トリノFC情報局

セリエAの古豪・トリノFCの情報を掲載しています。コメントお待ちしてます!

スコア以上に歴然とした力の差...トリノ、ホームで完敗

f:id:sft1995:20171218120332j:image

 

トリノ 1-3 ナポリ

 

得点者 :  4’ クリバリ(ナポリ)、25’ ジェリンスキ(ナポリ)、30’ ハムシク(ナポリ)、63’ ベロッティ(トリノ)

 

 

選手採点(Toro News)

 

シリグ 6.0

デシルヴェストリ 5.0、エンクル 5.5、ブルディッソ 5.0、モリナーロ 6.0

リンコン 5.5、ヴァルディフィオーリ 5.0(リャイッチ 5.0)、バゼッリ 5.5

ファルケ 5.5(エデーラ - )、ベロッティ 6.0、ベレンゲル 5.5(ニアン 5.5)

 

 

ミハイロヴィッチ 記者会見

 

ナポリが今日のようなプレーをすれば、食い止めるのは困難なこと。彼らは我々よりも強いチーム。それだけだ。出だしは悪くなかったが、すぐに失点してしまったね。ナポリは4本の枠内シュートを3得点に繋げてきた。もっと上手くやれていれば、ここまで苦しむことはなかったと思う。だが彼らは強く、我々との対戦ではいつも攻撃陣が爆発してしまうんだ。最初の失点?我々はゾーンで守っていたが、アランがフリックしたボールをクリバリにやられてしまった。あれは最悪のゾーンディフェンスだったよ。彼らは我々の弱点を的確に突いてきたね。だが、我々にも前半終了間際にバゼッリにチャンスが訪れた。布陣を変えた後は、少し良くなったね。我々はゴールを目指し攻撃を仕掛け、ファルケにも惜しいシーンがあった。最後の交代枠を使いエデーラをピッチに送り込んだ直後、リャイッチが負傷してしまった。ベンチにいる選手は全員良い状態だったから、非常にアンラッキーだったよ。我々は10人でのプレーを強いられ、ゲームオーバーとなった」

 

「リャイッチ?彼については全てがクリアだ。先週の態度について彼は反省していたし、今日はピッチに戻した。交代枠を使い切った後に彼が負傷してしまい、我々は数的不利を強いられることとなったが、これはヴェローナ戦でベロッティにも同じことが起きたね。リャイッチの怪我の状態はまだわからない。検査する必要があると思うよ。ベロッティ?彼は良い状態だ。彼はゴールを欲していたし、今日はその望みが叶ったね。カンピオナートでは久々のゴールだ。これからまたコンスタントにゴールを決めてくれるはずだよ」

 

「問題はフォーメーションにあるわけではないよ。君たちメディアは”4-2-3-1に問題があるから4-3-3に変えるべきだ”とか言ってなかったかい?今日は相手が強く、我々よりも良い動きをしていたというだけだ。我々はベロッティをクリバリに、バゼッリをジョルジーニョにマークさせることでアルビオルからの配球を妨害しようとした。そんな中でセットプレーから失点してしまったんだ。我々はゾーンディフェンスを採用しているから、ナポリの選手よりゴール側で守っていた。2失点目のシーンでは、センターラインがナポリのストロングポイントだということをわかっていながら、あまりにも自由にさせすぎたね。組織として良くないプレーをしたよ」

 

「この試合でポジティブだったのは、ベロッティのゴール、0-3というスコアの中でも諦めない姿勢、途中出場の選手たちのプレーぶりだ。ニアン?彼はコンディションが悪く、今週は2度しか全体練習に参加していなかったんだ。リャイッチは負傷してしまった。今起用可能な選手たちでやっていくつもりだ。全員が重要な駒だ。誰も欠くことはできないよ。次に向けて、できるだけ多くの勝点を目指して準備をしていく」

 

 

 

ラツィオに勝利した良い雰囲気のまま臨んだナポリ戦だったが、力の差を見せつけられたゲームとなった。サッリによる組織的なハイプレスでトリノのビルドアップはほぼ無効化され、ほとんど何もできずに90分が過ぎてしまった。ミハイロヴィッチは「相手が強かっただけ」的なコメントをしているが、あまりにもやりたいようにやられ過ぎていたと思う。ナポリには及ばないにしても、トリノにも自信を持てるスカッドがある。ELを本気で目指すのであればこんな試合は許されないし、ミハイロヴィッチは指揮官としての限界を露呈しつつあると感じた試合だった。あとはリャイッチの状態が気になるところだが、カンピオナートでの強豪との連戦がここで終わったことは不幸中の幸いと言える。年内残り2試合はきっちりと6ポイントを獲得し2017年を締めくくって欲しいところだ。

 

 

Sempre Forza Toro