【新加入選手会見⑥】プラート :「トリノを本来いるべき場所へ」
ヴァニャーティSD
“デニスはイタリアでの豊富なプレー経験を持っている。彼はピッチで正しいプレーを選択する事の出来る、非常にインテリジェンス溢れる選手だ。我々のチームに適合し、大きく貢献してくれるはずだ”
ートリノの居心地はどう?
プラート
“もう2年くらい喋ってないけど、今日は頑張ってイタリア語で質問に答えてみるよ。トリノでの初日は首脳陣とメディカルスタッフにしか会えなかった。すぐに代表に合流しないといけなかったからね。代表ウィークの後、コーチ陣や選手たちと初対面したんだ。このチームは非常に団結しており、とてもいい印象だよ”
ートリノでの君のポジションはどこになるだろう?
“メディアーノかトレクァルティスタ。この前のベルギー代表でも3-4-2-1のメディアーノとして試合に出たんだけど、試合中にトレクァルティスタにポジションを移した。要するに、僕はどちらにも対応出来る”
ーユリッチ監督の印象は?
“彼はとても良い指揮官だと思う。非常に強いキャラクターを持っているね。高い位置からのプレスと攻撃的な戦術を好む。常にチームが前への意識を持つことを望んでいるんだ。ここに来る前リネッティと話したけど、同じ事を言ってたよ。僕には合っていると思う”
ートリノ移籍を決めたきっかけは?
“僕は3年間サンプドリアでプレーし、毎年トリノより下の順位でフィニッシュしてきた。このチームはフィジカルがとても強くて苦労したのを覚えているよ。そんなチームの中でうまくやっていける可能性を感じた事が移籍決断のきっかけだ”
ートリノは昨年ジャンパオロ監督の下でも君の獲得を試みていたよね。
“確かにジャンパオロからメッセージは貰っていたけど、昨年は今と状況が違っていたし、具体的な話は何も無かったんだ。だけど、興味を持ってもらえるのはいつだって嬉しい事。トリノとの話が具体的になった時、すぐに「はい」と答えたよ”
ーリネッティとは久々の再会になったね。
“僕らは大親友で、ずっと連絡を取り合っていた。また同じチームでプレー出来る事を嬉しく思うよ”
ーユリッチ監督は君をどう使うだろう?
“今のところ僕はトレクァルティスタとして考えられているようだ。質と量をチームにもたらし、アシストやゴールで決定的な存在にならなければならない。ブレカロと一緒にね”
ー対戦相手としてのベロッティは覚えてるよね。彼とプレーする事についてどう考えてる?
“彼の事はよく知っているよ。クラブでも代表でも対戦した事がある。本物のカピターノだし、重要な選手だよ。まだ彼とはプレーする機会を得られていないけど、すぐにピッチに戻ってくる事を祈っている。彼との連携を深める時間が待ち切れないね”
ーチームとして、今季の目標は?
“試合から試合へ。この意識を持って臨まなければならない。過去2シーズンのトリノは本来いるべき場所にいなかった。継続性さえ見出せれば、僕らにはうまくやれる力があると信じているよ”
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【新加入選手会見⑤】ピアツァ :「来季もここでプレーしたい」
ヴァニャーティSD
“マルコは7月末に我々の一員となった。偉大な才能を持ちピッチでは個性を放っているが、トレーニングの時は非常に謙虚な男なんだ。彼にとって今季は重要なシーズンとなるだろう。これまで彼のキャリアは数々の不運な負傷によって妨げられてきたのだからね。昨季は別のクラブで継続的にプレーしていたが、今季こそは彼のシーズンになる事を確信している”
ーコンディションはどう?
ピアツァ
“開幕戦の前は少しだけ問題があったけど、今は特に問題ないよ。次の試合に向けて最高のコンディションだ”
ー君に対するユリッチのリクエストはどんなもの?
“僕たち選手はみんな何をすべきかを理解している。これはとても重要な事だね”
ーブレカロは君の同胞だよね。彼についてどう思う?
“彼は素晴らしい選手だ。共にいいシーズンを送れる事を願っている。彼はイタリアでのプレーが初めてだから、僕が様々な面で助けになれたらと思っているよ”
ー1番やりやすいポジションはどこ?
“左ウイングだね。内側に切り込んでいくプレーが好きだよ”
ートリノの何に惹かれて移籍を決めたの?今季は君の年になりそう?
“僕はここに来る前ユリッチと話をしたけど、特に彼が僕を説得する必要はなかった。トリノが歴史ある素晴らしいクラブである事はもう知っていたからね。すぐに移籍を決めたよ”
ー君はユヴェントスから来た訳だけど、ティフォージとの関係についてはどう思ってる?
“ティフォージがユヴェントスに対して快く思わないのは仕方がないけど、いずれにせよ僕はここでうまくやっていかなければならない。何も問題はないと思う。トリノのために全てを出し切るよ”
ーここ数年のトリノについてはどんな印象?
“あまりにも苦しみすぎていた印象だ。本来いるべき位置にいなかったね。今季こそはティフォージを満足させる結果を出さなければならない。僕ら選手全員がそう思っているよ”
ー君自身のここ最近の苦難はどんなものだった?
“僕自身が負った怪我たちだよ。今度こそ僕が持つクオリティを継続的に見せられる事を願っている”
ー人間として君は自分をどう分析する?
“僕はごく普通の生活を送る静かな男だ。特別な事は何もないよ。趣味?プレイステーションで遊ぶのが好きだけど、妻が家にいるからあまりさせてもらえないんだ...”
ーユリッチは君をどのポジションで考えている?
“左シャドーだ。正しい役割だと感じている。ユリッチが僕に期待している事?それは彼に聞いてくれ”
ー君は買取オプション付きローンという形でトリノに来た。君は来季も残る事を望んでる?
“選手というのは誰もが安住の地を探し求めている。僕の契約形態は確かに買取オプション付きローンだけど、来季もここでプレーしていたいね”
ートリノの街で好きなのはどんなところ?
“静かな街だからとても落ち着くよ。コンディションを整えるためにも、これは重要な事だ”
ーアッレグリは君についてポジティブなコメントを残していないけど、なぜだろう?
“ニュースはあまり読まないんだ...。彼に聞いてくれ”
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【新加入選手会見④】ポベガ :「将来はまだ分からない」
ヴァニャーティSD
“トンマーゾは数日前トリノに加わったが、実を言うともっと前から彼が欲しかった。残念ながらメルカートというものは時にポジティブな方向に行かない場合がある。しかし、我々はこの移籍が正式に決まる前から既に握手を交わしていたんだ。彼は誰にも感謝をする必要のない人間だ。なぜなら自己犠牲と努力で全てを成し遂げてきたのだからね。それは彼の仕事への姿勢と私生活を見ていれば分かるよ。彼は並外れた力を持つ男だ。彼のように身体能力と順応性に優れた選手を探していた。迎え入れる事が出来てとても嬉しいよ”
ー君はサッカー選手をやりながら学業にも力を入れているよね。それはなぜ?
ポベガ
“高校を卒業した時、サッカー選手としてのキャリアを終えた時の事を考えて大学に行く事を決めたんだ。僕は経済学を専攻している。今1年目を終えたところだよ。経済学3年間コースの2年生になるね”
ー最もやりやすいポジションはどこ?
“戦術やチームメイトの特徴など、色んな要素によって変わってくるね。僕はハードワークを厭わない。ピッチ上での役割は監督が決める事で、僕は要求されている事への理解に努めるだけだ。プレースタイル的には、フィジカルの強さとインテンシティをチームに注入する事を意識しているよ。ゲームメイクについて?その役割はあまりやった事がないけど、練習の中で身に付けていければと思っている”
ープレーヤーとして君はどんな選手?
“攻守両面でのタスクをこなすメッザーラって感じかな。状況に応じてプレーを的確に選択出来るところも強みだと思う”
ーミランは君の完全移籍に難色を示していた。これについて誇りに思う?
“僕はシーズンごとに物事を考えるようにしている。セリエCでプレーしていた時から「試合から試合へ」の意識を持つようにしたんだ。今季もそうしていくよ。今いるクラブのために全力を尽くす事だけを考えている”
ーユリッチ監督やチームメイトたちの第一印象は?
“とても良いものだったよ。ここに来てからまだ間もないけど、ポジティブな印象だね”
ー君の獲得には沢山のクラブが動いていた。トリノを選んだ経緯は?
“代理人を通して色んな話を聞いていたけど、トリノを選んだのは僕自身だ。その後詳細を詰める交渉が行われ、移籍が決まったんだ”
ー移籍形態についてはどう考えてる?
“僕が決めた事ではないからよく分からない。大事なのはチームのために常に準備が出来ている事。その後の僕の将来についてもまだ分からないよ”
ートリノについての君のイメージは?
“歴史があり野心的なクラブだ。ここに来た瞬間から、クラブの人々の溢れる野心を強く感じたよ。シーズンが終わった後どんな結果になっているかは分からないけど、僕はトリノのために最善を尽くす事を誓う”
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【新加入選手会見③】ワルミング :「ラグーソースは最高だ」
ヴァニャーティSD
“マグナスは他の新加入選手たちより早くトリノに来た。実は昨季から彼の事は追っていたんだ。彼は最近U-21デンマーク代表の試合に出場し、アルゼンチンとの試合では見事なプレーを見せたね。時間が必要ではあるが若くして才能があり、北欧出身の選手らしく野心があり仕事への責任感を持つ男だ。トリノには若手選手たちの成長を助ける事の出来る優秀なコーチたちが揃っており、彼も我々を満足させる選手に成長してくれる事を確信しているよ”
ワルミング
“もうイタリア語のフレーズはいくつか覚えたよ。ここは凄く居心地がいい。チームメイトたちはみんな素晴らしく、環境がとても良いからね。少しずつだけどコミュニケーションも取れているよ。トリノの街?食べ物が凄く美味しいね!”
ー君が一番やりやすいと感じるポジションはどこ?監督からの要求はどんなもの?
“僕はウイングの選手だ。左右はどちらでも構わない。フォワードとしてのプレーも問題ないし、そこが僕の一番好きなポジションだよ。監督からの要求は、辛抱強くハードワークを続ける事。これだけだ”
ー出場機会を得るためには何が必要だと思う?
“スペースを見つけて攻撃出来る戦術眼を磨く必要があると感じているよ”
ー将来的にウイングバックにも適応出来るかな?
“監督からのリクエストがあればチャレンジするけど、僕は明らかにもう少し攻撃的な選手だと思う。得点を狙えるポジションの選手として僕は生まれたんだ”
ーここに来た時の初印象は?難しいと感じた事は何かあった?
“この国のサッカーはとてもフィジカル的要素が強く、そしてとてもスピーディーだ。少ないタッチ数の中でプレーする必要があるね。慣れるまでにはもう少し時間がかかりそうだけど、日々色んな事を学んでいるところだ”
ーチームへ順応するため君を助けてくれるチームメイトは誰かいる?
“ジェメッロはとてもいいヤツだし、英語が凄くうまい。アイナやリネッティも言語の面で僕をいつも助けてくれるよ”
ー君にとって今季の目標は?
“日々ハードワークを続け、可能な限り試合に出る事。でもまずは仕事に集中する事だけを考えているよ”
ーイタリアで成功を収めているデンマーク人選手は沢山いるね。それはなぜなんだろう?君も彼らに続きたい?
“確かにそうだね。デンマーク人が成功している理由は仕事への姿勢にあると思う。もちろん僕もその1人になりたいと思っている”
ーセリエAでの君のアイドルは誰?
“ポジションが同じ選手としてはクリスティアーノ・ロナウドを常に参考にしてきた。マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーにいた時の彼をいつも追っていたよ。今イタリアにいる選手の中でならもちろん僕らのカピターノ、アンドレア・ベロッティ!そして同胞のヨアキム・メーレもだね”
ートリノを選んだ理由は?
“トリノは偉大なチーム。僕を選手として凄く評価してくれている。セリエAは特別なリーグだし、ここでプレーするのが待ち切れないよ”
ーここに来る前、トリノについて知っていた事は何かある?
“このクラブの歴史については知っていた。昨季の試合もいくつか見たよ”
ーイタリア料理はもう何か食べた?
“ラグーソースのパスタが大好きだ。残念ながら料理はあまり出来ないんだけどね...”
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【新加入選手会見②】ズィマ :「準備は出来ている」
ヴァニャーティSD
“ダヴィドはとても若い選手だが、既にチェコリーグやヨーロッパリーグの舞台などで多くの経験を積んでいる。今年はチェコ代表としてユーロにも参加した。彼の獲得交渉は長いものだったよ。競合相手が複数いた中で獲得できた事を非常に嬉しく思う。ダヴィドは非常に賢い選手で、我々のシステムにも素早く適合している。ディフェンスラインを高く保つ守備についてはスラヴィア・プラハでも同じようにやっていたようだし、彼にとっては慣れたものというわけだ。ユリッチがすぐに彼を信頼し始めたのは偶然ではない。ここに来てからの最初の2週間で彼は我々の期待に応え始めたのだからね”
ー君はとても強い個性を持つ選手だけど、このチームが君に与えた影響はある?
ズィマ
“僕のプレーの特徴がどうやって生まれたのかは分からないけど、沢山の長所を持つ選手である事を示したい。トリノのためにプレーする準備は出来ているよ”
ー君のようにとても若い選手にいきなりチャンスを与える監督は滅多にいない。ユリッチは君への信頼と期待を隠し切れないようだけど、それに応える準備は出来ている?
“僕にはまだまだ学ぶべき事が沢山あるけど、すぐにプレー出来る準備は常にしておきたい。サレルニターナとの試合が僕にとって最後ではない事を願っているよ。できれば金曜日(サッスオーロ戦)もプレーしたいね。前節いきなりチャンスが貰えるとは夢にも思ってなかったけど、自分のプレーぶりには満足しているよ。だけど、もう少し成長するための時間が必要だとも感じている”
ー君に対するユリッチの最初の要求はどんなものだった?また、それを遂行するのに難しさは感じた?
“我慢強く、そして肩の力を抜いてプレーしろ。持てる最大限の能力を見せてこい。とだけ言われたよ。試合の前はいつも緊張するけど、いざピッチに入ると僕は余計な事は考えずただゲームに集中するようにしているんだ”
ーイタリアのサッカーに対する最初の印象はどんなものだった?
“この国には数々の素晴らしい選手たちがいる。そんなイタリアの地で20歳という年齢からプレーさせてもらえる僕は幸運だと思う。クオリティの高いチームが多い印象を受けるよ。当然僕らもだけど。僕たちが常に他のチームを上回っていたいね”
ー君の獲得に動いていたクラブは他にあったの?その中からトリノを選んだ理由は?
“それは僕の代理人に聞かないと分からないけど、とにかくトリノでプレーする機会を得られた事はとても嬉しいよ。そしてこの選択をした自分の決断にも満足している”
ー特に仲の良いチームメイトは出来た?
“チームメイトは全員僕を助けてくれるよ。特にデニス・プラートとは仲が良いと思うけど、彼1人に限定するつもりは無い。みんなが手を差し伸べてくれるんだ”
ーサレルニターナ戦でのパフォーマンスは素晴らしいものだったけど、金曜日の相手はより強力な攻撃陣を擁している。出場への意欲はある?
“当然だよ。以前ドメニコ・ベラルディとは代表戦で対峙した事があるんだ。また対戦できる事を嬉しく思っている”
ートリノは長期的プロジェクトの一環として君に投資した。今後2、3年を見据え、トリノはヨーロッパリーグの舞台に戻っているだろうか?
“そうだといいね。未来がどうなるかは分からないけど、成長と改善を続けていく必要がある事は確かだ。やるべき事は山積みだよ”
ー戦術的観点から見て、君はどんな選手?
“僕はとにかくよく走り、チームが苦しまないよう様々なシチュエーションにおいて注意深くプレーする選手だと思う”
ーどのポジションが一番やりやすい?
“前節は3バックの右でプレーしたけど、ポジションについてはあまり関心が無いんだ。ディフェンスラインならどこでも大丈夫だよ。3バックか4バックかについてもどちらでも構わない。トリノは3バックだけど、スラヴィア・プラハでもやっていたし問題ないよ”
Next記者会見 ▶︎▶︎▶︎ マグナス・ワルミング
【新加入選手会見①】ベリシャ :「僕の価値を証明する」
ヴァニャーティSD
“エトリトのこれまでのキャリアを考えると、今さら紹介は不要だろう。私は前のクラブ(SPAL)で幸運にも彼を連れてくる事に成功したが、偉大なプロフェッショナルである事はすぐに分かったよ。たとえトレーニングであっても失点する事を嫌うような男だからね。私の意見ではイタリアでも最高のゴールキーパーの1人だ。今夏、私と彼はトリノでのキャリアがどのようなものになるか、非常に長い時間を掛けて話し合った。彼はすぐに私の熱意に共鳴してくれたよ”
ートリノでの最初の数ヶ月の自己評価は?街やクラブについてはどんな印象?
ベリシャ
“このクラブから話をもらった時、幸せな気持ちになったよ。トーロが素晴らしいクラブである事は誰もが知っているからね。ここ数年の低迷については知っているけど、ここには素晴らしい事を成し遂げられる強いグループがある。違いを生み出せる選手が多くいるんだ。良いシーズンを送れると確信しているよ”
ー感銘を受けた若手選手は誰かいる?
“もちろん沢山いるよ。ブオンジョルノにはポテンシャルがあり、偉大な選手に成長できるだろう。今隣にいるワルミングにも素晴らしいクオリティがある。成長への時間を与えるべきだね。
ー今季のトリノはキーパーからのビルドアップに重点を置いている。それについてはどう思う?
“SPALにいた時、当時の指揮官センプリチは僕らキーパーに対し足下の技術を求めていた。それがきっかけでスキルはだいぶ向上したよ。僕はボールに触れるのが好きだ。ユリッチもセンプリチと同じ要求をする監督。キーパーコーチたちは僕らがその要求に応えるための手助けをしてくれているよ”
ーミリンコヴィッチ=サヴィッチとのポジション争いについてどう思う?第2キーパーとしてここに来た事についてどう考えてる?
“僕は今夏ヴァニャーティSDと話をして、僕の経験は必ずチームの役に立つという事を伝えたよ。その時点で自分の序列については正直知らなかった。だけど僕は必ずチームの力になれる。自分の価値を証明する時は必ずやって来ると信じているよ。そこから誰がゴールマウスに立つのか、決めるのは監督だ”
ージェメッロやサヴァについてはどう?
“ジェメッロは技術的にも優れていて、レスポンスの速さが武器だね。素晴らしいキャリアを歩む事ができると思う。ただ、彼らにも時間が必要だね”
ー君のアイドルは誰?
“僕の中で最高のキーパーはいつだってファン・デル・サールだよ。いつも非常に落ち着いていて、他とは一味違うキーパーだ。僕もこうありたいと思っている。チームを落ち着かせ、常に助ける事を意識しているんだ”
ーアルバニア代表監督のレヤはトリノを指揮した事がある。彼とは何か話した?
“彼とは全てを話す仲だ。レヤはフェラーラにいた事もあるしね。彼は経験豊富な監督で、このクラブの事もよく知っているよ”
ー君はガスペリーニのアタランタでのプレー経験があるよね。ユリッチのチームと比較してどう?
“とてもよく似ていると思うよ。戦術だけじゃなく、試合へのアプローチもね。このやり方には慣れているし、僕個人にとってはアドバンテージになると思うよ”
Next記者会見 ▶︎▶︎▶︎ ダヴィド・ズィマ
イアゴ・ファルケ :「人生で最高の日々だった」
トリノFCは双方合意の下、イアゴ・ファルケとの契約を解除した事をここに発表する。クラブは同選手の献身性、プロフェッショナリズム、トーロへの多大なる貢献に感謝すると共に、彼のこれからのキャリアの成功を祈る – 9月1日、トリノFC公式Twitterより
2016年7月16日ローマからトリノへとやって来たスペイン人アタッカーの冒険は先日9月1日、契約解除というあまりにも残念すぎる形で終幕を迎えた。
トリノを退団後現在フリーエージェントとなっているイアゴ・ファルケ。そんな彼に9月7日、Tuttosportがインタビューを試みている。
ティフォージについて
“ここを去らなければならないのはとても残念だよ。僕はカロリーナ(ファルケの婚約者)とトリノのチェントロに家を買った。2人ともこの街の美しさに恋をしていたからだ。僕はここでキャリアを終えるつもりだった。トーロのユニフォームを着てね。色んなクラブを渡り歩いて来たけど、トーロは特別だよ。ティフォージは僕を愛し、勇気をくれ、応援し、そして守ってくれた。僕がトーロの選手ではなくなった今でもそれを続けてくれる。本当にファンタスティックだよ。今でも道で彼らに会うと声を掛けてくれるんだ。「ここに残ってくれ」ってね。僕はチームに残るための努力を惜しまなかったし、このクラブで続けるに値したと思っている”
トリノでのキャリア
加入当初から悪夢の2019年まで。彼はトリノでのキャリアを振り返る。
“僕がトリノでプレーした日々は本当にあっという間だったよ。僕に対して重要なオファーが届いた事もあったけど、僕はトリノと共に歩みたかった。この街で成長を続けたかったからだ。しかし4年目、僕は負傷という不運に見舞われてしまった。かつてヴァレンティーノ・マッツォーラが袖を通した栄光の10番を背負い、ヨーロッパリーグの舞台でプレーするはずだったその年にね。ヨーロッパリーグ予備予選の試合中に足首を骨折してしまった*僕はしばらくして戦線には復帰したけど、そこからの2ヶ月間はほとんど出場機会を得られなかったね。その影響もあってフィジカル面の問題が新たに発生するという負のスパイラルに陥ってしまった。そして1月、とうとう監督の構想から外れてしまったんだ”
*2019年7月25日に行われたEL予備予選2回戦デブレツェニ戦にてファルケは足首を負傷。ここから彼がトップフォームを取り戻す事はなかった
ローンでのトリノ退団
トリノで構想外となった後、イアゴ・ファルケはジェノアとベネヴェントへローン移籍。スペイン人アタッカーはその経験について次のように語っている。
“トリノで3年半を過ごした後、ジェノアにローンされた僕は何かが変わってしまった事に気が付いた。感覚的なものだけど、強くそれを感じたよ。メカニズムが壊れた時、それを以前のように戻す事は困難だ。あの時、トリノではもう以前の僕に戻れない事には気が付いていたんだ。否定はしないよ。とても難しい時期だった。ジェノアにローンされ、そして次にベネヴェントにローンされた。これまでのキャリアで最もハードな経験だったよ。この現実に向き合う精神的な準備が出来ていなかったし、それがフィジカル面にも影響を与えていたのかもしれない”
イヴァン・ユリッチについて
“僕はチーム練習には参加せず、今夏のプレシーズンの時間ほぼ全てを個人トレーニングに費やしたけど、最後の数週間は全体練習に参加するチャンスがあった。イヴァン・ユリッチは常に100%を要求し、常に高いインテンシティを望む監督だ。彼の下で1週間続けられたなら、それはフィジカル的に良い状態である事を意味する。そうでなければ彼の求めるレベルを持続する事は不可能だからね。トリノが彼を指揮官に選んだのは良い選択だと思うよ。僕はガスペリーニの下でプレーした事があるけど、ユリッチは彼の弟子でもあるし、試合へのアプローチや哲学が似ているね”
自身の将来
現在フリーエージェントとなっているファルケ。自身のコンディションは今のところ良いと語る。なお、将来については次のようにコメントした。
“状態は良い。「イアゴ・ファルケという選手がいた事」をサッカー史に刻んでキャリアを終えたいと思っている。正直契約解除という形でクラブを去りたくはなかった。僕は31歳だしまだまだこれからだよ。昨季はうまくいかなかったけど、それもキャリアの一部だ。問題は、一度貼られたレッテルを剥がすのは難しいという事。僕はまだ終わっちゃいない。それにすぐ気付かせてみせるよ”
別れの挨拶
“トーロのティフォージは特別だ。彼らの心を掴むのは簡単な事じゃないけど、一度掴めばずっと僕らの事を心に留めておいてくれるんだ。これは僕が実際に経験させてもらった事だよ。僕はたくさんのクラブでプレーしてきたし、トリノより大きなクラブにいた事もあるけど、モーレ・アントネッリアーナの下での日々はかけがえの無いものだ。トリノでの冒険では本当に色んな事があったよ。良い思い出だけでなく後悔や過ちもね。だけど、それらも含めトリノで過ごした年月は疑いようもなく素晴らしいもので、僕の人生において最高の日々だったよ。ティフォージは僕を愛してくれた。このユニフォームを見に纏い、君たちと最後まで一緒にいたかったな。それは現実にはならなかったけど、たとえ悲しい結末だとしてもいいじゃないか。だって、華やかな愛の物語が無かった事にはならないんだからね”
In bocca al lupo e ti voglio bene.
Sempre forza Iago Falque!
Ciao Iaguito!
了