ブルディッソかリャンコか。指揮官ミハの選択。
トリノは、アントニオ・バレーカを除き、全ての選手が戦線復帰。リャンコ・ヴォイノヴィッチも10月に負った足首の負傷が癒えたところだ。リャンコは復帰まで結局1ヶ月もかからず、予想を遥かに上回るスピードでの回復となった。しかし指揮官シニシャ・ミハイロヴィッチはサン・シーロで行われた前節インテル戦でリスクを冒す事を好まず、ニコラ・エンクルの隣にはニコラス・ブルディッソを起用している。
このアルゼンチン人センターバックは、10年以上に渡るトップレベルでの経験、そして闘志を全面に押し出し見事なパフォーマンスを披露。インテル戦での彼の完璧なプレーぶりは、ミハイロヴィッチに悩みの種を作ったかもしれない。議論の余地も無いほど安泰なエンクルの隣で、誰をプレーさせるべきか。リャンコとブルディッソは、どちらもレギュラーに値する選手なのだ。
恐らく、現時点ではこの97年生まれのブラジル人DFが、ミハイロヴィッチのファーストチョイスだろう。リャンコは若くして完成された選手であり、サンパウロからの購入は正しい買い物であった事を、彼は自らの力で証明している。今のところ、キエーヴォ戦でスタメンの座を獲得するのはリャンコになりそうだ。確かにブルディッソ抜きでインテル戦を戦うのは不可能だったし、仮にキエーヴォ戦で起用された場合、キエーヴォは2ゴールも決める事が出来ないだろう。だが、それは過去の話。大事なのは現在、そして未来だ。誰が何と言おうと決めるのは指揮官。ミハイロヴィッチの決断に注目だ。
by Toro News
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