トリノ、2人のブラジル人獲得へ向け現在の状況
獲得濃厚と言われながらもなかなか決まらないルーカス・ヴェリッシモとブルーノ・ペレスの取引。現在はどういった状況なのか?
ルーカス・ヴェリッシモ
ヴェリッシモ獲得は依然として楽観できる状況にあることは間違いない。ヴェリッシモ本人とは既に合意しており、残すはサントスの「イエス」で取引が成立するからだ。サントスの会長も「欧州移籍は彼の意思。それを妨害するつもりはない」と売却を容認するコメントを残しており、あとは待つのみという状況だろう。正式な決定が遅れているのは、サントスの内部事情がその原因。先日スポーツディレクターが替わったため、交渉の引き継ぎに時間を要しているのだろう。
ブルーノ・ペレス
誰もが待ち侘びるペレスのトリノ復帰だが、こちらは複雑化の様相を呈している。ローマとは€1mでのローン+22試合に出場すると€6mでの買取義務発生という条件で合意しており、ペレス本人もつい先日トリノに「イエス」の返答をした。しかしここに来てペレスは母国ブラジルへの復帰を希望し始めたらしく、トリノとローマの両クラブを困らせているとか。補強ポイントである右ウイングバック補強に最適な選手だけに、なんとかトリノ復帰に向かって欲しいところである。