トリノFC情報局

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トリニスタのイタリア紀行④〜ATMのせいでコーヒーをこぼした(?)〜

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日本人トリニスタ(22)、テンパるの巻

 

とりあえずは洗濯機にぶち込んでみた。しかし完全には落ちない。コーヒーのシミはセリエA残留を争うプロヴィンチャ並みにしぶとかった。まあそれもそうだ。後述のトラブルが原因で僕は完全に学校に遅刻していて、一度家に帰る時間などなかったからだ。夕方くらいまでコーヒーのシミと共に過ごすこととなった僕は、時間の経過とともに服に定着したシミをいまだに落とすことができていない。

 

手洗い?めんどくせえ。日本に帰ったら漂白しよう。

 

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毎朝、僕は家の近くの駅からメトロに乗って学校の近くまで行く。定期券も一応あるのだが購入手続きが異常にめんどくさく、毎朝切符を買うというアホなことをしている。乗車券は日本のように「A地点からB地点まで行くので◯円」という感じではなく、「1回の乗車につき€1.70」というシステムだ。つまり€1.70を払えば終点までだって行けてしまうのである。

 

駅の券売機はコインだけでなく紙幣も使えるのだが、それも€20まで。€50以上の紙幣は入れてもベーッと吐き出してしまう。お釣りが凄いことになるから当たり前だけど。まあつまり僕の場合、常にコインを充実させるか€20以下の紙幣を持っておく必要があるのだ。この日の僕はどちらも持っていなかったのだが、駅の目の前には銀行がある。バンコマット(ATM)もあるし、デビットカードを使い€20を下ろしてから学校に行こうと思っていた。

 

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バンコマットは€50、€100、€150...と€50刻みに下ろせるようになっているが、他の金額を希望する場合は「Altri」を押して自分の下ろしたい金額を入力すれば下ろせる。切符券売機は€20以下しか使えないので、「Altri」を選択し€20と入力した。昼飯代も兼ねて。

 

「この金額は取り扱いできません」

 

なんだよ、と思ったがここまではまあいい。それなら€50下ろして隣のカフェで崩せばいい話だ。そうしよう。

 

ガチャン、スーッ

 

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ま   じ   か   (^^)

 

とりあえず窓口に行ってみる。しかしエゲツないほどの人が列をなしており、係員さんに聞いても「午後ならもっと空いてると思うよ。」

 

(´⊙ω⊙`)

 

次の作戦。ダメ元ではあるが隣のカフェで、持ち帰りでエスプレッソを買い何食わぬ顔でこれを使いお会計を済ませよう。

 

ダメでした。当たり前。お店の人は「どうせ€1だしタダにしてあげるよ」と言ってくれたが、それは申し訳ない。たしかに安いとはいえ、金額の問題ではない。親切さに感謝しながら唯一持っていた€1のコインを置き、店を出た。

 

今思えば、もう一回€50を下ろしてからカフェでコーヒーを買えば良かったのだ。アホだ。しかしこの時の僕は完全にテンパっていた。時間もなかったし。メンタルよわ。恥ずかしい...

 

この日は雨が降っていた。片手コーヒー、片手に傘。そして焦り。傘をさそうとしたら勢いあまってビチャっとやってしまった。これも全て憎きバンコマットのせいだ。トリニスタでありながらアンチユーヴェではない僕だが、これからはアンチバンコマットを主張していこうと思う。バンコマットメルダ!!!!!

 

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完全に詰んだと思われたが、最終的にはなんとかなった。さっき僕が使った隣の機械が空いたのでダメ元でそちらで€20を入力する。

 

いやできるんかーい!!!

 

結局、僕は40分くらい遅刻しながらなんとか学校に到着。もちろんコーヒーのシミも一緒に。日本人トリニスタはこの日、シミのついたシャツを隠すこともできず、「元からそういう服」感を出しながら1日を過ごしましたとさ。めでたしめでたし...

 

 

 

では終われない。破れた紙幣を銀行に持って行かねば。

 

 

 

帰りに銀行に寄ったが、ちっとも空いていない。朝と同じく人だらけだ。銀行は空いていないものの、僕のお腹はペコペコに空いていた。帰ろう。

 

家に帰り、何を思ったかボンドで紙幣をくっつけた。よし、くっついた!(・∀・)

 

その後日、学校近くの日本食レストラン(食べ放題€10.80。ドリンク別額とはいえめっちゃ安い)で修理した€50を渡す。よっしゃ、使えた!(゚∀゚)

 

 

以上、本当の「めでたしめでたし」が訪れたところで今回は終わろう。皆さんにも、イタリアに来た際破れた紙幣がバンコマットから出てきたら、銀行に行くのではなくボンドを買いに行くことをオススメしておく(?)

 

 

最後にこちらをどうぞ。トリニスタの鳩おった。

 

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