トリノFC情報局

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トリノ、現在のメルカート状況まとめ(MF、FW編)

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前回はGK、DFにスポットライトを当ててメルカートを見てきたが、今回はMF、FWについてまとめる。守備陣に比べると補強の優先度は低いが、中盤や前線にも様々な動きが確認されており、来季のスカッドにもいくつか変化がありそうだ。

 

MF : クラブ間合意まで漕ぎ着けたエンドングは破談?ルキッチの復帰は”補強”となる。

 

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エンドングについて、ペトラーキが持ち帰ったクラブ間合意は残念ながら無駄となりそうだ。サンダーランドのSDも明かしている通り、トリノサンダーランドはエンドングの移籍交渉で€7.5mの移籍金で合意、残すはプレーヤーとの合意という段階だったが、エンドングの高すぎるサラリーが理由でトリノは獲得から既に撤退している。守備陣の補強が未完了であることも理由の1つだろう。また、エンドングに€7.5mという金額を出す価値があるかどうかという点でカイロは納得していなかったとの報道もあり、やはり高すぎる買い物になり得る危険性があったということだ。グラッシ獲得への動きも報じられていたが、こちらはバゼッリが移籍した場合のみ購入に動くことになるだろう。

 

では中盤に補強はないのだろうか?答えはノーだ。レバンテにローンされていたルキッチの復帰は、補強と呼ぶに相応しいものとなるだろう。16/17シーズンもトリノで確かな才能を見せていたルキッチだが、ラ・リーガでさらに評価を高めている。彼のポテンシャルは計り知れないものがあり、来季バゼッリからレギュラーを奪取する可能性すらあるだろう。ルキッチの来季のプレーが楽しみなところだ。

 

シャドー・セカンドトップ : リャイッチ、ファルケ残留ならテコ入れは必要ない。

 

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リャイッチ、ファルケベレンゲル、エデラと、このセクションは既にほぼ完成されていると言っていいだろう。エデラにはローン修行の噂があり、ファルケにも母国の強豪セビージャやバレンシアが関心を持っているため、彼らが移籍した場合のみ補強が必要となる。

 

バルコク獲得への動きが連日報道されているが、必要性はあまり感じない。フランクフルトの要求額も€8mは下らないと見られており、このセクションにこれほどの金額をかける余裕はないはずだ。早急な撤退が望ましい。

 

CF : ベロッティの代役をこなせる駒は必要。だが優先すべきはニアンの売却だ。

 

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1トップにしろ2トップにしろ、このポジションは即戦力が1枚欲しいセクションだ。昨季ベロッティが不調に陥ったが、その際に代役となる機会も多かったニアンは期待に応えるパフォーマンスを見せたとは言い難い。随所に良いプレーを見せたこともあったが、€20m近い金額をかけて獲得したことを考えれば、物足りないことこの上ない。昨季後半は出場機会も激減しマッツァーリの信頼も失ったと見受けられる。彼の売却で€10mほど回収できるなら、すぐにでも売るべきだろう。

 

ニアン売却の噂とは別に、名前がよく挙がるのはザザだ。バレンシアは既に売却を決断しており、現在はイタリア復帰を希望するザザ争奪戦が巻き起こっている状況だ。もし彼の獲得に成功すれば、ベロッティとのアッズーリコンビを結成することができ、スカッドのレベルも数段アップするだろう。しかしトリノのクラブ規模からすると、移籍金やサラリーがあまりにも高すぎる。少なくともニアン売却なくして彼の獲得は実現しないだろう。