トリノFC情報局

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【インタビュー】トーロにはファンタジーアが必要だ。そう、リャイッチのようなね!

 

まずは最悪なお知らせからこの回を始めざるを得ないことを非常に残念に思う。

 

先日、九州南部が梅雨入りしたと気象台が発表したのである。ああ最悪だ。てか早くね?去年の今頃はまだ雨なんて降っていなかったような記憶があるのだが、調べてみると昨年より5日ほど早い梅雨入りだそうだ。あれそんなに早くもなかった。

 

筆者が住んでいるのは九州の中ほどにある田舎だが、先週末くらいから天気は悪く今日も無数の水滴たちがコンクリートの地面を激しく打つ音が外から聞こえている。この音自体嫌いではないのだが、梅雨の何が嫌っていうと湿気。電車、バスなどなど公共交通機関の車内なんかもう地獄である。英語ではHumidity。イタリア語ではUmidità。これを機にこの忌々しい単語をみんなも覚えよう!という訳の分からん前置きから始めてしまい、これ以降をどう書こうかと思い悩んでいるが、あながちこの前置きとリンクしないでもない話題を今日は書いていこうと思う。

 

筆者の心は昨年夏からずっと梅雨が続いている。そう、愛しき我らの10番アデム・リャイッチだ。彼がトルコに行ってしまってから心の雨はしとしと降り続いている。トーロのティフォージならきっと誰もがそうだろう。さらについ先日ベシクタシュが彼の買取オプションを行使したことを公式発表したためもう心の雨は災害レベルに。みなさんも自治体の指示に従って避難して下さい。

 

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写真はかつてトリノプリマヴェーラで指揮を執り、トップチームでもベンチに座ったジャンカルロ・カモレーゼ。だれ?まあとりあえず、Torinogranata.itが彼にインタビューを試みたようなので見ていこう。

 

ー今季のトーロについてはどういう印象ですか?

 

素晴らしいシーズンだったと思う。数字がそれを証明しているよ。トーロは今季、勝点3制度導入後最多となるポイントを獲得した。その上最後の日までヨーロッパを争ったんだ。いくつかの取りこぼしはあったし、モノにすべきだったチャンスは確かにある。しかし、全体的に見ると賞賛に値するシーズンだった。

 

ーそれはなぜでしょう?

 

今この時点でたくさんのチームが監督を替えている。私の意見では、ほぼ全ての監督が今季それぞれ設定した目標を達成したと思うのだがね。しかし一方でトーロはワルテル・マッツァーリが築いた確かなベースを元に来季もスタートすることができる。そしてさらなる飛躍へのポテンシャルもあるんだ。これは評価すべき事実だろう。

 

ー未来への基盤はベンチだけでなく、ピッチ上にもありますね。今チームに必要なのは改革ではなく、地に足を付けて進んでいくことです。

 

「トップレベルのチームに成長するために欠けているピースは、わずかにあと2つか3つだ」とコメントしたカイロ会長の意見に賛同する。この枠組みを強化するには、次のメルカートでの主力の残留と少しの接ぎ木が必要だと思うよ。

 

ーしかし、欠けている残りのピースとはどんなものなのでしょうか?

 

フリーキックから得点できる選手であったり、予測不可能なプレーをする選手。創造性のあるプレイヤーだね。今季マッツァーリはまさにそのタイプの選手を失っている。トーロがさらに飛躍するためには、まさにリャイッチのような選手が必要なんだよ。

 

ーなるほど。では今季トーロで印象に残った選手を教えて下さい。

 

守備陣は軒並み素晴らしいパフォーマンスだった。豊富な経験で若手を助けたという意味では、モレッティとデ・シルヴェストリが決定的な働きをしたと思う。そして彼らを後ろから指揮したシリグ。彼は間違いなくイタリアで最強のゴールキーパーだよ。アッズーリが何かの決勝を戦う時、マンチーニは彼をゴールマウスに立たせるべきだ。

 

ー逆にガッカリだった選手は?

 

私にとって、カンピオナートを見事に戦い抜いたトーロにガッカリだった選手などいない。ザザは他の選手に比べるとあまり貢献はしていないかもしれないが、彼への期待度があまりにも大きかったことを我々は忘れてはならないよ。チームにフィットすれば、来季は取り返すことができるはずさ。

 

 

 

という感じだ。カモレーゼ=筆者か?というくらいに意見が同じである。彼の言う通り、トーロに欠けているピースはまさにアデムだ。あのようなタイプが1人いるのといないのとでは、正直チームとしての怖さが格段に違ってくる。

 

しかし彼はもうトーロの選手ではない。トーロは彼に続くファンタジーアを求め、ロベルト・ペレイラ(無理じゃ)やジャンルーカ・カプラーリ(高え)などの選手を物色している最中だ。仮にトーロが創造性を補う補強に成功した場合、カモレーゼの言うようにマッツァーリのチームはさらなる進化を遂げるはずだ。新DSと目されるマッシモ・バーヴァにはそう言った意味でも期待をしたい。

 

筆者の心の雨が止むことを祈って。

 

おしまい