トリノFC情報局

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トリニスタのイタリア紀行①〜無事トリノに到着!〜

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中国、ドイツを経由し無事にイタリア入りに成功!

 

僕のTwitterをフォローして下さっている方ならご存知だと思うが、僕は昨日からイタリアにいる。3ヶ月間という長くない期間ではあるが、グラナータストアに行きそしてトリノFCの試合を見...ゴホン、語学留学のためだ。これから1週間トリノ中心街近くのアパートにホームステイをし、来週から少し離れた場所にアパートの一室を借りる。

 

中国とドイツを経由してのフライトだったがとにかくトランジットが長く、どちらでも入国し宿泊することに。中国ではホテルの近くに見事に何もなく、空港のセガフレード(ちなみにトリノのスポンサーである)でサンドイッチとコーヒーを口にした以外大して食事もできず。ぶっちゃけ「タクシーの運転手が無愛想」という印象しか残っていないが、ドイツではホテルにレストランがあり、そこでリゾットとハンバーガーに舌鼓を打った。

 

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身体は小さいながら自他共に認める大食いの僕ではあるが、完全にヨーロッパを舐めていた。写真で伝わるかどうかわからないが量がとにかく多い。僕自身食べ物を残すのはあまり好きではないし、なんとか完食を試みたがポテトを少し残してしまった。反省。店員さんも非常に愛想が良く、ホテルのフロントの従業員の方々、空港までのバスの運転手さんをはじめ全体的にかなり親切な人ばかりだった。ドイツ最高!機会があればまたしっかり観光してみたいと思う。

 

ドイツからイタリアは非常に近い。フランクフルトからトリノまで1時間弱のフライトであっという間に僕の夢の場所に到着した。短いフライトではあったが隣に座っていたアメリカ人のAさんと仲良くなり、バケーションをイタリアでの一人旅で過ごす彼と市内行きのバス券売機に並ぶ。

 

「どうやって買うの?」

「どこまでのチケットを買えばいいんだ?」

 

前方の観光客とみられる人々が苦しんでいる。すると僕らの後ろにいたイタリア人の女の子Lさんが僕ら迷える子羊たちを救ってくれた。女神だ。今でもそう信じて疑わない。彼女はユヴェンティーナだと言っていたが、そうでなければ告白していたところである。危なかった。さらに、色々教えてくれたお礼としてAさんがLさん含む僕らのチケットを買ってくれた。はたまた、市内まで案内してくれたLさんは僕のステイ先へ行くためのバスのチケットまで購入してくれた。女神だ(2回目)。よって空港からステイ先まで、なんと1ユーロも支払わずに到着することができたのだ。出会いに感謝。この言葉に尽きる。市内までの行動を共にしたアメリカ人のAさん、イタリア人の女神Lさん(連絡先も交換しました)には改めて感謝したい。いつかまた会えるといいな。

 

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ステイ先に到着しまずしたこと。もちろんセリエAの観戦だ。ちょうどキエーヴォ戦が始まるところだったので、DAZNを使いシモーネ・ザザの得点による1-0の勝利を見届けた。内容は良くなかったが、それでも勝点3には変わりない。ここから成熟度を上げ、ヨーロッパリーグ出場に向け邁進して欲しいところである。

 

「ガッロ今日もダメだな」

「ボールロスト多すぎて信頼できん」

「ガッロ下げてザザ出せ!」

 

いつものようにこんなことを言いながら試合を眺めていた僕だが、翌日の出来事は今でも信じられない。学校での初日が終わり、用事があったので郵便局へ行き、長蛇の列に並ぶ。「全然進まんやん、、腹減ったなー」とか思いながらふと入口に目をやると、昨日さんざんディスったあの人、アンドレア・ベロッティが奥さんと犬を連れてやってきたのだ。セリエA熟練のディフェンダーたちのごとくガッロに厳しいマークを敢行した僕は、しょうもない名前ペンとしょうもないノートしか持っていなかったもののなんとかサインをゲット。この日の僕のハードマークぶりはGazzettaも7.0の採点をくれるはずだ。

 

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郵便局には他にもたくさん人がいたが、サインをもらいに行ったのは僕だけだった。気づいていないのか、それとも気づいているが敢えてそっとしておいてあげてるのかは分からなかったが、聞けばどうやらトリノ市内でガッロに会えることは非常に稀なことだそうだ。初日からこんなラッキーに遭遇しちゃっていいのかという思いだが、「Sono giappone granata. Forza Toro(日本のトリニスタです。頑張れトーロ)」と拙いイタリア語でガッロに喋りかけると、僕の目を見て「Grazie(ありがとう)」と言ってくれたことは一生の思い出になった。

 

ガッロに遭遇した後、待ちに待ったグラナータストアでのショッピングへ。ダニエレ・バゼッリのネームを入れた今季のユニフォーム、そしてジャージを購入。あとで気づいたがマフラーを買うのを忘れてしまった。欲しくないけど。「欲しい」というよりは「買わなければならない」という使命感を感じているので、必ずまた行こうと思う。欲しくないけど。

 

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この日の夕食は最近知り合ったトリノ在住の日本人トリニスタ、Oさんご夫妻にご馳走になった。あのパスタ、麺は生麺だったのかな?話に夢中になっていて聞かなかったが、めちゃめちゃ美味しかった。ピザ専門店らしいのでまた今度ピザを食べに行ってみようと思っている。さらに、Oさんご夫妻には美味しいイタリアンをご馳走になった上、セリエAのチケットを販売しているお店やスリの多発する場所を教えて頂いたり、さらには家まで送り届けて頂いた。なんらかの形でこのご恩はお返ししたいと思っています。本当にありがとうございました。

 

という感じで始まった僕のトリノライフだが、とにかく出会った最高に優しい人たちのおかげで、なんとか不自由なくやっているという感じだ。僕自身がもっと成長するために、語学力を伸ばすために人の優しさに甘えてばかりもいられない。僕も来月で23になる。そろそろ色んな意味で大人にならなければと思い決心した(たった3ヶ月だが)今回のトリノ留学、価値あるものにしたいと思っている。次回は来週引っ越した時にでも書こうかな。