまともな試合ができなくても何ら不思議ではなかった。

 

しかし残る4試合をプリマヴェーラは全勝で終えた。見事に首位を守り抜いたのだ。急逝した偉大なる先輩たちの墓前にスクデットを。そのために若き戦士たちは戦った。そして見事に達成したのである。このメンタリティこそがトーロのユニフォームに今も残る、古きエンジ色の魂だ。

 

Forza Vecchio Cuore Granata.

戦え、古きエンジ色の魂よ。

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機体が墜落したスペルガの丘にあるスペルガ大聖堂の裏に建立された慰霊碑。今も各地からカルチョファンが訪れている

 

古き魂とはグランデ・トリノの歴史。語り継ぎ、守り抜いてゆくべき誇りそのものである。クラブが今も謳い続ける"FVCG"。このフレーズは、偉大なる先人たちの魂が決して死んでなどいない事を意味しているのかもしれない。

 

グランデ・トリノが遺したのはグラナータの誇り。彼らがホームスタジアムとしていたスタディオ・フィラデルフィアをトーロが現在も練習場として使用しているのはそこに理由がある。誇り高きトーロの英雄たちを、グラナータに魅せられた我々ティフォージはこれからも語り継ぐだろう。

 

Come sarà la rivoluzione del nuovo toro?

ダヴィデ・ヴァニャーティ新DS就任から約1週間。新たなブレーンを手に入れたトーロだが、予想通りかなりの数のメルカートの噂が飛び交っている。可能性とか信憑性とかそんなのは一旦置いといて、今回は獲得の噂に上がる選手や新監督候補たちを見ていこう。

 

新監督候補

 

マルコ・ジャンパオロ

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現地メディアで新監督の最右翼として現在報じられているのがこのジャンパオロ。4-3-1-2の布陣を好み、コンパクトな陣形でのパスサッカーを志向している。昨季までのトーロとは完全に真逆の戦術を操る指揮官であるため適応には時間を要しそうだが、ヴァニャーティの就任で"改革"を謳っているトーロとしてはラグビー脱却へのカンフル剤として悪くない選択肢。ただ、彼が就任する場合は大幅なスカッドの刷新が求められるはずだ。

 

イヴァン・ユリッチ

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今季ヴェローナを躍進に導いた指揮官として記憶に新しい。あのジャンピエロ・ガスペリーニの弟子として指導者としての下積みを経験した監督であるため、志向する戦術はイメージがし易いはず。前述のジャンパオロとは違い、トーロには馴染みの深い3-4-2-1のフォーメーションを好むため、就任となった場合でもそこまで大胆なチーム改革は必要ないかもしれない。

 
レオナルド・センプリチ

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ヴァニャーティとSPALでコンビを組んでいた事で候補に。今季の不振により既にSPALからは解任されているが、同時にSPALをセリエAに押し上げた人物でもある。手腕は確かだろう。布陣としても3-5-2を好む傾向にあり、これまたトーロのメンツに合う人物かもしれない。ヴァニャーティに続いて彼もトーロに来るとなれば、夏の補強は主にフェッラーラの地へ目を向ける事になるか。

 

ロランド・マラン

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今季前半戦のカリアリでの仕事ぶりや現在フリーである事が理由で名前が挙がっている。4-3-2-1を主に採用し、"まずは守備から"という堅実な戦術を好むため、前指揮官マッツァーリに似通う点もあると言えるだろう。メンツや戦術から見てもトーロとのマッチ度はかなり高いと思われる。限られた戦力の中でも組織的なチームを作れる監督であり、筆者としても彼の招聘には大賛成だ。

 

主に名前が挙がるのは上記の4人。現指揮官モレノ・ロンゴ続投の可能性はほぼ無いというのが現地メディアの見立てで、まず間違いなく来季は別の人間がベンチに座る事になりそうだ。個人的にはユリッチかマランを希望したい。てかまずはセリエAに残留したい...

 

新加入候補

 

カミル・グリク

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減俸を受け入れてでもトリノの街に戻りたい」と事あるごとにコメントするトーロの元ディフェンスリーダーは、退団が有力なエンクルの後釜として名前が挙がる。モナコとの契約は残り1年となっているため、予想されるコストもそこまで高くない。32歳という年齢はややネックだが、国際舞台での豊富な経験とキャプテンシー、トーロへのクラブ愛はプライスレス。エンクル退団となった場合ぜひ迎え入れたい。

 

ダヴィデ・ビラスキ

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サイドバックや右ウイングバック、そして3バックの右をこなせる機動力に優れたディフェンダーインテル移籍が噂されるイッツォの正当後継者と言えるだろう。積極果敢な攻撃参加に加え、相手アタッカーへのアグレッシブなチャレンジはもっと評価されるべき。筆者としては非常に好きな選手だ。ただ獲得オペレーションに際してはジェノアの徹底抗戦が予想される。

 

ガブリエル・ストレフェッツァ

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ビラスキに引き続き筆者イチオシの選手。センプリチ政権のSPALでは右ウイングバック、ディ・ビアージョ政権では右ウイングを担当している。170cmと身体的に恵まれている方ではないが、両足を器用に扱って仕掛けるドリブルやチャンスメイクは一見の価値あり。ビジャレアルなど他クラブの関心も噂されるが、ヴァニャーティの存在はトーロにとって大きなアドバンテージとなるはず。SPALから引き抜いて欲しい選手個人的No.1である。

 

ハメド・ファレス

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怪我の影響により今季はわずか92分のプレータイムに止まっているアルジェリア代表左ウイングバック。昨年も獲得の噂があったが、ヴァニャーティのトーロ入団により名前が再浮上した格好だ。正確なクロスと激しい上下動で攻守に貢献できる選手で、将来的にアンサルディの後継者となり得る逸材である。夏にはインテル移籍が決まりかけていたそうだが、前述の負傷により破談に。

 

ロベルト・ガリアルディーニ

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イッツォとのトレード案が主に報じられる運動量豊富なチェントロカンピスタ。不振が続きついに放出リストに名前が載ってしまったメイテの後釜として素晴らしい補強となるだろう。インテルはイッツォとの同額トレードを希望するがトーロ側は金銭の上乗せを要求すると見られており、そう易々と決まる交渉ではなさそうな雰囲気。ただメイテだけでなくバゼッリまで退団となった場合、トーロとしてはゴネてもいられない。

 

ラデ・クルニッチ

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2年前から加入の噂があり、昨年トーロ加入に近づくも土壇場でミランに奪われた経緯がある。質と量を保証できる現代的なプレーヤーだ。ラングニック就任が噂されるミランとしては放出を選択する可能性があるようで、再びトーロ加入の噂が。適正ポジションのメッザーラに加えツーシャドーの一角も担える戦術的器用さは特筆に値する。個人的にはボナヴェントゥーラよりクルニッチの方が欲しい。

 

ジャコモ・ボナヴェントゥーラ

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ミランとの契約が6月で満了を迎えるため、古巣アタランタをはじめローマやトーロの間で争奪戦が起きている。Instagramミラン公式のフォローを外しアタランタ公式をフォローしたため、ベルガモへのセンセーショナルな帰還が濃厚と報じられていたがここに来てローマも台頭。トーロとしてはこの2クラブにやや遅れを取っている印象だ。疑いようもなく良い選手だが、怪我がちなのが玉に瑕。

 

アミン・ユネス

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2年前のナポリ加入以降、適応に苦しみイマイチ本領発揮には至っていないドイツ人アタッカー。トーロ移籍の噂は昨年あたりから定期的に出ており、今夏イアゴ・ファルケジェノアに買い取られた場合獲得に動くのではとの見立てだ。そもそもセリエAの水が彼に合わない可能性もあるため、完全移籍での獲得はやや危険か。ナポリが容認するかは置いといて、狙うのならばローンを打診するのが最も賢い選択だろう。

 

他にも噂に挙がった監督・選手は複数いるが、今回は体感的に多く名前が出た人物を取り上げてみた。正直補強に関してはCOVID-19の影響やセリエA残留ミッションの成否など不確定要素が非常に多い。今回書いた内容は当然現地メディアの報道を参考にはしているものの基本的には筆者の妄想だと思って欲しい。カンピオナートが本当に再開されるのならば、当然まずは残留を決めるところからだ。

 

笑顔で夏のメルカートを迎えられることを祈りたい。

 

La rivoluzione si inizia.

日本時間14日の夕方頃、ダヴィデ・ヴァニャーティのDS就任がトーロより公式発表された。ヴァニャーティはSPALとの契約を解除しトーロとの2年契約にサイン。先月下旬あたりから噂されていた彼の入閣だが、最初に報じたSportItaliaの予想は見事に的中した事になる。COVID-19の影響で「メルカート関連の話題は全て飛ばし」という風潮が濃い中、こんな時期だからこそ何かしら水面下で動いているはずと淡い期待を抱いていた筆者の願いは見事に報われた。昨年退団したジャンルーカ・ペトラーキの穴を埋めきれずにいたトーロにとって、彼の就任は見事なオペレーションだったとクラブを褒めたい。まあぶっちゃけ去年からやって欲しかったけど。

 

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ヴァニャーティのDS就任に伴い、前任者のマッシモ・バーヴァは以前の役職であったユースセクター責任者に復帰する事になった。プリマヴェーラを勝てる集団へと変貌させた張本人であるバーヴァはやはりこの肩書きが一番似合う。なお、今季ユースセクターを統括していたアンドレア・ファッブリーニの去就は今のところクラブから何の発表も出ておらず消息不明となっている。かわいそすぎん?

 

SPALで7年間DSとして仕事をしてきたヴァニャーティ。メルカートでのスマートな立ち回りで、就任当初セリエCにいたクラブをセリエAに押し上げた立役者と言っても過言ではない。トーロで偉業と言ってもいいほどの功績を残したペトラーキに比べればまだ少ないものの、ヴァニャーティがSPALで関わった選手たちを少し紹介する。

 

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マヌエル・ラッザリ

2013年、SPALは当時19歳だった彼をフリートランスファーで獲得。そして2019年、移籍金約€1400万ラツィオに移籍した。

 

アンドレア・ペターニャ

アタランタで燻っていた彼をSPALに連れて行ったのはヴァニャーティだった。€1200万の買取オプション付ローンで獲得し、翌年オプションを行使。今夏からは€1700万の完全移籍でナポリに移籍が決定している。

 

イゴール

2019年夏にザルツブルクから€300万の移籍金でSPALに加入。そして今年1月にローン料€150万€800万の買取義務が付いた形態のオペレーションでフィオレンティーナに移籍した。

 

ケヴィン・ボニファーツィ

トーロプリマヴェーラ時代にローンでSPALに迎え入れ、主力として昇格の原動力に。彼の才能を見抜いたのは間違いなくヴァニャーティだ。今年1月、€1200万の買取義務が付いたローンでSPALに完全移籍する事が決まった(泣)

 

ミルコ・ヴァルディフィオーリ

ワルテル・マッツァーリによるラグビー戦術からヴァニャーティが命辛々救い出した人類最後のレジスタ。移籍金は€100万であった。ヴァルディフィオーリを諦めない。

 

他にもビッグクラブからの関心も報道されるハメド・ファレスガブリエル・ストレフェッツァらの将来性を見出し、格安でフェッラーラの地へ連れて行ったことも記しておく。

 

トーロでの彼の仕事は"Rivoluzione(革命)"。マンネリ化したチーム内のヒエラルキーを一度更地に戻すべく、スカッドの入れ替えが期待されている。COVID-19の影響もあり大幅な刷新は可能性として低いが、再びトーロがヨーロッパを目指すチームとなるためには、ヴァニャーティの就任に伴うRivoluzioneに多少なりとも期待したい。

【勝手にベスイレ企画第二弾】ユニフォーム編!!

前回のイケメンベスイレ企画、いかがだっただろうか?"きんぴらイレブン"と銘打って選出したイケメンジョカトーレ11人を紹介する企画だったが、お読みになった方には筆者の好みを存分にご理解頂けたと思う。バンドのグループ名デビューシングルのタイトルもまだまだ募集中なので、そっちもぜひお願いしたい。

 

きんぴらイレブンについてはこちらから→【お待ちかね】セリエAイケメンベストイレブン! - トリノFC情報局

 

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さて、今回はユニフォーム編。2019/2020シーズンのセリエA20チームのユニフォームの中から、11枚を厳選してご紹介していく。20チーム中とはいってもフィールドプレーヤーのファースト、セカンド、サードに加えゴールキーパーのファースト、セカンドと各チーム約5種類のキットがあるため、単純計算で約100枚の中から選出したという設定になる

 

今回は好み以前に筆者個人のセンスが問われるためやや不安だが、前置きはいつやってもめんどくさいので早速11位から順番に紹介していこう。

 

 

 

11位 : ウディネーゼ FPファースト

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サプライヤー : Macron(イタリア)

 

イタリアのビアンコネーロといえばもちろんウディネーゼ。違うほうのビアンコネーロが今季はダサ...おっといけない前衛的なデザインなので、ウディネーゼのキットの良さが今年はより際立っている。襷状に縦縞をカットしているこの感じは今までのウディネーゼには無かった。個人的にはメインスポンサーであるDACIAのロゴ下に掲載されているもう一つのスポンサーロゴ、VORTICE(イタリアはミラノに本社を置く空調関連の企業だそう)のグリーンがワンポイントカラーとして好印象。

 

10位 : パルマ FPセカンド

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サプライヤー : errea(イタリア)

 

erreaはパルマカラーの良さをいつも最大限に引き出している。ファーストキットが白地に黒十字模様のパルマだが、セカンドキットに青と黄色のボーダーを採用するのも伝統だ。「歴史とアイデンティティ」これも良いユニフォームを選ぶ基準としてかなり重要なキーワードだろう。最近気づいたが筆者はセカンドキットに明るい色を持ってくるチームのユニフォームに惹かれがちかもしれない。セリエA以外だとバレンシアとか。

 

9位 : SPAL FPファースト

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サプライヤー : Macron(イタリア)

 

リブやメーカーロゴの色がゴールドで纏められている点、ヘンリーネック気味の首元が個人的に高評価。SPALといえば水色と白の細めなストライプがトレードマークだが、それもかなり好みだ。コンビニの店員に間違えられそうな点を除けば、近年のSPALのユニフォームの中でも最高の出来な気がする。ペターニャもバイト辞めるし、来季はセリエBに落ちてしまうのだろうか?それならそれでクオカードでも使ってボニファーツィを買い戻せないだろうか?何言ってるんだろうか?

 

8位 : ローマ FPセカンド

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サプライヤー : NIKE(アメリカ)

 

筆者大好きNIKEユニ!今季のローマはレトロなデザインのサードユニフォームが話題を呼んでいるが、正直個人的にはあまり好みではない(首元が広すぎる)。それよりも"ウルバーノ・カイロがジャンルーカ・ペトラーキに怒りのカミナリを落とす"ことを、別に予言してはいないこのユニフォームの方が好みだ。あとは背番号とネームのフォントも素晴らしい。トーロもサプライヤーNIKEになんないかな。

 

7位 : ユヴェントス GKファースト(?)

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サプライヤー : adidas(ドイツ)

 

ファーストかセカンドか分からないが、これはモノトーンの最適解のようなユニフォームだと言える。これができるんならなんでフィールドプレーヤーのファーストがあんなにダサ...おっといけないええとちなみにこのカモフラ模様は今季のadidasのキーパーユニフォームとしてテンプレートのデザインだそうで、adidasサプライヤーとしている世界中のチームで採用されているそうだ。ごまかせた。

 

6位 : ナポリ FPセカンド

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サプライヤー : Robe di Kappa(イタリア)

 

6位はミリタリーグリーンとカモフラ模様が特徴のこのユニフォーム。縁取りがチームカラーの水色であるところ、メインスポンサーのLeteロゴが見事なアクセントとなっているところにグッときた。袖部分はカモフラ模様が入っておらず無地という点にもデザイナーのこだわりが垣間見える。Kappaの素晴らしいユニフォームを見ていると、トーロサポとしてはなんだか昨季が懐かしくなってくる。ああ、Jomaが好きになれない...

 

5位 : ミラン FPサード

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関係ないけどこの写真めっちゃ良くない?

 

サプライヤー : PUMA(ドイツ)

 

adidasとPUMAの創設者が兄弟同士というのは有名な話だが、「2人の遺した会社、素晴らしいキット作ってますよ!」と天国の彼らに教えてあげたい。元々ミランは弟アドルフ・ダスラーが設立したadidasのイメージが強かったが、昨季より兄ルドルフ・ダスラーのPUMAに乗り換えた経緯がある。個人的にPUMAのミランにあまり見慣れない部分はあったが、今季のこの素晴らしい出来栄えのおかげで、PUMAもだいぶミランに馴染んできたかも。

 

4位 : サンプドリア FPサード

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サプライヤー : Joma(スペイン)

 

サンプドリアのユニフォームに関しては、Jomaの仕事ぶりは見事である。もう一回言うけどサンプドリアのユニフォームに関しては。黒とグレーの中間のようなカラーリングに、チームカラーであるトリコロールをあしらったこのユニフォームが4位だ。首元はボタン付きのヘンリーネックとなっており、細部へのこだわりが感じられる。もし自分がドリアーノだったら確実にポチっていた。そういう意味ではダサい練習着を大々的に売り出したりと購買意欲を抑制してくれる我がトーロには感謝しかない。

 

 

さて、いよいよベスト3!

 

 

3位 : ボローニャ FPサード

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サプライヤー : Macron(イタリア)

 

冨安が加入した今季のボローニャはファースト、セカンド、サードと全てのキットが素晴らしいが、中でもこのサードは特に美しい。実はクラブ創設110周年を記念したユニフォームでもあり、このグリーンも初タイトルを獲得した1925年のユニフォームカラーなのだそうだ。写真ではわかりづらいが、左半身にタイトルを獲得したシーズンの年代が透かしのような感じでプリントされているのもポイントの一つ。クラブ創設年にちなんで1909枚の限定販売だったらしく、その辺もオシャレだ。

 

2位 : パルマ FPサード

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サプライヤー : errea(イタリア)

 

パルマから2枚目のランクイン。ただ一言、あまりにもかっこ良すぎる。erreaの仕事ぶりはもはや罪の意識すら感じて欲しいほどだ。ファンでなくとも欲しい1枚だが、ここはグッと堪えることにしよう。黒ベースに青と黄色のグラフィックを大胆に取り入れたこのデザインは、まさにモダンなユニフォームという印象。それにしてもイングレーゼに似合いすぎている。まあとりあえず今夏のメルカートではこれ着たさにパルマへの移籍を志願する選手が出るはずだ。

 

 

 

さあ、いよいよ栄えある1位は...?

 

 

インテル FPサード!!

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サプライヤー : NIKE(アメリカ)

 

NIKE好きの筆者にとってこの選択は言わば必然だった。本当にかっこいい。もし自分がインテリスタだったら、ベロッティを売ってでも手に入れていただろう。このユニフォームが素晴らしいのは「普段使い出来そう」なところだ。ストリート感漂うこのユニフォームこそがスクデットに相応しい。PIRELLIのボックスロゴを前にすればSupremeもひれ伏すしかないはずだ。2回目だけどトーロもNIKEになんないかな。

 

 

【まとめ】Macronは素晴らしい。

 

いかがだっただろうか?筆者のセンスに問題は無かっただろうか?トーロはなぜイアゴ・ファルケをあんなに安い買取オプション付きでローンに出したのだろうか???

 

最後関係ないが、以上が筆者の選ぶユニフォームベストイレブンだ。5位以内はいずれもサードユニフォームがランクインした通り、筆者は攻めたデザインや限定ユニフォームなんかに魅力を感じる傾向にあるのかもしれない。

 

サプライヤーとしてはMacronが3枚でトップ、続いてともに2枚のNIKEerreaがベスト3に。やっぱMacron素晴らしいね。まあとりあえず今回は筆者が何かしらのMacronウェア購入を決意したところで終わらせて頂こう。ご意見やコメントなど有ればぜひ。以上あざっした!

【お待ちかね】セリエAイケメンベストイレブン!

忌々しいコロナウイルスの影響で、カルチョのない日々を皆さんはどうお過ごしだろうか?筆者は専らFootball Managerで名将ごっこをして自分を慰めているが、ゲームでは味わえないカルチョの大事な要素が一つある事を今回は提唱したい。生身の人間だからこそ見ていて絵になるもの...

 

そう、顔面だ。今回はあの忌々しいウイルスのせいで週末の楽しみを奪われた皆さんに、取っておきの企画をお届けしよう。

 

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セリエAイケメンベストイレブン!!!!!!!!!!!!!!!!!!拍手!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

とは言ってもここで名前を挙げるのは筆者が独断と偏見で選んだ選手たち。個人的な好みの要素がかなり強いことをご了承頂きたい。

 

ズバリ、テーマはこちら!!

 

"きんぴらイレブン"

 

ちょっと何言ってるか分からない方には、甘くもあり辛くもある、あのきんぴらごぼうの味を思い出して欲しい。そう、つまりそういうことだ。個人的には甘さ要素8割、辛さ要素2割黄金比率だと考えており...などという前置きはもういい。書くのがめんどくさい。

 

早速、スタメンの11人を紹介しよう。

 

アンドレア・コンシーリ

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1987年1月27日生まれ

イタリア国籍

 

出オチ感が否めないが辛さ要素はかなり薄い。もはやゼロだ。だがしかし、これから紹介するきんぴらごぼうどもを纏めるには、彼のような兄貴分的存在は不可欠だろう。ご覧の通りイケメンである事に疑いの余地はない。ヤンチャな弟分たちを温かい眼差しで見つめ、時には厳しく叱るロッカールームでの彼をあなたも想像してみて欲しい。

 

アルマンド・イッツォ

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1992年3月2日生まれ

イタリア国籍

 

コンシーリとは対照的に辛さ要素はかなり濃い目。「見た目における"辛い"ってどういうこと?」という疑問は彼の登場により解決された。このテーマでのイレブンには欠かせないプレイヤーと言える。トレードマークとも言える首の翼模様の刺青が似合い過ぎているし、個人的には彼のオラついたこの雰囲気がたまらない。だが、練習中に後輩選手にボールをぶち当てるシンプルなイジメは控えて欲しい。

 

リャンコ・ヴォイノヴィッチ

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1997年2月1日生まれ

ブラジル・セルビア国籍

 

トーロから2人目の選出!贔屓目ありありなのは十分承知の上だが、オラオラ感ではイッツォ先輩に引けを取らない。まだ23歳と若いが既に子供もいるため、これからはどんどん落ち着いた雰囲気になっていくのだろう。練習場の出待ちでは圧倒的なスピードと"話しかけんなオーラ"でティフォージを振り切れる無慈悲さも兼ね備えており、チーム内でも屈指の帰宅スピードを誇っている。これ体験談です。

 

マルティン・カセレス

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1987年4月7日生まれ

ウルグアイ国籍

 

バンドやってそう。たぶんベースだろう。"ボーカルとギターが曲作りや今後の方向性に関して言い争いをしているのを、黙って見てはいるが心の中ではグループの行く末を案じていそう"なこのウルグアイディフェンダーが3バックの左を務める。とりあえずバンドをやっていそうかどうかもこのイレブンの基準となるかもしれない。

 

ケヴィン・マルキュイ

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1991年7月31日生まれ

フランス・モロッコ国籍

 

ファンキー過ぎる髪型のせいであまり触れられないが、彼もかなり美形な選手。バンドよりヒップホップやってそう感が強くやや取っ付きにくいタイプにも思えるが、意外にも非常に優しい目をしている。ノリの良いビートに繊細なリリックを乗せてきそう。たぶんめっちゃいい奴。あと「バイブス」ってめっちゃ言いそう。

 

例 : 「ガットゥーゾ?アイツとはなんかこうバイブスが合うッつーか?とりま一緒にスクデット獲りてエッて思ってる」

 

エリック・プルガル

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1994年1月15日生まれ

チリ国籍

 

筆者のどタイプ。まさに甘さと辛さの黄金比である。顔立ちはいわゆるイケメンのそれだが、やや冷めた印象を与える涼しい目元、刺青だらけの攻撃的な風貌...どれを取っても素晴らしい。このイレブンの核となる存在と言える。バンドを組むならボーカルで間違いないが、恐らくギターもソツなくこなす。恐らくその辺は楽曲によって臨機応変に対応できるため、柔軟性も彼の大きな魅力だと言えそう。何の話だっけ?

 

ダニエレ・バゼッリ

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1992年3月12日生まれ

イタリア国籍

 

プルガルと組むダブルボランチはまさに黄金の中盤。サッカーだけでなく色んなデュエルに強そうである。プルガルとは別グループでギターボーカルをやっていて欲しい。冷めたようでいて鋭い目元が見据える先はトーロのセリエB降格...じゃなくてEL出場で間違いないはず。ちなみに近くで見ると顔が鬼のように小さく、洗顔料を買い換えるペースは非常に遅いと思われる。

 

テオ・エルナンデス

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1997年10月6日生まれ

フランス・スペイン国籍

 

セリエA1年目ながらかなり評価を上げた選手の1人だが、ルックスの面でももう少し評価されるべきだ。彼も鋭い目元が素晴らしい。全体的にちょっとイカツすぎる感じもするが、そういった男らしい要素も評価すべき項目の一つである。まさにドラム向きだ。「最初はサポートメンバーとしてレコーディングに参加していたがメンバーの強い希望で正式加入した」とかいう経歴を持ってそう。

 

サム・カスティジェホ

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1995年1月18日生まれ

スペイン国籍

 

何というか、纏っているオーラがカッコいい選手という印象だ。エルナンデスと対照的に身体つきはやや細めでイカツい印象はあまりないが、自分の長所を熟知したかのようなヘアスタイルと、多めの刺青が作り出す雰囲気は実に絶妙である。バンドに組み込むならギターが妥当か。ソロが長すぎるとボーカルにいちゃもんを付けられたのが気に入らずメンバーと衝突を起こした挙句脱退しそう

 

ロレンツォ・ペッレグリーニ

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1996年6月19日生まれ

イタリア国籍

 

毎朝鏡見ながら「整いました」って言ってるやろレベルで整っている。長谷部誠は「心を整える」を出版したが、ペッレグリーニには「顔を整える」を書いて欲しい。ヒゲを剃っている時期もあったが、少しある方が彼の場合はかっこいいと思う。バンドに組み込むなら脱退したカスティジェホの後釜ギタリストといったところか。彼の加入あたりからやや音楽の方向性に変化が生まれそうだ。

 

パウロ・ディバラ

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1993年11月15日生まれ

アルゼンチン・ポーランド・イタリア国籍

 

ワントップを務めるのはお隣ユヴェントスの10番さん。正直パレルモ時代からずっとかっこいいと思っていた。「ディバラ」っていう名前の響きも個人的にかなり好き。バンドメンバーからは落選となるが、彼ならソロでも十分やっていけるだろう。ショーン・メンデス的なジャンルで攻めていけば爆発的な人気を呼ぶはずだ。てかポーランド国籍持ってるんすね彼。知らなかった。

 

甘さと辛さを兼ね備えたきんぴらイレブン

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完成!以上が筆者の選ぶイケメンベストイレブンである。いわゆるイケメンというよりは個々の持つ雰囲気だったり、オーラ的なものを重視したチョイスとなった。改めて見返すと、顔面偏差値もさることながらサッカー的にも普通に強そうなイレブンである。また、書いてる内になんかバンドを組むことも決まったのでそちらも併せて発表したい。

 

ボーカル : エリック・プルガル

ギター : サム・カスティジェホ(脱退)→ロレンツォ ・ペッレグリーニ。ペッレグリーニの加入辺りからメタル要素が抜け、以前より万人受けしやすい音楽性へと変わっていく

ベース : マルティン・カセレス

ドラム : テオ・エルナンデス

 

さて、いかがだっただろうか。かなり個人の好みを入れたイレブンなため、読んで下さったあなたの意見も聞いてみたい。いわゆる異論は認めるというやつだ。ぜひコメント欄や引用RTなどで好みのイレブンを選んでみて欲しい。よろしくお願いします。

 

あと、ついでにバンドのグループ名も募集したい。そっちもお願いしますよ。

 

以上、あざっした!