トリノFC情報局

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疑惑の判定とインモービレの退場。トリノ、物議を醸すレフェリングの中勝点3を獲得

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ラツィオ 1-3 トリノ

 

得点者 :  54’ ベレンゲル(トリノ)、64’ リンコン(トリノ)、69’ アルベルト(ラツィオ)、73’ エデーラ(トリノ)

 

選手採点(calciomercato.com)

 

シリグ 6.5

デシルヴェストリ 6.5、エンクル 6.5、ブルディッソ 6.0、モリナーロ 6.5

リンコン 7.0(アックア - )、ヴァルディフィオーリ 5.5、バゼッリ 6.0(オビ - )

ファルケ 5.5(エデーラ 6.5)、ベロッティ 5.5、ベレンゲル 7.0

ミハイロヴィッチ 6.5

 

 シニシャ・ミハイロヴィッチ記者会見

 

「カンピオナートで盛り返していくために、良い試合をする必要があった。そして今夜、我々はそれに成功したんだ、組織の勝利だね。選手たちを称えたいと思う。数的優位の中での試合だったとはいえ、我々は勝利に値する試合をした。後半にリードを奪ったが、前半もチャンスを作っていたし、良い試合をしていたと思うよ」

 

「リャイッチ?私が彼をメンバーに入れなかったのは、彼の態度に問題があったからだ。組織は個人より重要なんだ。彼はもう子供ではない。私は彼に多くのものを期待しているんだ。今週、彼はチームの一員として相応しくない振る舞いをした。彼は自分が間違っていたと理解しているはずだよ。彼がこの経験から学んだのなら、明日からはチームに戻すよ。チームには尊重されるべき規律があり、それに違反した者は罰せられる。この状況は私次第ではなく、彼次第なんだよ」

 

「ローマの地でラツィオのようなチームに勝とうと思えば、全員が良い試合をする必要がある。我々は勝利を目指してプレーした。苦しむ時間もあったが、ラツィオを苦しめる事も出来たと思う。選手個人について話すのはあまり好きではないが、今日に関しては言及しなければならない選手がいる。ベレンゲルとエデーラのプレータイムはこれまで限られてきたが、今日は私が彼らに期待しているものを見せてくれたね」

 

「勝てた試合だったヴェローナ戦、クロトーネ 戦、そしてサンプドリア戦で我々はポイントを失った。強固さを失っていた我々はユヴェントスに叩きのめされた後、布陣を少し変えた。勝利を手にするチームとは程遠く、”勝つため”よりも少なくとも”負けないため”のバランスが必要だった。チームの歯車は今噛み合い始めている。今のチームはELを目指せるクオリティを持っていると思うよ」

 

「今日のレフェリングについて?主審はVARを使い、決断を下した。ファルケはハンドしていたかもしれないし、リゴーレがあってもおかしくはなかったが、主審がそう判定しないのは良くある事だ。インモービレは、ブルディッソに”暴力的なキス"をしたように見えたよ」

 

 

 

ラツィオがボールを保持しカウンターから少ないチャンスを狙う試合になると予想されたゲームだったが、インモービレが退場する前もベロッティのシュートがポストを叩くなど、11vs.11の段階でも案外チャンスを作れていた。ヴァルディフィオーリ、リンコン、バゼッリの3センターはうまく機能していた印象だ。しかし、互角の勝負を演じられるかというところでインモービレが退場。ファルケは明らかにハンドを犯していたし、リゴーレを取らない判定には相手サポーターと言えど疑問を禁じ得なかった。その後は数的優位の中攻め立て、オリンピコの地で3得点勝利という喜ぶべき結果を手にしたトリノだが、素直に喜べないというのが率直な感想だ。疑惑の判定で被害を受けた過去はトリノにもあるし、ラツィオの立場に立ってみればたまったものではない。格上相手にアウェイの地で勝点3を獲得しEL権争いになんとか生き残ったのは素晴らしい。だが、試合をぶち壊すセリエの審判団には抗議の立場を取りたいと思う。

 

Sempre Forza Toro