【Toro News編集長に直撃!】トリノFC情報局初の独占インタビュー
クラブが公開しない情報をいち早くキャッチし、サポーターたちに正確に伝える。それがクラブ専門メディアの主な仕事だ。我らがトリノFCにも当然のように専門メディアはいくつか存在し、ティフォージに安心と信頼のニュースを届けてくれる。一介のファンに過ぎない筆者自身も、彼らなくしてこのブログを運営することはほぼ不可能だと言っても過言ではない。彼らのありがたみはファンなら誰もが認めるところだ。
さて先日、ご存知やや日刊ラツィオでラツィオ専門紙記者へのインタビュー記事がアップされていた。日本のラツィオ専門紙であるやや日刊ラツィオと現地ラツィオ専門紙Solo La Lazioのコラボは非常に興味深く、インタビューでも語られている通り「距離は離れているが、愛で繋がっている」ことを感じることのできるものだった。
「距離は離れているが、我々はラツィオへの愛でつながっている」 ラツィオ専門紙の現地記者にインタビュー - やや日刊ラツィオ
このインタビューに感銘を受けた筆者は、こう思った。「僕も、トーロへの愛で繋がりたい」と。そうなれば早速メールしよう。送信!ポチッとな!ほぼダメ元での連絡ではあったが、なんと...
トーロ専門紙として名高いメディアの編集長から快諾を賜った!!!拍手!!!
その名もToro News。Twitterでは公式アカウントも存在し、フォロワー数も約14,000人を数えるトリノFC専門ニュースサイトだ。どう考えてもこちらが本物のトリノFC情報局である...。お忙しい中付き合って下さったジャンルーカ・サルトーリ編集長には本当に頭が上がらない。
Toro Newsのリンクはこちら。Toro News - Tutte le news sul Torino FC
さて、インタビューの内容を早速見て頂こう。
ーインタビューをご快諾頂きありがとうございます。まずは自己紹介をお願いします。
私の名前はジャンルーカ・サルトーリ。ジャーナリストだ。約3年前からToro Newsの編集長をしていて、トリノのCorriere della Seraで共同編集者としても活動しているよ。
ートーロのファンになったのはいつですか?
小さい頃からファンだった。たぶん6歳くらいの時だったと思う。父親にスペルガに連れて行ってもらって、それからだね。
ーファンとしての最高の思い出はなんですか?
間違いなく、サン・マメスでビルバオに勝利したあの夜*だね。ファンとしてだけでなく、ジャーナリストとしても特別な思い出だ。
*2015年2月26日に行われた14/15UEFAヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグ。トリノはこの試合を3-2で制しベスト16に進出した
ー今のトーロにとって最も重要な選手は誰だと思いますか?
これは断言できる。アンドレア・ベロッティだ。
サルトーリ編集長は主将ベロッティを最も重要な選手として挙げた
ー18/19シーズンについてお聞きします。全体的にどんな印象ですか?
見事なシーズンだったと思うよ。獲得した勝点63という数字が物語っているね。トーロはヨーロッパに値したと思う。選手たちはうまくやったし、ソリッドでコンパクトなチームであることを証明した。
ー来季のトーロには何を期待しますか?また、メルカートではどう動くべきだと思いますか?
今季の勝点63を超えるポイントを獲得することが目標になるだろうね。補強ポイントは左ウイングバック、トレクァルティスタ(トップ下)、そしてメディアーノ(守備的MF)だと思う。
ー次に、Toro Newsについて詳しく教えて下さい。
Toro Newsは、トーロ専門メディアとしては最初の存在だ。ここまで14年間トーロに関する話題を追いかけ、数万人ものティフォージのために情報をお届けしている。
ーToro Newsの運営理念とこれからの目標はどんなものでしょうか?
私たちは編集スタッフの質の向上にフォーカスしていく予定だ。ジャーナリストの構成も、30歳より若い人間で固めたいと考えているよ。
ーなるほど。トーロの話題に戻りますが、以前大黒将志という日本人FWが所属していたのを覚えていますか?彼についてはどんな印象かお聞かせ下さい。
彼はナイスガイだったよ。最初の印象はプレーも含めポジティブなものだった。だけど、中田英寿や中村俊輔、長友佑都のようにうまくはいかなかったね。残念ながら、まだセリエAでプレーする準備が出来ていなかったんじゃないかな。
元日本代表FWの大黒将志はトーロ初の日本人選手として2006年に加入。トリノでは2年間プレーしたがインパクトを残すことはできなかった
ートーロのメインスポンサーは日本の企業です。SUZUKIの車はお好きですか?
もちろんだよ!特に、白い雄牛の模様がグランデトリノの選手たちの名前で象られていたあの青いやつはすごく気に入っていたよ。
SUZUKI VITARAのトリノFCエディション
ー最後に、日本のファンに向けて一言お願いします。
日本にもティフォージがいるのは知っているよ。Toro Newsを代表して強い抱擁を送りたい。これからも私たちのニュースを見て、トーロの情報を仕入れてくれると嬉しいね。
いかがだっただろうか?サルトーリ編集長は筆者からの質問全てに真摯に答えて下さり、本当に感謝しかない。編集長も仰っていた通り、Toro Newsにはこれからも末永くお世話になる予定だ。この場を借りて改めて感謝したい。
Grazie di cuore, Gianluca!