トリノFC情報局

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イアゴ・ファルケ :「人生で最高の日々だった」

トリノFCは双方合意の下、イアゴ・ファルケとの契約を解除した事をここに発表する。クラブは同選手の献身性、プロフェッショナリズム、トーロへの多大なる貢献に感謝すると共に、彼のこれからのキャリアの成功を祈る – 9月1日、トリノFC公式Twitterより

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2016年7月16日ローマからトリノへとやって来たスペイン人アタッカーの冒険は先日9月1日、契約解除というあまりにも残念すぎる形で終幕を迎えた。

 

トリノを退団後現在フリーエージェントとなっているイアゴ・ファルケ。そんな彼に9月7日、Tuttosportがインタビューを試みている。

 

 

ティフォージについて

“ここを去らなければならないのはとても残念だよ。僕はカロリーナ(ファルケの婚約者)とトリノのチェントロに家を買った。2人ともこの街の美しさに恋をしていたからだ。僕はここでキャリアを終えるつもりだった。トーロのユニフォームを着てね。色んなクラブを渡り歩いて来たけど、トーロは特別だよ。ティフォージは僕を愛し、勇気をくれ、応援し、そして守ってくれた。僕がトーロの選手ではなくなった今でもそれを続けてくれる。本当にファンタスティックだよ。今でも道で彼らに会うと声を掛けてくれるんだ。「ここに残ってくれ」ってね。僕はチームに残るための努力を惜しまなかったし、このクラブで続けるに値したと思っている”

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トリノでのキャリア

加入当初から悪夢の2019年まで。彼はトリノでのキャリアを振り返る。

 

“僕がトリノでプレーした日々は本当にあっという間だったよ。僕に対して重要なオファーが届いた事もあったけど、僕はトリノと共に歩みたかった。この街で成長を続けたかったからだ。しかし4年目、僕は負傷という不運に見舞われてしまった。かつてヴァレンティーノ・マッツォーラが袖を通した栄光の10番を背負い、ヨーロッパリーグの舞台でプレーするはずだったその年にね。ヨーロッパリーグ予備予選の試合中に足首を骨折してしまった*僕はしばらくして戦線には復帰したけど、そこからの2ヶ月間はほとんど出場機会を得られなかったね。その影響もあってフィジカル面の問題が新たに発生するという負のスパイラルに陥ってしまった。そして1月、とうとう監督の構想から外れてしまったんだ”

*2019年7月25日に行われたEL予備予選2回戦デブレツェニ戦にてファルケは足首を負傷。ここから彼がトップフォームを取り戻す事はなかった

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ローンでのトリノ退団

トリノで構想外となった後、イアゴ・ファルケジェノアとベネヴェントへローン移籍。スペイン人アタッカーはその経験について次のように語っている。

 

トリノで3年半を過ごした後、ジェノアにローンされた僕は何かが変わってしまった事に気が付いた。感覚的なものだけど、強くそれを感じたよ。メカニズムが壊れた時、それを以前のように戻す事は困難だ。あの時、トリノではもう以前の僕に戻れない事には気が付いていたんだ。否定はしないよ。とても難しい時期だった。ジェノアにローンされ、そして次にベネヴェントにローンされた。これまでのキャリアで最もハードな経験だったよ。この現実に向き合う精神的な準備が出来ていなかったし、それがフィジカル面にも影響を与えていたのかもしれない”

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イヴァン・ユリッチについて

“僕はチーム練習には参加せず、今夏のプレシーズンの時間ほぼ全てを個人トレーニングに費やしたけど、最後の数週間は全体練習に参加するチャンスがあった。イヴァン・ユリッチは常に100%を要求し、常に高いインテンシティを望む監督だ。彼の下で1週間続けられたなら、それはフィジカル的に良い状態である事を意味する。そうでなければ彼の求めるレベルを持続する事は不可能だからね。トリノが彼を指揮官に選んだのは良い選択だと思うよ。僕はガスペリーニの下でプレーした事があるけど、ユリッチは彼の弟子でもあるし、試合へのアプローチや哲学が似ているね”

 

自身の将来

現在フリーエージェントとなっているファルケ。自身のコンディションは今のところ良いと語る。なお、将来については次のようにコメントした。

 

“状態は良い。「イアゴ・ファルケという選手がいた事」をサッカー史に刻んでキャリアを終えたいと思っている。正直契約解除という形でクラブを去りたくはなかった。僕は31歳だしまだまだこれからだよ。昨季はうまくいかなかったけど、それもキャリアの一部だ。問題は、一度貼られたレッテルを剥がすのは難しいという事。僕はまだ終わっちゃいない。それにすぐ気付かせてみせるよf:id:sft1995:20210907210501j:plain

別れの挨拶

“トーロのティフォージは特別だ。彼らの心を掴むのは簡単な事じゃないけど、一度掴めばずっと僕らの事を心に留めておいてくれるんだ。これは僕が実際に経験させてもらった事だよ。僕はたくさんのクラブでプレーしてきたし、トリノより大きなクラブにいた事もあるけど、モーレ・アントネッリアーナの下での日々はかけがえの無いものだ。トリノでの冒険では本当に色んな事があったよ。良い思い出だけでなく後悔や過ちもね。だけど、それらも含めトリノで過ごした年月は疑いようもなく素晴らしいもので、僕の人生において最高の日々だったよ。ティフォージは僕を愛してくれた。このユニフォームを見に纏い、君たちと最後まで一緒にいたかったな。それは現実にはならなかったけど、たとえ悲しい結末だとしてもいいじゃないか。だって、華やかな愛の物語が無かった事にはならないんだからね”

 

In bocca al lupo e ti voglio bene.

Sempre forza Iago Falque!

Ciao Iaguito!