スペルガに勝利報告を!
ヨーロッパの舞台へ邁進するトーロの挑戦。ライバルから金星をもぎ取れ!
今季2回目のトリノデルビーがいよいよ明日に迫ってきた。当初のスケジュールでは現地時間4日に予定されていたユーヴェとの一戦だが、トーロの要求通り日程は1日繰り上げられ3日20:30(現地時間)のキックオフとなる。
トーロが4日でのデルビー開催を拒否したのには理由がある。そう、この日はトーロにとって最も大事な日だからだ。今年はあの事故からちょうど70周年を数える節目の年。1949年5月4日、起きてしまったスペルガの悲劇で早すぎる死を迎えた、偉大なグランデ・トリノの戦士たちを偲ぶ日なのである。
「そんな日に試合なんかできるものか!」とレガ・カルチョに対し強く日程変更を要求したウルバーノ・カイロ会長の行動は称賛に値すると個人的には思う(レガ・カルチョも分かってたんなら最初からその日にスケジューリングすな)。
デルビーの翌日、スペルガ大聖堂では記念式典が行われる予定。ここで先人達に「ユーヴェ倒したよ!!」と報告したいところだ。
過去には一部のユヴェンティーノが飛行機が墜落する絵が描かれた横断幕を掲げたりする事件もあったデルビー・デッラ・モーレ。当然ユヴェンティーノに限った話ではないが、差別的チャントに代表されるようにイタリアのティフォージの観戦マナー(というか人間としての常識)はいつまで経っても改善の兆候が見られない。今回はそんな救いようのないバカどもが現れないことを切に願う。ぶつかり合うのはピッチの上の選手だけで充分なのである。
さて、試合に目を向けてみよう。個人的には、今回のデルビーは「どこか例年とは違う雰囲気がある」と思っている。我々トーロがチャレンジャーであることに変わりはないが、結果を左右しかねない要素(希望的観測)を記しておく。
ユーヴェはスクデットを既に決めており、今季はCLもコッパも敗退済み。デルビーとはいえメンタル的にもモチベーションは前回の対戦時より低いはずだ。カンピオナートでも先月SPALに敗れるなどとても本調子とは言えない。スカッドもコスタ、ディバラ、サンドロ、ペリン 、マンジュキッチ、ケディラなどがプレー不可な状況にあり、チーム状態は悪いと言わざるを得ないだろう。
対するトーロはヨーロッパ争いの真っ最中。仮にデルビーで勝点3を獲得できれば、ヨーロッパリーグはもちろんチャンピオンズリーグの舞台まで見えてくるだけに、モチベーションは非常に高い。カンピオナートでも6試合負けなしと好調を維持しており、ユーヴェ相手にもいい戦いを見せられるのではないだろうか。懸念材料はモレッティのサスペンション。戦術面だけでなく、精神面でもチームの支柱である彼の不在は正直かなりの痛手だ。代役の働きぶりが結果に直結すると言っても過言ではなさそうだ。
最後にGazzettaの予想スタメンを貼っておく。モレッティの代役はきっと、若手ブラジル人のブレーメルだろう。
バゼッリ戻ったのはデカイ
リンコン&メイテがやっぱ鍵握りそう
...まてよ?
ロッロ...だと?
ふぉるつぁとーろ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎