トリノ、市場評価額低下の危機。€100m以下でもベロッティ放出?
直近10試合での勝利数わずかに1。ここまで期待外れのシーズンを過ごすトリノにとって、今は間違いなく苦難の時だ。試合を重ねるたび、シニシャ・ミハイロヴィッチのチームはヨーロッパリーグの出場権から遠ざかっている。期待を裏切るピッチ上でのパフォーマンスは、メルカートにもネガティブな影響を及ぼすかもしれない。事実、何人かの選手は市場評価額が低下の一途をたどっている。
ベロッティ、€100mのオファーは夢物語
まず名前が挙がるのはアンドレア・ベロッティだ。ウルバーノ・カイロ会長はベロッティに€100mのバイアウト条項を設け、それ以下の条件でのオファーを拒否してきたのは周知の事実だが、今季終了後ベロッティが移籍をリクエストした場合、トリノは€100m以下での放出を余儀無くされる可能性がある。ミランも今夏提示してきた内容での再オファーはしてこないだろう。アッズーリがW杯出場を逃した事も影響を及ぼしていると言える。W杯はベロッティにとって良いアピールの場となるはずだった。
苦難の時を過ごすバレーカ
ベロッティだけに限った話ではなく、アントニオ・バレーカにも同じ事が言える。バレーカは負傷の影響でコンディションも悪く、与えられた出場機会を活かす事が出来ていない。彼もまた、素晴らしいシーズンを送っているとは言い難いのだ。今夏、彼にはローマからオファーが届いたが、カイロ会長は€10mを要求し取引は成立しなかった。もはや、再びこのオファー額を要求する事は難しいだろう。
アックアとボジェのケース
ベロッティとバレーカが代表的な例だが、アフリイェ・アックアとルーカス・ボジェもこのリストに加えるべきだろう。今夏、バーミンガムがアックアに対し€9mのオファーを提示したが、ミハイロヴィッチはアックアの放出を拒否した。不運な事に、アックアは昨季のようなパフォーマンスを見せる事が出来ていない。トーマス・リンコンの加入、4-3-3採用によるメッツァーラでの起用などがその理由だ。アックアにはジェノアとベネヴェントからの関心が報じられているが、どちらの提示額もバーミンガムの提示した€9mのオファーには届かないだろう。ボジェについては、約1年前ジャンピエロ・ヴェントゥーラがアッズーリへの招集を考慮した(アルゼンチン人だがイタリアのパスポートも持っている)が、現在はベンチが定位置となっており、アピールの機会に恵まれていない。
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